横尾寛と平和の鳩

横尾寛と清水友陽の「平和の鳩」は札幌で演劇を検証し実践。
清水はいろいろと忙しそうだなあ。

稽古

2008-11-29 | 日々
1128稽古。
前半部分を返したり。で、後半につなげたり。
難しい。
例えば沈黙みたいなものを許容するひとでいるのか、期待するのか、いや提示するひとでいるのか。必然としてそこに存在してしまうのか。
それは不条理を受け入れた人たちなのか、受け入れようと受け入れまいと不条理はそこに横たわってしまうものなのか、ということでもあるのだが。
難しいと思う。だから面白いのだけど。
あとあれだ。後半はもっとテキストを読まなくてはいけない。



TPS『秋のソナチネ』

2008-11-28 | 観劇した
TPS「秋のソナチネ」を観た。
ガンマイクを最前列で狙いながら。撮影の録音をしていたのだ。

面白かった。観て欲しいので詳しくはアレだが、ああなると、やっぱりそこから先は役者の問題になってくるなあ。
こいつのことを想像したい、と思えるかどうかということに。二組の兄妹が出るのだけど、説明はほとんどないから、あとは、その隙間を想像させるしかないのだ。
だから、同じくTPSの「春の夜想曲」の金沢碧さんはやっぱりすごかった。彼女の役に対しての説明はほとんどないのだけど(今回の登場人物同様)、それでもこの人のことを想像してみたいと思わせるものが、やっぱり碧さんにはあった。で、碧さん、体現しちゃうんだよな。すごいな。

役者を観て、想像したい。
それは、役者が観客の願いを引き受ける、背負う、というのとはちょっと違うと思うが。そこら辺を間違えると残念なことになる。

佐藤は、よかった。じょうずだった。芝居がじゃなくて、芝居のなかでやる、ある作業が。あと、木村。うん、木村くんね。

観てみて下さい。

対訳・注釈『ハムレット』大場建治

2008-11-27 | 日々
演劇大学で使う「ハムレット」を読んでいる。大場建治という人の訳、というか、対訳・注釈。
正確には「対訳・注釈 研究社シェイクスピア選集8 ハムレット 大場建治」。
原文(当時の英語、というわけではない)と対訳が載っているのでだいぶボリュームのある本。読むだけならすぐだが、注釈が面白いから時間がかかる。
原文があるというものいい。短い台詞でも、英語のニュアンスの意図するところを想像したりする。だから、やっぱり時間がかかる。
そのうえで、青井陽治の講義がある。どうなるのだろう。楽しみだ。で、その先にそれぞれの演劇が、それぞれに委ねられた演劇がある、はずだ。
地道な作業ではある。清く正しい大衆演劇の道は険しい。

稽古 1124

2008-11-25 | 日々
稽古。
現時点では演出が二人いるみたいなもんだから、これはいつかは破綻するやり方なのだろう。
が、今回はそれでやってみようと思う。
ディスカッションしながら作るやり方がいい、とは思わない。「お互いの意見を出し合いながら」、とかさ。いや、ディスカッションはいいのだけどね。
今回は、とにかく、それぞれが別役作品に向かう。それだけのことだ。で、相手に意見があればいう。なければ言わない。聞きたければ聞く。
そんなことでうまくいくのでしょうか。どうでしょう。わかりません。
しかし、今回はこれでいく。それで、なんとかこの作品を手繰り寄せたい。
次回はわからない。

演劇大学in札幌に参加しましょう

2008-11-22 | 日々
演劇大学in札幌、というのを何年も企画している。
2003年からだから、今度で6年目か。
そんなになるのか。
今年は11月~1月にかけて。

http://enngekidaigaku.seesaa.net/

使うテキストが講師の青井陽治さんから指示があり、11月29日のプレゼミまでにとりあえず5冊。
来週の土曜日からだから、参加者の皆さんも、きっと今頃猛烈に読んでいるのだろう。私も読んでる。とことん読んでみようじゃないか。
まだ参加できます。ぜひお申し込みください。
札幌の俳優の人は参加したほうがよろしい。演出の人も。私は俳優ではありません、演出でもありませんという人でも、演劇に関わることに決めた人は、きっとこういう話を聞いておいたほうがいい。
値段設定、安すぎた。
受講者ゼロだったら嫌だから安くしたが、それにしても、安すぎた。
高いと思う人は受けなくてよろしい。

とにかく、読む。話はそれからだ。

東京でいろいろ

2008-11-21 | 日々
仕事で東京に行き、ついでに3本観た。
トラム:岡田さん演出の「友達」、コクーン・蜷川さんの「表裏源内蛙合戦」、アゴラ:青年団「冒険王」。

冒険王は前から見たいと思っていたので、丁度よかった。
私が平田オリザという名前を知ったのは、芝居などには全くかかわりも無く、山と自転車に明け暮れていた10代のころで、自分にとって平田オリザというひとは、今でも半分くらい「自転車の人」だ。
で、「冒険王」というのはイスタンブールの安宿に滞在する日本人長期旅行者たちの話で、つまり10代半ばに世界一周自転車旅行をした平田オリザの自伝的戯曲なのだ。
正直に告白すれば、私は芝居をみてこんなに切ない思いになったのは初めてだった。理由は分かってる。そこに登場していたのは、10代の私と私が旅の途上で出会った旅人たちだったから。戯曲の設定は1979~80年あたり、私が同じようにあちこちの安宿で同じように会話を交わしていたのはバルセロナオリンピックの年、1992年。
この13年後か、とか観ながら考えてた。

稽古だ稽古だ。
帰りの飛行機でメリーさん読んでて、ひとつ重大なことに気がついた。だいぶ重大だと思うのだが。それを今まで見落としていたことにもあきれた。
稽古だ稽古だ。大事なことは2回言うといいみたいだ。

稽古

2008-11-16 | 日々
11月15日(土) 稽古
お互いの演技プランの確認をする。
その中で見えてきた、課題・ポイントなどなど。
それらを取り込みつつ、また、刈り取りつつ、形にしていくのだが。

本番まであと1ヶ月になった。

平和の鳩2008年冬公演「メリーさんの羊」

2008-11-04 | 2008年冬公演「メリーさんの羊」
平和の鳩2008年冬公演 『メリーさんの羊』
作:別役実
【出演】
男1 横尾寛
男2 清水友陽
女1 中塚有里/深沢愛/高子未来(日替わり出演)

【日時】2008年12月16日(火) 19:30
         12月17日(水) 13:30/16:30/19:30
         12月18日(木) 13:30/16:30/19:30
【会場】シアターZOO
    札幌市中央区南11条西1丁目ファミール中島公園B1F
【料金】日時指定 一般2,500円/学生・高校生以下1,000円
【チケット取扱い】大丸プレイガイド
【問合せ】090-6991-7043(WATER33-39)
heiwano-hato@mail.goo.ne.jp

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