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憧れのトルコへ(イスタンブール初日編)

2007-12-28 23:54:33 | 旅行

不安に苛まれた最初の朝はイスタンブールの街全体に響き渡るコーラン音読の放送でお目覚め。朝っぱらから自分は今イスラム教国にいるんだって思いっきり実感させられます。
政教分離が進んでいる国とはいえ戒律を正しく守ってる方も多く朝5時ぐらいから皆さんしっかり拝礼をされているようです。

その日の朝はコーランの放送で一度起きた後、昨晩の(精神的)疲労により再び深い眠りに入り予定通りホテルの朝食を食べ逃しました。しかたなく街のパン屋でブランチを取ることしたのが大正解、偶然シェレメチボ国際空港でお世話になった日本人夫妻と感動の再開を果たしました。一日ぶりに日本語を耳にしたことロシアの空港でいろいろ盗まれたことへの愚痴を聞いてもらい僕と友達の精神にも少しずつ回復の兆しが・・・。

旅は道連れ世は情け
(同じことを友達もmixi日記に書いてました 笑)

そんな感じでスタートした初日に走り回ったイスタンブール(旧市街地)の街並み
ホテルの前(夜見たらスラム)


この日はお祭りでいたるところに国旗が翻っていた





町中にモスクが点在している。日本人が見ると珍しいけど、要は日本の寺や神社に近い存在なんだろう。




右下にあるのは東京にもあるドネルサンド屋さんメインストリートだったら100メートルおきにある。
いつでもどこでもおなかが減ったら300円くらいで食べれます。


街の真ん中を走ってるトラムヴァイ(路面電車)。一回の乗車が1.5YTL(150円ぐらい)ちょっとした移動に便利だけど、朝夕は激しく混み合う



憧れのトルコへ(イスタンブール到着編)

2007-12-28 06:01:58 | 旅行

何とか乗り継ぐことができモスクワからおよそ3時間でイスタンブール(アタテュルク空港)に到着。頼んでおいたホテルの送迎サービスを利用してホテルへ。

ホテルまでの道で実感

「世界が違う」

絵に描いたようなイスタンブールの街並みを車から眺めながら久しぶりに感動を覚えました。そしてその夜は写真やテレビでは味わえない別世界を五感で確かめつつその夜は静かに眠る予定でした。。

が、、


ホテルで風呂に入ろうとした友人が荷物を見て気づく。
何かおかしい・・・

トランクの鍵がなくなっている!

そして僕も自分のトランクを開けて気づきました。

コンデジとカメラの予備レンズと予備で隠しておいたお金が少々がなくなってる!

あと靴下もへってる!


うわぁ~マジで鳥肌が立ちました。日本では感じ得ない恐怖を味わいました。
噂には聞いていたけどやられましたよシェレメチボ国際空港で・・・

どうやらトランクの鍵をぶっ壊されて中身をあらされたらしいです。

やられてしまったかわいそうなトランクのファスナー

ふざけるな☆

今になって考えると間違えなくトランクに貴重品を詰めていた海外経験不足の僕が悪いのですが、このときは本当に怖かったです。ただただ他の人から聞くことしかなかった海外での犯罪被害を自分が経験しているのですから。一瞬にして僕の頭の中で「地球の歩き方」に書いてあった犯罪被害がリアリティを持ちました。
日本で暮らしていたらあまり考えないスリとか強盗とか起こりうる犯罪すべてが現実味を帯びてきて、さほど治安の悪くないイスタンブールの街にまで恐怖を感じる始末。命の不安を感じる始末。

本気で帰ろうと思いました。

残り6日間の滞在期間に恐怖と絶望を感じながらこの日は床に就きました。。


憧れのトルコへ(成田~シェレメチボ国際空港編)

2007-12-28 00:46:09 | 旅行

昨日成田に到着した途端に体調を崩してさっきまで寝込んでいました。
今ではなんとかパソコンに向かってキーボードをたたけるほどに回復してきています。

今回の旅の移動行程を簡単にまとめると以下のとおりです。

成田

シェレメチボ(モスクワ)国際空港
乗り継ぎ

トルコ(イスタンブール)

寝台列車

ブルガリア(ソフィア)

シェレメチボ(モスクワ)国際空港
乗り継ぎ

成田

と乗り継ぎのロシアを含めて3ヶ国を訪れた形になります。
今回の旅行記最初のブログは成田~シェレメチボ国際空港までの移動編です。
これが自身の国際線乗り換え初経験だったのに加え、シェレメチボ国際空港での乗り継ぎシステムが複雑(非効率的)だったのでこの記事にまとめておきます。
少しでも今後この空港で乗り継ぎをされる方の参考になれば幸いです。


その前にちょっと航空会社について
モスクワの空港を利用すると言うことは航空会社はアエロフロートロシア航空
出発前に調べたアエロフロートロシア航空の口コミと自分の体験を照らし合わせてみます

・出発、到着の時刻が遅れるのは当然
出発到着に関してはこの旅行で4回アエロフロートを利用したけど一度も定刻どおりになりませんでした。一番ひどかったのがソフィア空港~シェレメチボ国際空港で40分送れの離陸・・このまま飛ばないのでは?と心配になりました。

・パイロットは元ロシア空軍のパイロット→よって緊急時に粘り強い 
天候も影響してるのでしょうが、ほとんど揺れませんでした。

・機内が狭い→「バスか?」と思う
安いから仕方ないとあきらめる。
てかボーイング社の機体だからどれも同じなんじゃないかな?

・機内サービスが悪い
成田~シェレメチボまでが最悪でした。厳ついロシア人のおばちゃんFAが容赦なしにアイマスクを投げつけてくる。手裏剣みたいに回転しながら飛んでくるアイマスクに激しくびびる。椅子に付属しているテーブルに強くたたきつけられたオレンジジュースが散る。
日本からの便には日本人FAさんがいたのが唯一の救い。

・とにかく格安
とにかく欧州行きの便が安い。
今回往復で8万弱。
ちなみにオーストリア航空13万
ルフトハンザ航空15万位だったから格安もいいところ。。

値段とサービスが十分つりあっているのを実感しました。
どうやら1994年以降人身死亡事故も起こしていないらしいですし安全面では他航空会社と比べても遜色ないのではないのでしょうか(元空軍パイロットということもありww)。値段を取るか西側諸国の航空会社を利用してサービスも求めるか今後欧州に行く際は検討の余地ありです。


厳ついFAのおばちゃんにおびえつつ飛行機に揺られること10時間ようやくシェレメチボ国際空港第二ターミナルに到着。国際線の乗り換えは第二ターミナル内で行われます。
空港内移動用のバスに乗せられてターミナル内へ。この時点からスリに注意しないといけないという勝負が始まります。財布は胸ポケットへ、かばんは体の前にと・・・

ターミナル内に着くとまずは二階の乗り継ぎカウンターへ
乗り継ぎカウンター

ここで並んで乗り継ぎ便のチケット(ボーディングパス)を受け取ります。
自分が乗り継いだときは然して混み合っていいませんでしたが、乗り継ぎ便の出発まで時間がない人がどんどん割り込んで来たり係員が突然いなくなったりして並んでいる人の数以上に待たされることになります。自分が参考にさせてもらったサイトの情報では3時間以上待たされることがあると記述されていました。

空港内にはレストランや免税店が並んでいて食事や多少の暇つぶしには困りません。
しかし、待ち今回の時間は5時間とあまりに時間がありすぎました。そんなときには空港の階段や廊下に腰掛けて睡眠をとるというのがシェレメチボ国際空港流らしいです。
こんな感じ








マトリョーシカが売っていた

自分は階段に腰掛けて同じ飛行機に乗っていた日本人夫妻や、暇そうな韓国人のおばちゃんや女の子と話して時間をつぶしました。

余談。
女の子から
「トルコにいったら犯罪のターゲットにされる」
とか
「トルコは危険すぎる。渡航を控えるべき」
とか散々脅されました。で、どこに行くのか聞いたら。
「トルコ行きます。。」
っておい! 笑


乗り継ぎ便の出発時刻が迫るとセキュリティチェックと搭乗のゲートに向かわなくてはなりません。空港内には大きな案内板とテレビを利用した小さな案内板がありどこ行きの便はどこのゲートと表示されます。
案内板(小)

しかし、自分が乗ろうとしているイスタンブール行きの便のゲート番号が出発30分前になっても表示されない・・
どのゲートに行けばいいんだよ!

案内板には出発時刻と便名だけ表示されていて搭乗ゲートの番号がわからない。
他の便はすべてゲートまで表示されている。。

ふざけるな☆

空港係員に聞いても・・・
「すべて把握してるわけではない。」
とのことorz

ふざけるな☆

するとココでさっきまで話していた韓国のおばちゃん再び登場
「12番ゲートですよ。」
なんで知ってるの???

その言葉を信じ12番ゲートに並んでいると出発15分前にようやく掲示板にゲート番号が表示される。
遅すぎるだろ!
そして、おばちゃんに感謝ww

それと同時に空港係員が「イスタンブール!イスタンブール!」と叫びイスタンブール行きの便に搭乗する人をあせって呼びよせる。
ココであせるくらいなら最初から表示しといてくださいよ。。あせってるのはこっちです、ほんとに。。

セキュリティチェックを足早に済ませ飛行機へダッシュで向かう。
当然離陸は遅れるww
何とか人生初の飛行機乗り継ぎを成功させたものの、シェレメチボ国際空港での本当の恐怖はこのあとでした・・・

続く・・・




関連リンク
モスクワ空港 乗り換
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アエロフロート航空機墜落事故