徒然なる日々からの歳時記

徒然なるままに日々の歳時・興味を綴っております。

素数ゼミの謎

2005年07月25日 | 本と音楽の話題
前々回に続いて話題はセミ

北米に13年,17年に一度大発生する変わったセミがいるそうです。ちょうど昨年が当たり年で,あれまーな映像が海外ニュースを賑わしていました。ジュウサンネンゼミ,ジュウシチネンゼミといって,本当に13年ないし17年間を地中で過ごし,13年目,17年目の夏に一斉に地上に現れる,何とも不思議なセミなのです。

・何で一度に同じ場所で大発生するの?
・何でそんなに長い年月を地中で過ごすの?
・何で13年と17年なの?

誰しもが思う不思議なセミの謎を,日本人の学者が解き明かしたという話を思い出し,ネットに繰り出してみたら,下記の本に出くわしました。小学校高学年向けの読み物だったのですが,ちょうど出たばかりで,あまりにタイムリーだったので,買って読んでしまいました。吉村仁さんという先述の学者さんが,自らが執筆した論文の内容を子供向けに書き直したもの,上記の3つの疑問を解き明かす形で進む内容は,さながらミステリー,楽しませてもらいました。

吉村仁『素数ゼミの謎』文藝春秋

アメリカの周期ゼミの部屋(セミの家)
コメント (3)
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