ヒデマル的日常生活

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今年の8月12日

2011年08月14日 | ニュース
今年も8月12日が来た。

日航機墜落事故から26年が経つと言う。

事故当時、私は大学生で、栃木の山中でキャンプをしていた。

その後の御巣鷹山の惨状や高崎、藤岡からの遺族のニュース、4人の生存者など、刻々と情報は伝わって来たが、突然圧力隔壁の修理ミスを原因と伝えるニュースが流れたのは、8月の終わりだっただろうか?

その後、何冊か本を読んで、日航の体質や世話係の社員の苦労、癒されない遺族、益々疑問が膨らむ事故原因など、知るようになった。

特に事故原因は謎が多い。

事故調査委員会発表の「圧力隔壁破壊説」は矛盾点が多い。

曰く、修理ミスにより金属疲労が進んだ圧力隔壁が破裂し、外気より高い機内の圧力が垂直尾翼に流れ込み破壊したと言うもの。

これだと機内に突風が吹いて、機内の温度が急激に下がらないと、事象が一致しない。

ところが事故当時、一瞬霧が発生したものの、突風は吹いて無いし、気温も下がってない。

生存者からの証言があるので、ほぼ間違いは無い。

個人的には、1気圧に与圧された機内から圧力隔壁の隙間を通して垂直尾翼に流れ込み、飛行を繰り返す内に垂直尾翼のリベットが緩んで、ある時接合部に隙間が出来、垂直尾翼が破壊された、と言うストーリーが受け入れ易い。

ボーイングが「垂直尾翼の破壊説」を取らなかったのは、747のリコールに繋がりかねず、事故機固有の修理ミスにしたかった、と言われても不思議でない。

747はメンテナンスが全数検査からサンプリング検査に変わったり、経済的で確信的な機種だった。

元々軍用輸送機として設計され、採用されなかったために、旅客用に転用された経緯がある。

そして旅客用としてベストセラーとなり、大量輸送による運賃の低価格化をもたらした、戦略的な機種だった。

その機種に重大事故が発生したのだから、社会的な影響も大きいし、アメリカの航空産業としても、大問題だった筈だ。

なので、政治的・経済的な圧力が、事故原因救命に及んだ可能性が高い。

26年が経過して、747も現役を引退して、少ないとも国内は飛んでない。

日航も一度倒産した。

日航機墜落事故もどんどん記憶が薄れる。

事故原因を究明し、安全性を高める教訓は、引き継がれなければならない。

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