横尾寛と平和の鳩

横尾寛と清水友陽の「平和の鳩」は札幌で演劇を検証し実践。
清水はいろいろと忙しそうだなあ。

WATER33-39「もくもくのいとま」

2010-05-24 | 観劇した
5月20日(木) 19:30 ZOO

ばかばかしくていいんだが、清水の、そぎ落とした台詞が、あるリズムを生んで、そのリズムに、良くも悪くも、舞台が支配される。
きっと、残り5回とかやると、いろいろあるんだろう。
穴があって、台詞があって、そこに俳優7人を配置した、というかんじ。作業としてはそうではないはずなんだけど、言葉によって生まれたリズムのほうが強くて、配置されてるように見える、かんじ。敢えて言えば、ですが。
だから、そのリズムが崩れた瞬間に、どうしても魅力を感じてしまう。

あと、ボレロが流れ出した時点で、15分後に破局なのか大団円なのか、劇がそこで終わることが予想される。そのことは全然、いいんだけど、その中でボレロの15分を過ごすことは、これはたいへんにたいへんだ。
赤坂さんのハムレットの長台詞が大変おかしかった。
高橋さんはあいかわらずすごくへんだ。
自分のやりたいことしかやらない清水はやっぱりらんぼうな人だと改めて思う。

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