横尾寛と平和の鳩

横尾寛と清水友陽の「平和の鳩」は札幌で演劇を検証し実践。
清水はいろいろと忙しそうだなあ。

パンツがぱっつんぱっつん

2009-01-30 | 日々
さあ駄洒落を言って下さい、どうぞ。
という機会がこの前あって、俺は渋い駄洒落をひとつキめてその難局を乗り切った。
ということを自慢したいのではなくて、駄洒落を言わなくてはいけない場面はかように潜んでいるわけだから我々は用心しなければいけないよということだ。
さらに問題なのは、先日のその場が駄洒落を言っているような場ではなかったということなのだが、しかし、よく考えてみようじゃないか。その場にいた我々に、駄洒落的なるものの侵入を許す何かがあったのではないか。もっといってしまえば、その場の誰もが駄洒落的なるものの出現を待ち望んでいたのではないか。
駄洒落的なるもの=道化と置き換えてもいいのではないかと思うが、さて、現代の演劇に道化の居場所はあるのだろうか、ということに話はつながる。やっぱそこまで考えなくちゃ。それは、もうそのまま、この現代に道化は存在しうるか、ということになりますが。
と、ここまで書いて思ったが俺はやっぱり道化よりトリックスターのほうが好きだな。
「夏の夜の夢」、やりたいな。

演劇大学終わる

2009-01-24 | 日々
3日間の【後ゼミ】が終わって、演劇大学2008in札幌終了。
後ゼミは、今それぞれが演劇について抱える問題を話し合う場、として設定していて、そのなかで今回の演劇大学の感想だとか次回の展望が見えればなと目論んでいた。
人に見せるためのシンポジウムではないから、話がまとまらないのはぜんぜん気にしていない。昨年演劇大学の企画を考えていく中で、僕とか清水とか菅野とかで、こうやっていろいろ話していること自体が面白いから、そのことを演劇大学でやればいいんじゃいか、そんなわけで設定した企画。でも、あの後ゼミでのありかたが、そのままその人の今現在の演劇だなあと、俺は思った。だから面白かった。
次回の演劇大学の方向付けまでには至らなかったが。

演劇大学は、愚直に、誠実に、パンクに、やっていきたいと思う。それは、僕が今思う演劇への思いだ。

「あなたのエゴをちゃんと通しなさい。」
羊屋さんに今回言われた言葉だ。
重い言葉だ。そして、本当にまっとうなことだと思う。
羊屋さんは物事の本質・核心を突いたことしか言わない。

今日は大通あたりで斎藤麻衣子たちのエビバイバイを見た後、新札幌でTPSが「冬のバイエル」初日だったから顔出す。その後、歩さんたちと新札幌高架下の居酒屋で飲んだ。たまには河岸を変えてのむのもいいもんだ。
飲んだ勢いでイヨネスコと別役さんをもって札幌を出てどっかでやろうなんて話をする。清水には今度相談するが、まあ、やろうよ。そういうことはさっさとやっちまったほうがいい。




携帯電話のメモリーが消えた日

2009-01-22 | 日々
携帯電話のメモリーが消えた。
全部だ。
もちろんバックアップなどは、無い。
あまりに突然だったので、人はこういうとき笑ってしまうのだなあと感心した。

だいぶさっぱりした気分だ。
お友達とメールとかしてる場合じゃないぞという戒めであろう。
とはいえ、電話しなくちゃいけないこともあるから、少し困り始めている。
俺、仕事もしてるからね、いろいろ。
というわけで、知人の皆様、私に電話とかメールとか送って下さい。
お願いしますおねがいします。

相談に行った1件目の携帯屋の態度があまりに悪かったので、狸小路の店に行く。
女の店員さん「・・やはり全て消えてしまっていますね、これはもう戻すことはできないです・・・」
俺「そうですよね」
女「以前ご使用されていた携帯電話はまだお持ちですか?もしあれば、その分だけでも改めて移すことはできますので、よろしければ・・・」
俺「あ、そっか、探してみます!」
女「はい!」
俺「でも、僕、机とか汚いからなあ、見つかるかなあ」
女「あら、そうなのですか?」
俺「うん、僕、お片づけとかうまくできないんです」
女「まあ、困った人ネ、ちゃんとお片づけしないとダメだョ!」
俺「うん!」

修理中の代替機を受け取って店を出た俺は、口笛さえ吹いていた。

演劇大学札幌【夜ゼミ】終了

2009-01-19 | 日々
演劇大学の夜ゼミ「ハムレットと俳優の7日間」が終わった。

ハムレットとオフィーリアの独白を、希望者チームでやって、
北川さんのひとりハムレット、
最後に15分ハムレットを4チームやった。

ハムレットの第一独白、ある人のを観て、不覚にも泣いた。
その人の芝居は、ものすごく下手なのだけど、泣いた。そんなことが起こってしまう。だから俺は演劇について考えることを続けるしかないのだろう。

15分ハムレットの最後の回でやった。
きっと、俺は、つまらない芝居をした。昨日のほうが断然よかった、と思う。
まあ、そういうことだ。そういうことが起こってしまう。
何が起きてしまったんだろう。何が邪魔したんだろう。
そういうことを考えていく冒険を続けていこうと思う。

大幅に時間オーバーして終了。
コンカリで参加者で打上げ。
その後、ぞろぞろと琴似の「ふる里」へ。
たくさん飲んで話して、ずいぶんはしゃいでしまった。
毎回少しばかりは反省するが、また繰り返す。なんでかっていうと、そのほうが楽しいからだ。きっとまた繰り返す。
それにしても、自分より若い俳優の人と芝居の話をいっぱいできて本当に嬉しかった。みんな、いろいろ考えてるんだな。これからも、話す機会があるといいのにな。話をしたい。今回はいろんな人が来てくれて、本当によかった。


今回の演劇大学の総括は、火曜日からの【後ゼミ】でやろうと思うが、参加者に深く投げかける講座がやれたのではないかと思っている。
青井陽治さん、本当にありがとうございました。最大級の感謝を。
あと、アシスタントで来てくれた北川さん。いつか札幌で、鳩で一緒にやりましょうよ、って約束をした。

飲みすぎた。明日は二日酔いだろうけど、まあよい。まだ1月だ。

平和の鳩の冒険は、始まったばかりだ。

演劇大学 6日目

2009-01-18 | 日々
1月17日土曜日は演劇大学札幌の6日目。

ハムレット第一独白とオフィーリアの独白。
あと、マイズナー・テクニックの紹介を清水他数名を使って。
後半は15分ハムレット。

30名超の人が参加していて、いろいろなありようがある。
ああ。
そのありようが、きっとその人の演劇なのだろう。

ああ
私は、やらなくちゃいけないことばかりだ。
地道に愚直にやるしかあるまい。
それしかないと思います。

ああ
久しぶりにたくさん走り回ったから疲れた。

人がやるのを見てる。見ながら、次に鳩でやることについて考えてる。
ああ
考える時間だ。

あと、ニューヨーク帰りの羊屋白玉学長が本日から参戦。
しろたまさんには、2003年の立ち上げからずっと付き合っていただいている。
彼女がいなかったら、きっとこの企画は続いてはいなかった。
私は、これからの自分の演劇という形でその恩に応えていくつもりだ。
そんなことがあってもいいじゃないか。恥ずかしいけれど。
洋行帰りのしろたまさんを、生の魚介類を食う店に。喜んでいただけたみたいでよかった。


ああ
天よ地よ
明日は最終日です(20~22で”後ゼミ”というのがありますが)。

地下で飲んだ。

2009-01-16 | 日々
やっぱ、おでんにしようか。最終日の打上げ&交流会ね。俺、土曜の夜中に事務所で寸胴いっぱいに作るよ。で、翌朝コンカリに鍋ごと運んだらいいじゃんねえ。

演劇大学終わって、夜中は事務所で仕事。
のつもりだったが、地下で歩さんとTPSの連中が飲んでたので、つい飲んでしまう。がぶがぶとお酒をいただく。ヤマノというおじさんが寿司を握ってくれたので、それをぱくぱくいただきながら日本酒を飲む。
で、歩さんとこの前の『秘密の花園』の話とか。「よかったっすねえーーー」「よかったよなあーすげえよなあーーー」。それとうちの同僚とサッポロ周辺の演劇を巡るホットな話をいろいろして、ああもうすぐあさだじろう。

酔っ払ったからあることあることいろいろ言う。札幌の演劇はなぜ面白くないのか、なんてことを本気で聞く奴がいるらしいが、そりゃおめえ本が面白くないからだ。そればっかりは絶対だ。本が面白けりゃいいってもんじゃない、そんなこたあわかってるよ当たりまえだ。でも面白くない本は俺はやらないよ。だって面白くならないからね誰がどうやったって。絶対に。
今日は酔っ払ってるからぼくはもうダメです。隣では同僚がまだ仕事してる。おつかれちゃん。俺、もう寝るよ。6時半に起きて仕事するよ私は。
明日はハムレット第一独白とオフィーーーリアだ。こんなもの読んだら、全部出ちゃうよ、今の自分の俳優としてのアレが。だからどうしようもないのですが。
あと、寺山~唐~野田~岡田利規まで。この純度の高いガソリンのような刃物たちを見よ。

最終日に

2009-01-15 | 日々
あとさ、夜ゼミの最終日にはコンカリをちょいと延長してかりて、打ち上げ&交流会やったらいいんじゃないかね。
鍋だよな、やっぱ。でも40人だからな。鍋は、大変かな。
でも、鍋いいなあ。コンカリで鍋。
店とか行っても、狭いしね。
1週間もやれば、愛着もあるしよう。
実行委員会で検討しよう。

演劇大学札幌 3日目

2009-01-15 | 日々
演劇大学in札幌2008 3日目終了。
連日12時~22時半まで。

演劇大学を札幌で始めたのが2003年だから、今年でもう6年目。
6回目にして、ようやく納得できる企画が作れたと思ってる。

参加してる人たちはどうなんだろうな。

こんなのがきっかけになって、いい芝居する人が出てくればいいけどな。

あと、15分ハムレット(というのをテキストで使ってます)だけど、
みんな、そろそろ芝居、しようぜ。鳩もはやくやらなくちゃいかんなあ。
やらなくちゃいけないこと、やるべきことがたくさんありすぎる。うーん。あ、あとあのひととかあの人とかと、今度一緒にやりたいなあ、あの人に出てもらうのだったら誰の本がいいかな、なんてことを、帰る方向がちょっと近いから載せていただいている車中で、俺はベラベラと喋っている。いい気な俺。あと、サトウくんは変人だよねって話になった。もちろん誉めているのだ。


劇団東京乾電池『秘密の花園』

2009-01-10 | 観劇した
東京で仕事で、夜は下北沢で東京乾電池の『秘密の花園』を観る。
唐十郎作の『秘密の花園』は、本多劇場の杮落としでやった芝居で(もう何十年も昔の話だ)、そのときは柄本明さんが”アキヨシ”という主役をやっていた。俺もビデオで見たことがある。
今回は角替和枝さんが演出。

素晴らしかった。
唐さんの台詞の美しさとか、ぶっ飛んでるところとか、本の凄さがもちろんあるのだが、その本を本当にまっとうに検証して舞台にした和枝さんたちの、本当にまっとうな舞台だった。
ここしばらく東京乾電池と仕事でずっとつきあってきて、その試みというか演劇に対する志はちょと感動的であったりするのだけど、今回の『秘密の花園』では、唐さんの本を一旦リアルな方に引き寄せて正面から検証するという試みが、東京乾電池という劇団の作業としてすごくまっとうになされていたと思う。なんて、ここで書いてもよく分からないと思うが。とにかく、東京行く用事ある人は観たほうがいいです。残りあと8日間くらいかな。

こういう舞台は、劇団でしか作れないものかもしれない。とにかく、今の東京乾電池がそのまま出た舞台だった。
作ること。検証すること。
僕の思い違いだったっらあれだが、演劇を検証すること、それが東京乾電池のやっている、やろうとしていることなのかもしれない。

観たあと、柄本さんと飲みに行くことになったのだが、丁度唐さんも観に来ていたので、唐さんも一緒だった。
唐さんに会うのは初めてだったので俺は緊張してほとんど話せなかったのだが、本物の唐さんの話を聞いているだけで、それは大変劇的な時間だった。酒の味なんか分かりません。
明後日からの演劇大学では唐さんの「少女仮面」も読んでみるのだが、そんなこともあり、なんかうれしかった。

唐さんたちがお帰りになったあと、柄本さんと乾電池の人々と改めて飲む。ほっとしたので、またたくさん飲んでしまった。









月曜日仕事はじめ 昼から鍋

2009-01-07 | 日々
月曜日は仕事はじめだったから、爽やかさと烈しさをもって労働に励むつもりでいたのだが、地下で昼間っからタキザワさんがカマウチとイナガキと鍋を作り始めて、俺は俺でタキザワさんにこの前の芝居の感想なんかも聞きたかったからその様を眺めながらタキザワさんからいろいろ聞いていた。で、鍋が出来た。
「横尾さんもどうぞ」「いや、そんなつもりじゃなかったんだけどね」。俺もご相伴に与る。
見ればこの前フジイくんから差し入れで頂いた国士無双がちょっと残ってる。
「こんないい酒が残ってるなんて実にけしからん、タキザワさん、飲んじゃってください」「お、いいですなあ」「どれ私も飲もう、あ、これは大変に結構ですなあ」「はぐはぐ、ん、うまい」「もぐもぐ、あ、あつい、うまい」「うまいうまい」「ぐびぐび」「ごくごく」
こうして初日から軽やかにシャキっと仕事をするプランは頓挫してしまったのだが、なに。1年は長いのだ。
それにしても、このごろ魚とかツミレとか白菜とか入ってる鍋を食うといつも思うことなのだが、この世の中に鍋より美味い食い物って何か他にあるのかね。



20090103

2009-01-03 | 日々
正月は実家でお酒飲んでた。関東は天気がすごく良かった。北海道帰ってきたらやっぱり寒い。まあ、まだそれほどでもないのですが。

今年は平和の鳩で2本くらいやりたいです。やれるといいなあ。

1月6日から下北沢で東京乾電池の「秘密の花園」だなあ。観たいなあ。演劇大学前に東京行く時間あるかなあ。観たいなあ。