壁屋の十勝情報

出来るだけ十勝(帯広)情報を提供しようと思っています。北海道のなかでも北海道らしい十勝地方を知って!!

(正式) 千代田新水路

2007-04-12 17:48:56 |  幕別町・池田町
 朝起きて、、、ビックリ


 『雪が・・降って、、、積もってるジャン』

 まあ。GWに雪が降ったことがもあるから、別に驚くことではないですけどね


 さて。本題に

 【以前のブログ:千代田新水路】というのを紹介したのは、去年の6月。
 4月に入り、正式に作動しましたので、今回、紹介します。

 ちなみに。。。フル稼働状態ではないです。。。追々、紹介します。



 まず。施設の概要から。。。

 ゲート4門の分流堰(せき)と、本流路、河川に関する研究を行う実験水路から構成されていて、併せて、階段式と水路式の魚道、半地下式で鉄筋コンクリート2階建ての魚道観察施設を整備しまして、総事業費320億円を掛けた新水路です。

 ん? 分かりづらい??


 分かってよ~~~


 そんなことを書いちゃダメですね


 この広大な十勝を縦断する、『十勝川』ですが、『水の大樹(たいじゅ)』(アクア・コスモス)と呼ばれる川だけあって、支流が沢山あります。
 その十勝川ですが、以前(昔)は、洪水もあったりして、農業王国の十勝としては、洪水対策として、かなり高い堤防を作ったりしていました。
 現在では、そんな大規模な洪水は起きないのですけど、それでも、治水(洪水)対策の一環として、十勝川の新水路が造られました。



 約400mある、可動堰と魚道施設です。
 可動堰というのは、水量調節の出来る『堰』で、水量が多くなれば、堰を空けて水を流し、通常では、閉めて水を溜めておくことが出来ます。



 写真では、2門。堰を閉めています。
 この水路の向こう側に、『十勝川』の本流が流れています。




 可動堰の管理棟です。
 以前にも書きましたが、展示施設や、展望施設も併設された施設となります。

 元々、洪水対策としての新水路ですけど、現実としては、ちょっと違っています。



 魚道が併設されていて、サケやマスなどの魚が通れる道を作っています。
 北海道としては、環境保全をしない限り、この様な『堰』や『ダム』を造ることは原則としてしません。
 この新水路は、『北海道立十勝エコロジーパーク』と隣接していて。。。と言っても、少し離れているけど。。。
 まあ。いいや。。

 とにかく。自然環境を保護するのも目的として作られているので、『可動堰』となったのです。
 通常の『堰』であれば、実質予算の半分以下で済みます。それでも、『可動堰』となったのは、これで分かってもらえるかな



  魚道です。
 実は、この魚道、地下から直接、魚達を見ることが出来ます。
 今はまだ、公開をしていません。

 一般公開するのは、雪水がなくなる、7月からだと聞いています。
 サケやマスなんかの、お魚達を、同じような目線で見ることが出来る施設がもう少しで開放されます

 もう少しすると、緑も鮮やかな状態で、お魚さんたちと戯れる子供たちも見ることが出来るでしょう

 その時。また。報告しま~~~~す

【千代田新水路 ・・地図・・ MapFan版】