老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

495;季節外れの台風

2017-10-28 20:29:50 | 春夏秋冬
季節外れの台風 

夏が短ったせいか
晩秋になっても
台風が発生した
明日も雨の日曜日
秋雨秋風
忍び寄る冬の影
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494;蕎麦祭り

2017-10-28 20:07:03 | 春夏秋冬
蕎麦祭り会場/白河関の森公園の紅葉 

蕎麦祭り

今日はあいにくの曇天
厚着で防寒し
寒さをふっとばせ
病気もふっとばせ
物忘れなんか気にするな
ということで
9人の老人とスタッフ6人
車に乗り
蕎麦祭り会場へ
駆けつける。
(会場;白河関の森公園)
新蕎麦を味わう
出店をのぞき
おでん、焼きそば、焼き鳥、ステック状のさつま芋・・・を食べ歩き
普段屋外では食べられないだけに
美味しさ格別







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493;過ぎ去る時間(とき)

2017-10-28 14:01:28 | 老いびとの聲
過ぎ去る時間(とき)

月暦は
日めくりのように
破り裂かれ
時間は無慈悲にも
過ぎ去り
気がついたときには
白髪になっていた私。

時間は川の流れと同じく
元に返ることはできない。

時間は無限の存在。
終わりのない旅はなく、
人は誰も土に帰る。
だから人は旅を楽しむ。
心の旅は終わりがない。



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492;老いの風景〔5〕 「何もしない・・・」

2017-10-28 08:39:47 | 老いの光影
老いの風景〔5〕 「何もしない・・・」

忙しさに追われているとき
「何もしない」で、ぼ~としたい、と思うときがある。

窓際に追いやられ 何もしなくていいと
机と椅子だけ置かれ 干されたら
疎外感から気が狂ってしまう。

88歳になった山下和生さん
定年になった息子から「何もしなくていい」と言われ
農作業の一切を息子にとりあげられた和生さん。
半年も経たないうちに
物忘れだけでなく
軽トラックの運転もできなくなってしまい
妻をはじめ息子夫婦の名前まで忘れてしまった。
何もしないで過ごすことは
老人にとっても過酷であり
水が滲み出すように記憶のピースがこぼれ落ち
自分の名前さえも思い出せなくなってしまう。

何かをすることで
誰かの役に立っている。
小さなことであっても
何かをすることで
そこには自分の存在を感じ
生きる喜びがある。

何もしないでいることは
自分の存在を見失ってしまう。

反対に、1日が8時間に感じるほど
忙しさに追われていると
心を亡くし 自分を見失ってしまう

「忙」は、心を亡くすと読める。
忙しいときほど
「何もしない」で
心の休憩が必要なときもある。



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