不都合な真実

下関で使う銀行口座は山口銀行にしておりましたが、近い将来、京都に戻る
身としては不便になると思い、郵便局にかえました。郵便局だったら、
何たって全国区！　一番不都合が少ないと思ったのです。

ところがです。いざ、郵便局を使い出すとですね、不便極まりないのです。


写真の下の方、「ATM」の欄を見てくださいな。
ATMの取扱時間の短いこと、短いこと。おまけに土曜日は半ドンだし、日曜日、
祝日は取り扱ってないのです。
大体ATMってーのは、営業時間外に現金を出し入れできるからこそ、価値が
あるもんなのにねー。

どうやら特定郵便局のATMの稼働時間は、この写真の表と同じのが多いみたい
なのです。


ちなみにこれは、「西中国信用金庫（旧シモシン）」西山支店のATMを使用
できる時間です。

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特定郵便局のATMは、特定郵便局の営業時間と密接にリンクしていまして、
家族経営的な人員体制の中では、ATMの取扱時間の拡張はちょっと無理みたい
ですね。

小泉元総理以後の郵政民営化路線に、特定郵便局の団体さんは反対運動を
続けていますけど、長いスパンで見ると、郵政民営化路線の方に分がある
ように思えます。

消費者はいつでもどこでも出し入れできるＡＴＭサービスを望んでいます。
既得権はそのままだけど、消費者の望むサービスには応じられないという
構造を変革できない限り、二十年後に今の特定郵便局は存在していない
でしょうね。

唐戸の商店街が市役所の移転反対だと言っていることと、構造は同じだよね。

唐戸商店街を夜の７時に通ってごらんよ。あんなに暗くて寂しい商店街は
ないよ。夜も開けておくほどの人件費が出ない商店街ってのは、商店街と
しての使命は、もう終わってるのじゃないでしょうか。

政治や行政が衰退する業界を援助したりするのは、悪いことではないのですが、
下関全体を衰退する業界に追随させる必要はないと思います。

彦島から遠くなって、ちょいと不便に思うかもしれないけれど、市役所が
新下関に移っても仕方がないでしょうね。
「海の港」の地勢学上の重要度は、二十一世紀になって明らかに低下して
るんだから、新下関移転でいいんじゃないでしょうか。

by K