横尾寛と平和の鳩

横尾寛と清水友陽の「平和の鳩」は札幌で演劇を検証し実践。
清水はいろいろと忙しそうだなあ。

劇団ひまわり『天才バカボンのパパなのだ』

2010-06-20 | 観劇した
何年か前から清水がやってる、劇団ひまわりの公演。

別役実・作の『天才バカボンのパパなのだ』は、平和の鳩を始めたときからいつかやりたいと思っていた戯曲なんだけど、まあ、そんなわけで、観た。

個々にはいろいろあるんだけど、
そうだな、それを先に言ってしまえ。

署長と巡査のやりとりが、やっぱり難しい。
書いてあることを誠実にやるしかないんじゃないだろうか。
彼らの生理とか、俳優としての希望に引き寄せると、だめだ。

あと、バカボンのしょーくんとか(ゴドーで少年をやった)、いわゆる「吹く」のが、気になる。
あんまり、よくないと思う。そこはまだ、こらえたほうが、ストイックでいい芝居になるんじゃないだろうか。
「吹く」ことに慣れちゃうとね。ゆるくなるよ。笑うとこ探しちゃったりするからね。

バカボンのママがすごくよかった。

で、思ったのは、
はっきりいってみんな下手なんだけど、魅力的に見えてしまう、これはなんなんだろうって、ちょっと嫉妬する。

で、思う。
俺が今、俳優集めて、それなり稽古もして、この本やって、これ以上に魅力的な芝居が作れるんだろうか。
ほとんど自信はないし絶望的な戦いのような気もするが、でもやらなくっちゃいけないよなあとか思って、あーやだやだ芝居は難しくっていやだなあと絶望的な思いで家に帰る。
















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