トヨタ「プリウス」の未来の対抗馬?電気自動車革命を牽引するテスラの底力(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース
アメリカのテスラのモデルSと言う電気自動車が発表された。その記事の要約は、
・発表2週間で711台の受注
・価格5万7400ドル
・ファミリーセダンで大人5人が乗車可能
・60マイル/時まで6秒
・45分の充電で300マイル(約480キロ)走行可能
・電池はリチウムイオンで、携帯用電池セル8000個!!
・電池技術は他メーカーにライセンス供与可能、ダイムラーで採用予定
さて、この電気自動車をどう評価すべきか?
気になる点は、
・航続距離
一回の充電で約500キロと言う距離は、電気自動車としては長いが、ガソリン車と比べると大したことはない。日本なら東京-大阪間程度。ましてや広いアメリカでは500キロの航続距離では不十分ではないか?
解決策としては、ガソリンスタンドと同様に充電可能なインフラを整備する、発電機を装備する、などとなる。以前発表になったGMのハイブリッドカーは、モーターで走行しガソリンは発電に使用していた。
インフラはもっと整備が困難だろう。高速道路のサービスエリアや道の駅への整備などが考えられるが、国策で進めない限り、中々整備は進まないものと思われる。
なので一番現実的なのが、シティコミューターとして短距離走行に限定する使い方だ。日本なら軽自動車の置き換えとしての需要だ。これなら航続距離は精々数十キロで済むし、すぐに自宅に戻って来れる。問題は軽自動車のリプレイスとしては、価格が高いこと。
・バッテリー寿命
携帯用リチウムイオンバッテリーの積層と言うのは、現実的でもあり大掛かりで笑ってもしまうのだが、気になるのは電池寿命。携帯と同じなら、日常的に使用し毎日充電していたら、恐らく2年ほどで電池の寿命が来ないか? 今の充電池の寿命は充放電回数500~1000回程度だったと思う。
リチウムイオン電池は高価だから、2年に一回交換してたら、多大な出費となる。
と言う訳で、現時点では電気自動車はプリウスのライバルとなり得ない。大体2週間の受注が700台では、プリウスに比較して一桁違うし、デリバリーが開始されれば、その差は開くばかりだろう。
と、安穏とした意見を掛けるのも何時までか。価格は量産化が進めば、劇的に改善する。これに政府の補助金などで、軽自動車と同程度の価格になったら、案外日本でも普及が進むのではないか。
要は中期・長期を見据えた政策に掛かっている。日本も揮発油税の暫定税率など早いうちに止めて、炭素税としてグリーン政策の原資とし、エコカー補助金、電気自動車や燃料電池車のインフラ整備、太陽電池や風力発電、地熱発電など、クリーン・エネルギー利用に本腰を入れる必要がある。いつまでも要らない道路ばっかり作っている場合ではない。
でないと、クリーン・エネルギー利用の先進国から脱落するのも、そう遠い将来ではないと思われる。
アメリカのテスラのモデルSと言う電気自動車が発表された。その記事の要約は、
・発表2週間で711台の受注
・価格5万7400ドル
・ファミリーセダンで大人5人が乗車可能
・60マイル/時まで6秒
・45分の充電で300マイル(約480キロ)走行可能
・電池はリチウムイオンで、携帯用電池セル8000個!!
・電池技術は他メーカーにライセンス供与可能、ダイムラーで採用予定
さて、この電気自動車をどう評価すべきか?
気になる点は、
・航続距離
一回の充電で約500キロと言う距離は、電気自動車としては長いが、ガソリン車と比べると大したことはない。日本なら東京-大阪間程度。ましてや広いアメリカでは500キロの航続距離では不十分ではないか?
解決策としては、ガソリンスタンドと同様に充電可能なインフラを整備する、発電機を装備する、などとなる。以前発表になったGMのハイブリッドカーは、モーターで走行しガソリンは発電に使用していた。
インフラはもっと整備が困難だろう。高速道路のサービスエリアや道の駅への整備などが考えられるが、国策で進めない限り、中々整備は進まないものと思われる。
なので一番現実的なのが、シティコミューターとして短距離走行に限定する使い方だ。日本なら軽自動車の置き換えとしての需要だ。これなら航続距離は精々数十キロで済むし、すぐに自宅に戻って来れる。問題は軽自動車のリプレイスとしては、価格が高いこと。
・バッテリー寿命
携帯用リチウムイオンバッテリーの積層と言うのは、現実的でもあり大掛かりで笑ってもしまうのだが、気になるのは電池寿命。携帯と同じなら、日常的に使用し毎日充電していたら、恐らく2年ほどで電池の寿命が来ないか? 今の充電池の寿命は充放電回数500~1000回程度だったと思う。
リチウムイオン電池は高価だから、2年に一回交換してたら、多大な出費となる。
と言う訳で、現時点では電気自動車はプリウスのライバルとなり得ない。大体2週間の受注が700台では、プリウスに比較して一桁違うし、デリバリーが開始されれば、その差は開くばかりだろう。
と、安穏とした意見を掛けるのも何時までか。価格は量産化が進めば、劇的に改善する。これに政府の補助金などで、軽自動車と同程度の価格になったら、案外日本でも普及が進むのではないか。
要は中期・長期を見据えた政策に掛かっている。日本も揮発油税の暫定税率など早いうちに止めて、炭素税としてグリーン政策の原資とし、エコカー補助金、電気自動車や燃料電池車のインフラ整備、太陽電池や風力発電、地熱発電など、クリーン・エネルギー利用に本腰を入れる必要がある。いつまでも要らない道路ばっかり作っている場合ではない。
でないと、クリーン・エネルギー利用の先進国から脱落するのも、そう遠い将来ではないと思われる。