緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

台風は秋にも到来

2010年10月21日 18時12分46秒 | 季節
10月21日(木)  

 朝の散歩、台風の影響か雨雲が低く垂れ込めて今にも降り出しそうな空模様で雨傘一本携えて秋の刈り入れの始まった水田地域へ足を向けます。すれ違いの散歩人も雨靴姿、これと言った変化の無い朝が始まっています。水田地域へ出ますと白い円筒状の干し草保管具が目につきます。中身は稲ワラか?それとも家畜用稲ワラか?同じ稲ワラでも籾を取り終えた稲ワラと家畜用稲とでは籾の活用が異なって来ます。



さて、この干し草保管具の中身はどちらだろうと考えながらスタコラと砂利道を歩きます。畜産それも子牛生産を主とする農家では稲ワラは貴重な家畜飼料、まして休耕田や不在農家の水田は格好の家畜用飼料の生産現場であります。畜産農家には飼料費軽減は常に頭にある事で、志布志港に荷揚げされる米国産トウモロコシに全面的に頼っていない事の証明が干し草保管具かと思います。



こうして食料生産現場を朝の散歩途上で眺めますと、日本の食料自給率四〇%の数字をどのように理解すれば良いのだろうと考えますが、生産現場を直に肌で感じ取る環境がある事は少なくとも数字のまやかしや誇大表現には惑わされないと自分に言い聞かせます。米国産トウモロコシ系列に巻き込まれないようにする。何のために?食料に関しては未だ知り得ない情報がありそうです。その様な疑問から農業を広域的に眺めますとミツバチ騒動のような問題に出会うかもしれません。



さて、昨日に何気なくのぞいたテレビ画面、ニュースは奄美大島の集中豪雨を報道しております。台風の影響なのか低気圧が奄美大島上空で停滞して異常気象、豪雨災害が発生しており、どうやら奄美市住用町の災害地は国道五八線添いの集落、もしそうであれば先月旅した瀬戸内町古仁屋へのドライブコース上にあります。海が間近ながらもテレビ画面は土砂災害の様子を映し出しております。



奄美大島の知人宅へ電話しますが、最初の電話から既に三〇時間が経過しておりますが、未だに電話故障は復旧しておりません。原因は集中豪雨、短時間の集中豪雨は山肌を削りとり豪雨は土石流として民家に襲いかかり周囲を埋め尽くしております。九月に目にしました山間の集落が目に浮かびます。海が近いので集中豪雨による災害は無いだろうと思いますが、原因を地球温暖化に覆い被せるのか予測を超える天候異変がこれから思いがけない場所で起こると理解しました。



ネット検索しますと、どうやら、南シナ海を通過中の台風13号は二三日頃には広東省に上陸しそうな勢いです。その勢力は二〇〇五年にメキシコ湾から北上して米本土に多数の死者をもたらしたハリケーン・カトリーナ並と言います。中国華南沿岸添いは二一日から三日間は台風と寒波の影響で暴風域になると報じております。南九州に台風来襲が無ければ近隣諸国に押し寄せているのかと複雑な気持ちになります。国内情報だけに目を囚われますと東アジアがかすれて見えます。


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