ズッキーニの味噌煮込みBlog版

コンピュータのこと、食べ物のこと、なんでもないこと、とんでもないこと。

すれ違い夫婦の週末

2007年11月18日 20時50分15秒 | Weblog
質が落ちた「居酒屋 燔(ばん)」のランチ

切り身の衝撃

 と、最近外食についていない。

 かのさんちの週末は土日どちらかで外食夫婦しているのだが、今週は土曜日にアタシが仕事の会議。日曜は嫁さんが友達とフリマあさり。買い物もしていないので、日曜の午後から「山岡家」にラーメンを食いにいく。

 混んでいたが、たまたま空いた小上がりの席に通してもらってラッキー。しかしその壁に貼られていた案内の紙を見てアンラッキー。諸物価高騰の折、価格を据え置くためにサービス券を本年末で廃止させてもらうという内容。

 ラーメン一杯に一枚のサービス券が出て、十枚でラーメンが一杯サービスになる。嫁さんはこれを貯めて自分の分を無料にするのを楽しみにしている。これがなくなるのは誠に残念だが、致し方なし。最近「バイオなんとかのせいでトウキビがなくなって物価が上がる」という、よくわからない話になっているのは困ったものだ。

    *

 帰ってきてから、MacBookにNeoOfficeを入れる。

 ときどきExcelシートやらWordのドキュメントを送りつけてくる不届きもの対策にOpenOfficeを入れるつもりだったのだが、どうもMacにOpenOfficeを入れるのはなかなかやっかいなことらしい。

 代替え策を探していたらNeoOfficeというのがあって、OpenOfficeのコードを使っているので同等機能という話。

 このソフト、世間的には「すべてがJavaで書かれている」という誤解があるようだ。ユーザインタフェースをMacに合わせるために、Cocoa-Javaブリッジなる手法を使っているらしい。つまりユーザインタフェースの構築のため、その部分だけにJavaを使っているのであって、機能コードはOpenOfficeそのものだということだ。

※ へー、そんなことができるのかぁ。おもしろー。

 なかなかよさそうなので、さっそく最新公開版をダウンロード。これに公開後のリリースパッチと日本語パッチを当てると安心。ただし最初のインストール時に本体が一度立ち上がってきてそのままドックに居座るので、そのままではリリースパッチも日本語パッチも当てられない。エラーメッセージがそうとわかるようになっていないので、ちょっと悩んだ。

 わかってしまえばなんのことはない。ドックからNeoOffice本体を終了させ、無事にふたつのパッチを当てることができた。機能的にはOpenOfficeなので、MS-Office文書の互換性についても当然ながら同等。まぁ許せる範囲。これで高価なMS-Officeを買わなくてもすむのだから、ありがたい。数日使ってみて納得したら少し寄付しようかと思う。

    *

 この作業の間に、日経BPからムックが届く。「Turbo DelphiではじめるWindowsプログラミング」だ。

 ヘルプを含めた商品品質が低下してきたため、アタシのDelphiは2005からバージョンアップをしていないのだが、どういうわけか自宅のデスクトップマシンだけが2005をインストールできない。正確に言うとインストール自体はできるのだが、起動するとランタイムエラーが出て先に進めない。理由がまったくわからない。

 かといって2007を買うのもしゃくに障るので、無料のTurboDelphiExplorerをインストールすることにした。リリース時期からいってこいつはDelphi2006をベースにしているはず。もともとそれもアップグレードに応じない理由のひとつだったのだが、Delphi2005との違いはごくわずかのはずだ。

 一度入れようとしたのだが、あっちからあれを落として来いだの、こっちからこれを取って来いだのと面倒なことを言うので、かんしゃくを起こしてやめてしまった。先日ちょっと仕事で検索していたら偶然この日経BPのムックが引っかかった。CD-ROM付きだからこれなら手間が省けるだろう…と思ったのは甘くて、利用許諾ファイルをWebに取りに行かなくてはならない。これが執筆時点からCodeGearのほうでWebページの改訂があったらしく、解説どおりには行かなかった。世の中ってそんなものよね。

 しかしなんとかインストールを終え、無事に起動もした。会社と自宅でまったく同一スペックのマシンにこれまた同一のWindowsXPを乗せているのになぜこのマシンでだけDelphi2005が起動しないのかという謎は残したまま、とりあえずこのマシンでもDelphiの開発環境が整った。

 趣味で開発中のプロジェクトをロードしてコンパイルしてみたら、ひとつだけ警告が出る。FileAgeという、ファイルのタイムスタンプを取得する関数を「推奨しない」と言っている。推奨しないのなら代替え案を提示するのが筋だろうと思うが、そういうつもりはなさそうだ。まったく紅毛碧眼のすることはわからん。

 情報を探したがこれに関するものは見つけられず。しかたがないので一番やりたくない「ワーニングレベルを落とす」という手口で切り抜けることにした。よい子は絶対に真似をしてはいけない。おぢさんたちのように海千山千の手練れものなら、やってもいいんだがね。

 それ以外は特に問題もなく、Delphi2005とTurboDelphiExplorerで相互にプロジェクトを管理できることがわかったので、まずはひと安心。これでどのマシンでもこの趣味のプロジェクトの開発を進めることができる。しかしなんでこのマシンでだけ…。

    *

 開発環境といえば悩みがひとつ。いまだにMacでは親指シフトを使うことができない。

 TeslaというドライバがあるようなのだがIntelMacには対応しておらず、しかも作者が開発を完了されている。どうやらその時点のソースをいただいてきて、最新の環境でコンパイルし直すと使えるらしい。

 しかしMacでコンパイラを使うというのがどうも気が進まない。だれか作者に了解をいただいてバイナリパッケージを公開してくれたらいいのにと思うのだが、Macはそういう文化はないのだろうか。そういうわけでもないのか、事情がわからない。

 とにかくいまだに、Macでは親指シフトが使えない。結局、ゴリゴリ書くときはVMWare Fusion + WindowsXPに落ちていくしかない。本体メモリを4GB実装したので、仮想WindowsXPに1GBおごってもビクともしない。これはこれで実に快適な環境ではあるのだが、どうもモヤモヤする。

 うん…モヤモヤするなぁ。

    *

 土曜日の打ち合わせにデザイナさんが持ってきたのが、12インチのころのMacBook。「古いんですよねぇ」と、しかし愛おしそうに操っている。もともと横長ワイド液晶はあまり好きではないので、この12インチMacBookの方がバランスがよく見える。モバイルMacとしてはこちらのほうが好みだ。

 そういえば年明け早々にMacBookのちっちゃいのが出るという噂がある。いままでもそういう噂はあったが、今度はどうも本当らしい(と、いままでも言われていたようだが)。MacBook nano という仮称までついている。ハードディスクではなくメモリDiscだとか、重量は1.5Kg程度とか、いろいろ言われている。

    *

 解像度を結局、ネイティブ(?)の1280 * 800 に戻した。

 MacOSのアンチエイリアシングは実に優秀で美しいのだが、やはりそれはネイティブの解像度の元で美しさを最大に発揮するようにチューニングされているのだろう。それ以外の解像度ではぼやけたりかすれたりして、どうも哀しい。

 アプリごとにフォントを設定したり、ブラウザの方はそのつどキーボードショートカットでフォントサイズのベースを変えたりして対応することにした。まぁ、慣れるとそう面倒でもない。多少の面倒があっても、美しい方がいい。女だってそう…いや、これは余計な話。

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