TCP/IP

Transmission Control Protocol/Internet Protocol

【本】シンプルだNE!

2008-10-16 23:52:03 | 

久しぶりに写真集を買いました。

これね、これ。

シンプル”という贈りもの―アーミシュの暮らしから フレックス・ファーム (2002/04)

内容はアメリカに住むアーミッシュの日常生活を写したもの。
ちなみにアーミッシュとはドイツ系のアメリカ人で以下のような生活を送っている人たち

アーミッシュは電気を使用せず、現代の一般的な通信機器(電話等々)も家庭内にはない。原則として、現代の技術による機器を生活に導入することを拒み、近代以前と同様の生活様式を営む。

服装はきわめて質素。子供は多少色のあるものを着るが、成人は決められた色のものしか着ない。洗濯物を見れば、その家の住人がアーミッシュかどうか分かる。
(ウィキペディアより抜粋)

いわば、現在の文明に沿わずシンプルに暮らしている方々です。

数年前に池袋のジュンク堂でっこの写真集を手にとっていいなー。と思っていたら、先週の授業で彼らの話題が出てきて妙にほしくなってしまいました。
そして、いつも通り悩む暇もなく池袋まで自転車を飛ばしてしまったわけです。


自分の行動を振り返ってみる勉強中も、バイト中もパソコンの前で、移動中はたいてい携帯を眺めています。そんな自分はすでに電子機器から離れられない生活をしているけど、実際はアーミッシュの人たちのようにちょっと世俗から離れた生活にも憧れてしまいます。

もしかしたら「電子機器から離れられない生活をしているからこそ憧れる」という表現がただしいのかもしれませんが・・・





■関連リンク■
アーミッシュ(Wikipedia)
Bill Coleman, Photographer


【文芸】川上未映子さんのライブ

2008-07-09 17:29:27 | 

前回の続きです。
個人的には学会のメインイベントは結局川上さんのライブ。
要はミーハーってことですねww

僕が彼女の作品を最初に読んだのはそんなに前のことではありません。
去年、授業で話を聞いた際にその快活ぶりと話のうまさに魅了されて、数日後早速「わたくし率 イン 歯ー、または世界」を買ってそれ以来一ファンになってしまっています。


彼女の作品を読んだことのある方ならご存知と思いますが、彼女の作品は不思議な文体で文章全体がまとめられています。その文章は短い文を読点でつないで構成してあり、なかなか句点が出てきません。それでいながら文章からはくどくどと長い印象を受けず、むしろリズミカルに文字を追っていくことができます。

この度のライブの中で、川上さんが文芸雑誌早稲田文学に寄稿された「戦争花嫁」という作品を朗読する場面がありました。
自分の頭の中で彼女の作品を音読しても心地よいのに、その文章を書いた本人が書いたイメージそのままに文章に強弱をつけて発声すると僕が頭の中で反芻するよりも作品が力を持って耳に飛び込んできます。まるで文章という生き物が存在するかのごとく生き生きとした朗読でした。
これだけでも、この度のライブにいった甲斐がありました。

なんとも心地よく頭の中に響く文章を読んだり聞いたりして、川上さんは歌手をされている方だから、書いた文章を頭の中で何度か音読してそのリズムによって使う言葉や句読点の位置を選別しているのかと思っていました。

しかし、本人が曰く心の中で文章を音読して書いているのではなく、あくまでも文章は視覚的なもので目で読んで目で書くものというものらしいです。

これは意外でした。
今まで自分が文章を読む際、殊に小説を読む際その文体は一度音に起こしてそのリズムや流れを楽しむ事が多かったので今回の川上さんの意見が真新しいものに聞こえました。そもそも僕の中では、小説を読むときに字の並びなんか気にしないだろ。と思っていた次第です。

自分の生活上、このブログを含めこれからも文章を書く時間が益々増えていくと思うので一度川上さん的な視野を持って何かを書くことに取り組んでも面白いのではないかと、そう感じた今回のライブ+アルファでした。
(まずは純粋に文章がうまくならないといけないが・・・orz)



+アルファ部分はこれです。。
川上未映子×中川翔子×竹熊健太郎 1/3





【文芸】表象文化論学会第三回大会に出席してきたよ。

2008-07-06 17:18:15 | 

昨日は「乳と卵」で芥川賞を受賞された川上未映子さんのライブが行われるからという単純な理由で表象文化論学会なるものに参加してきました。学会は二部構成で行われ、一部はシンポジウム、二部がパフォーマンスで川上さんのライブという構成でした。

シンポジウムの方は興味がある分野とはいえ、ライブのおまけ程度に考えていましたが面白かったので走り書きですが所感を少々。

シンポジウムのタイトルは

「文学と表象のクリティカル・ポイント」


ということで正直言って意味不明なタイトルでした。そもそも、「表象」ってなにみたいな感じ。
かろうじて自分が理解できた部分だけまとめてタイトルを変換してみると

「ケータイ小説とか、ライトノベルとかあるけど文学って言えるの?」

ぐらいのもので、よくありそうな話題に一般人にはよくわからん業界(学会)用語を加えながらパネリストの方がディスカッション進めていくというものでした。
(本来はそんなに浅い内容はないのだろうけど知識の少ない僕にはこの位のディスカッションに聞こえてしまいました。)

まぁまぁ、その辺は置いといて。興味深かった論題。

現在はインターネットを使い、ネット上の情報を組み合わせて使えば中学生や高校生でも文学のようなものが作れる。しかし、その文脈(行間)からは教養を感じない。

という話題が議論されることがありました。

文学 = 教養がある
ケータイ小説・ライトノベル = 教養がない
よってケータイ小説は文学じゃない。

自ずとこういう図式で文学を定義づけされている方が多いのかな。確かに文学という言葉からは、難くて、賢いイメージを持ってしまいます。難しい言葉を使い重箱の隅をつつくような情景描写に心情描写。書く対象を入念に調べ
て勉強して教養といわれるものをつけた上で言葉を吟味して執筆されたもの。ちょっとお高く留まった感じ。

しかしながら、専門にそれを研究している人たちの集まりだから言葉の定義づけをしないとならないという理由を省けば、なぜそんな議論が起こるのでしょうか。その「文学」という言葉の定義がすでに曖昧になりつつある時代に育った自分には不思議に感じられてしまいました。

ちょと本質からずれるかもしれませんが梅田望夫さんの考えを拝借しつつ。インターネットやワープロを利用して、今まで定義されていた「文学」というものにすごい勢いで近づいてくる人たちや作品の出現によって既存の「文学」と言う概念が侵食され、その「文学」界隈でブイブイいっていた人たちは自分たちがたどった道とは違う道を通って現れてくる「文学のようなもの」、そしてそれを執筆する人の得たいの知れなさに対して何らかの畏怖、またはあせりを感じているのではないかという気がしました。

その新しく出てきたものスピードを「教養」が感じられる感じられないという言葉で覆い隠し、多少排他的になって新参者と一線を画す。けれど、あまりにも世の中に浸透しつつあるのでそろそろ目を向けざるを得なくなったのではないでしょうか。

また、インターネットやワープロが発展した社会で、情報を取得する方法や表現方法の変化が与える影響は今回僕が参加した文学云々の世界にも大きな変容、波紋をもたらしていることに気づかされました。

僕自身、ドラスティックに物事が変わるのが割りと好きなのでこれからこの分野がどのようになるのか楽しみでたまりません。。将来はライトノベルが教科書に載ったりしてww


写真展

2006-10-18 00:50:58 | 

日曜日に恵比寿ガーデンプレイスの写真展に行ってきました。

写真展は久々です。
芸術の秋だからww


写真家は、橋村奉臣さん。

米国では、HASHIの愛称でかなり名が通ってるひと。
自分は知らなかったorz

けど、友人に誘われたのをきっかけに好きになりそう。

彼の仕事は、時間と時間をつなぐ一瞬を写真として残すこと。

水が空中で、球になっていたり、ガラスが粉砕する瞬間だったり。

結局、時間とは瞬間の連続であることを気づかせてくれる。時間の概念の再確認だ。

いわば、瞬間とは未来を決める樹形図の分岐点だろう。
自分がその瞬間に持つ分岐の数は無限にある。

その、瞬間を冷静に見つめて分岐点で最良の方向へ導くのが生き方として理想なんだろう。
そんな時間と瞬間の大切さを再認識させられた写真展でした。



感謝。

 

 

 

 

 

 

写真展公式ページ


夜のピクニック

2006-10-02 01:15:13 | 

見てきました。

夜のピクニック

恩田陸の小説が好きなんで、原作は読んでいたけど、見に行くのは迷っていました。

というのも、小説の映画化って、結構がっかりさせられることが多いくないですか??

自分が想像していた主人公と映画の主人公のイメージが違ったり、原作にはない部分が映画に組み込まれていたりと、なんかがっかりした記憶しかないような・・・

けど、今回はなんとなく勢いで見に行ってしまいましたww
(試写会に行った方からの情報もあったし 笑)



映画自体は小説に忠実で一緒に見に行った友達も

「小説通りじゃなかった!?」

感心してましたw

内容は、青春ものです。
高校時代にいろいろと忘れ物をした人は、結構精神的にやられますorz

自分も、高校時代を回顧してちょっと損した感に苛まれました 笑

ちょっとね・・・・

ちょっと・・・


というのはどうでもいいので、興味がある人は見てみてくださいなww
またまたいい休日でしたww



いけなかったH川君、腰をお大事に。。









関連リンク
ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/yorupic

公式サイト
http://www.yorupic.com/


最近よんだ小説

2005-12-25 23:30:52 | 
最近読んでよかった本は、恩田陸の「ライオンハート」ってやつ。

あまり綺麗な恋愛小説には惹かれないけど、この作品は面白かった。

内容は
違う時代で同じ魂を持つ人間がお互いに探しあって惹かれあうって話。
一貫して、魂は時間を凌駕するってことを主張している。

ただ単に妙な美しさを感じたからこの本をレビュー(?)することにした。
感想は時間がないので省略。

すいません・・・