緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

祭りの出会いは楽しいものThe thing that the encounter of the festival is pleasan

2010年11月17日 18時15分06秒 | 民俗芸能
11月17日(水) 

 朝からすっきりと晴れ渡った秋の空、気分も爽やか、体調も万全、それにしても朝の仕事始めから車で走り回りお客様とお会いして目が回ると言えばオーバーですが、仕事を一通り終えて午後三時過ぎには頭の中はすっかり飽和状態、それに反してネットへの筆力はすっかり空っぽ、パソコンの前に座り込みどっかと一息入れます。


今朝の水辺で観察したササゴイ

半日を振り返りますと記憶の中には刈り入れを終えた耕地の広がり、飼料となる稲ワラをパッケージ化する作業が現場では続いています。農夫はほんの少人数、これで作業が捗るのかと思いますが、後は機械の力。こうして幹線道路を避けて広域農道を使い日常の中でふんだんに農地を眺めますと、この広がる盆地が放棄農地で埋まるとはとてもとても絵空事の極みだと思います。印象に残るのは豊かで恵まれた秋の風景です。



常日頃、関心事の一つに日本の稲作はどこまで遡れるのでしょうか?毎度書くことですが、城盆地の稲作は横市川添い河岸段丘の坂元B遺跡で、二千四百年まで遡っていますので次の遺跡発掘は何処であろうかと関心を引くテーマであります。火山灰土壌層その下層の遺跡発掘で南方系稲作民の存在が確認できるのか?止むことのない関心事です。農業者とはその地に長年住み着いている人々の子孫ですから、様々な角度で学ぶことが数多くあります。口の重い人々でもあり気長にお付き合いする機会を探します。



稲の収穫を終えますと五穀豊穣を祝う秋祭り、地方紙には各地の祭りに関する記事が掲載されてあります。県北へは東九州自動車道が西都ICまで延びましたので祭り見物もかなり楽になりました。今日の紹介記事に西都市尾八重神楽の練習光景が写真付きで紹介されております。今月二七日夜から翌朝まで三三番を尾八重神社境内で行われると。銀鏡神楽と比較対象すべきと思っておりますが、両神楽の関連性は山伏の鎮魂動作がポイントか、が、まだ仕事に追われる年が続きます。



取り敢えずは近々、隣市曽於市住吉神社の流鏑馬が二三日午後一時より神社境内で開催されます。昨年は女射手二名と小学生一名の三人が主役となり、華麗できびきびした手綱さばきと弓の巧さを観衆が一心となり堪能しました。大隅半島で鎌倉時代に盛んに催された流鏑馬が九百年も神事として継承されているのは恐れ入るのみです。肝付町四十九所神社でも流鏑馬が催されており、十月第三日曜日が毎年開催日とあり、来年こそは!です。こうして周囲を眺めますと秋の関心事は民俗芸能で埋まってしまいます。



こうして祭りに思いを馳せますと人々の穏やかな思いが伝わってきます。祭りとは出会いの場でもあったのであり、新たな出会いがあるのもこれからも同じでしょう。どのような出会いがあるか?県北の夜神楽には寝袋持参で出掛けましょう。



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