老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

330;夫は死顔でも笑っていた

2017-08-24 00:24:20 | 老いの光影
夫は死顔でも笑っていた

84歳の婆さんは
うつ病と認知症が混ざり合い
同じ話を何回もして頂いたので
物覚えが悪い私ですが
ストーリーは言える
姑は、嫁のことを働き蜂だと思って
「嫁は働いていればいい。喰わせるのを惜しんだ。喰わせないのは一番ひどいと思った」
もう婆さんは亡くなっていないが
亡くなっていい人はいない
齢をとり病気を患い、寝たきりになっては「迷惑をかけるから死ぬ」しかない
あの世に逝った夫は
夫は、(病院で)亡くなる日はとても元気になった
握手ができ、夫はあの世に逝った
あの世から夫が戻ってきたら
もう一度一緒になりたい
夫は死顔でも笑っていた


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