緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

日本は不況にあらず

2008年11月30日 19時07分12秒 | 健康
11月30日(日) 

手には厚手の手袋、体には登山用カッパを着込み歩きますと何とも言えぬ爽快感に体が包みこまれます。歩く事の楽しさが全身にみなぎり目に入る風景がいっぷくの絵画に見えて来ます。それでも日曜日の観光地海岸を歩く人はわずかハワイホノルルの海岸より絵になります。沖合から眺めればナポリよりもすばらしいと昨夜の乾杯音頭を取った自称漁師ライオンは壇上で声高らかに自慢していました。


別府湾の日ノ出

今朝の散歩は別府市北浜海岸、宿泊ホテルより海に向かって十分ほどの距離にあり護岸は遊歩道として整備されており北の先に見えるヨット係留と漁港を兼ねたハーバーが温泉ホテルの建ち並ぶビル街にアクセントをつけています。


観光砂浜をまもる護岸

横目で眺める朝のホテル駐車場は満杯、観光バスもすでにスタンバイ状態、観光地として別府市は変わらぬ強さを堅持しています。中学校三年生修学旅行以来五〇年越える年月が通り過ぎりましても一段と観光都市として整備された感があります。そして、別府の街から眺めても日本は豊かな国に変身した事を改めて感じます。


朝の別府湾で就労する漁船

そんな思いで昨夜のことを振り返りますと、別府ライオンズクラブが結成五〇周年記念事業として「別府市内小、中学校22校へ防犯カメラシステム一式を設置(寄贈)」した経費は如何ほどだろうと頭でソロバンをはじきます。二年後には同じく結成五〇周年を迎える都城ライオンズクラブ、それなりにけじめの奉仕活動事業を実行しなければなりません。


定期検査は船の宿命、ヨットとて宿命から逃れるすべはない

温泉を越えるは観光商品は日本各地を探しても他に有りそうに無いですな。散歩後にホテルの温泉につかり体を温めてさっぱりとした気分になります。ホテルをチェックアウト後に別府駅を九時五一分発の特急ニチリン号は定刻に発車、都城駅には途中宮崎駅で乗り換えて午後二時過ぎに到着、九州隣県で約四時間半の列車の旅、読書の時間です。


働き癖をやめるか、船遊びに残りの生命をささげるか、ぜいたくな悩み、だけど楽しい選択

永いこと小説を読む時間を忘れてしまい最近のベテラン小説家の作品ですら縁がありません。 福岡の同窓生が帰省したおりに手渡しでもらった文庫本「レパントの海戦・塩野七生著」都城大分間の列車旅にはほどよい本の厚さです。往路に半分帰路に半分読み終えます。ベネツィア国があったなぞ知りもしない、何たる無知か!それでも地中海は大型タンカーで航海した経験もあり寄港地の一つであった長靴土踏まずの位置にあるタラント市で出逢った人々の表情や波の色合が浮かんできます。


地球上に鳥のいない光景ってあるだろうか

都城駅に着きますと迎えの車がいません。市内に二番目のイオンモールが開店して新店所在地の栄町界隈から駅に至るまで車の渋滞。イオンモール早鈴店と新装イオンモール栄町店は二キロ程の距離にあり、何を今さら大型店二店舗も小さな地方都市に開店するのか、どうしたことか?栄枯盛衰は世の常とは言え、変わらないのは人間の業、戦争を今も続けるアメリカ、確かに国力は落ち込んでいくでしょう。しかし、この渋滞は戦争を六〇年もしない日本国の不況でない証しか、角度を変えれば愚かでもあります。


海鳥カモメも種類が多くて、盆地の鳥と異なり図鑑を見比べてようやくユリカモメと判断します

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
朝の別府湾で就労する漁舟 (残したい(また見たい)写真)
2008-12-01 06:52:05
 良いですねえ 微かな遠くの島か雲か
 力強く飛ぶ鳥のたくましさ
 どうしたらこんな銀色のきらめきが撮れたか
 妬んでしまう まさに光る海
 主役なのに脇役のように慎ましい漁舟

 美しい日本です
 今日は小生も古い神社を昇ります
 思い切ってたっぷり歩き
 残る秋も楽しみましょう(祈)
 
 
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