横尾寛と平和の鳩

横尾寛と清水友陽の「平和の鳩」は札幌で演劇を検証し実践。
清水はいろいろと忙しそうだなあ。

skc「サンタのはし」

2009-08-18 | 観劇した
skc「サンタのはし」、大原慧×すがの公 の回を観た。

面白かった。美術が相変わらずいいなあ。

孫が難しいなあ。
老人に対するツッコミ役に見えてしまうと、それは芝居としては15分くらいしかもたないと思うし。大原さんの孫がそうだったというのではない。
よく稽古してあると思った。他の二人のも観たかった。

やっぱり、すがのの本は、たくさん書いてある。
台詞に、いっぱい書いてある。埋まっている。
だから、俳優は、どうすればいいんだろう。
俳優の作業は何だろう。

「絡む」とかそういうことじゃないんだろう。
「居る」ということになるのではないか。
で、どう「見る」か。
結局、芝居見てもそんなことばかり考えてしまう。

終わってからskの人たちと話したんだけど、「舞台に二人いるんけど、結局すがののほうだけが見えてしまう」というようなことを言っていた。
まあ、しょうがないよな。すがのだし。
でも、そうなんだよな。
じゃあ、「その俳優を、見えなくしてしまうもの」は、なんだろう。

で、「相手を拾う」とか「うまく絡む」とかつっこむとか、話を進めるとか、そういうことを考えるほど、舞台上の存在としては消えていくのではないか、と仮説を立てたんだけど。

ラストはこうなると思った俺なら絶対こうするね、とかベラベラしゃべってしまって、余計なことを言ったと反省しながら家に帰る。

全国の旅後にまた札幌でやるそうなので、楽しみです。





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