老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

449;上手な介護サービスの活用処方 第18話「認定調査の項目」⑯

2017-10-04 16:13:33 | 老いの光影
 上手な介護サービスの活用処方 第18話「認定調査の項目」⑯

3-3 生年月日や年齢を言う(能力)

1.できる
2.できない

ここでいう「生年月日や年齢を言う」とは、
生年月日か年齢かのいずれか一方を答えることができることである


1.質問されたことについて、ほぼ正確な回答ができる場合をいう
2.質問されたことについて正しく回答できない、あるいは、まったく回答できない場合をいう
・回答の正誤が確認できない場合も含まれる


・実際の生年月日と数日間のずれであれば「できる」を選択する
・年齢は、2歳までの誤差で答えることができれば「できる」を選択する

・年齢は数え年齢でも満年齢でもかまわない

認知症高齢者の場合 実際に接していると
年齢を正しく答えることができなくても
生年月日は正しく答えることができる 方が多い
生年月日は小学校のときから長い期間にわたり 書類記載や聞かれることが多く
すりこまれ記憶していることから、認知症があっても答えることはできる
本来ここでは、年齢のみを質問された方がいいのかと思うが
実際の認定調査項目は、生年月日も対象となっているから仕方がない

認知症高齢者は、年齢は忘れても生年月日は覚えている
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448;かかりつけ医

2017-10-04 12:03:40 | 老いの光影
 かかりつけ医

私自身 6週間毎に自治医科大学附属病院腎臓外科に定期受診している
高熱を出すと腎臓に大きな負担(リスク)を背負い
下手すれば人工透析に逆戻りしかねない
しかし、自宅から自治医科大学附属病院まで
高速道路を使い90分ほどかかるだけに
身近な町医者(かかりつけ医)をみつけ
微熱や体調が悪いときなど受診できる医院(クリニック)を見つけるとよい
幸い腎臓移植を経験された腎泌尿器科内科クリニックが近くにある

いま担当している95歳の男性老人は
腎臓癌、神経因性膀胱炎、心房細動、認知症の疾病があり
膀胱留置カテーテルも行っている
自宅では極端に水分を摂っていないため微熱が続いている
(ゼリー等摂るとよい、ことも長男夫婦に話す)
心疾患もあり、昼寝をしているとき酸素濃度(SPO2)が90を切ることもあり
自宅やデイサービスで寝ている間(時間)に、すう~と 息を引き取る場合もある
そのようなとき 119にかけ救急搬送を行うこともあるが
場合によってはかかりつけ医を呼んだ方がよい場合もある

95歳の男性老人の場合
現在、市内の総合病院の第2内科と泌尿器科を受診されている
先日在宅訪問を行う
長男夫婦と話し合いを行い、定期受診をかかりつけ医に変更されることに同意され
翌日、腎泌尿器科内科クリニックの院長に電話
担当医になって頂き、看取りまで行えるかどうか、
結果OKとなり
後日、本人・長男は総合病院から発行された診療情報提供書を持参し
腎泌尿器科内科クリニックを初診(以降定期受診)する日時まで調整した
ケアマネージャー(私)同席の了解も得た

いざというとき理解あるクリニックの医師の方が動きもよく助かる
勿論入院が必要なときはかかりつけ医から総合病院への入院もスムーズに行えるようにしておく
いままで受診されていた総合病院の泌尿器科、第2内科の医師とも関係が悪くならないよう気をつかわねばならない
それが一番やっかい
医師はプライドが高いだけに 担当医から町医者を紹介される場合は問題はないが
こちらからかかりつけ医を変更したい、という場合には
担当医のへそを曲げない、つまりご機嫌を損ねないようにしないと
救急搬送のとき診てくれなかったり入院を拒否される心狭い医師がいる
医師との連携はストレスが溜まる

10月13日、総合病院の医師との話し合いが待っている 
外来受診時同席を家族からお願いされ、
お蔭で認知症の研修会は欠席せねばならなくなった
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447;上手な介護サービスの活用処方 第17話「認定調査の項目」⑮

2017-10-04 03:00:24 | 上手な介護サービスの活用処方
 上手な介護サービスの活用処方 第17話「認定調査の項目」⑮

夜明け前の3時頃は
寒く
ひざ掛けと上着を一枚重ねるが
寒さが忍び寄る


3-2 毎日の日課を理解(能力)

1.できる
2.できない


ここでいう「毎日の日課を理解」とは、起床、就寝、食事等のおおまかな内容について、理解していることである。
厳密な時間、曜日ごとのスケジュール等の複座な内容まで理解している必要はない


1.質問されたことについて、ほぼ正確な回答ができる場合をいう
2.質問されたことについて、正しく回答できない。あるいはまったく回答できない。
・回答の正誤が確認できない場合も含まれる


・起床や就寝、食事の時間を質問して選択してもよい
・曜日がわからなくても、毎日の起床や就寝、食事の時間のおおまかな内容について答えられるときは、「できる」になる

3-2 毎日の日課を理解しているかどうか、
を認定調査ではねらいとしている
認知症高齢者の場合、日々の生活のなかでどの程度 時間を把握されているのか、具体的に認定調査員に話すことが大切です
時間という感覚がわからず、朝昼夕の時間の流れがわかっていない
例えば大雨が降ると日中でも暗いときは「夜」、昼寝から起き出したら「朝」などと話され、
時間の感覚がわっかていないなど、そのようなことも認定調査員に話さすとよいでしょう
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