映画 『ユージュアル・サスペクツ』

映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『ユージュアル・サスペクツ』。

製作国 : アメリカ 1995年
配給 : アスミック
キャスト：スティーブン・ボールドウィン、ガブリエル・バーン、
　　　　　チャズ・パルミンテリ、ケヴィン・ポラック、ピート・ポスルスウェイト、
　　　　　ケビン・スペイシー 、スージー・エイミス、ベニチオ・デル・トロ

５人の悪党が集まった犯罪計画の顛末を、トリッキーかつ巧緻な構成で描いた
クライム・ミステリー。

皆さんは集まって何かする事はありますか？
私は最近集まる事が少なくなってきましたが、
女子は３人寄れば姦しいですもんね。たまに集まれば大騒ぎです。
しかし、”姦しい”という漢字、よく出来てます。
大体３人くらいで集まりますもんね。

さて今回の作品は、「してやられた～。」という結末モノです。
当時私の周りでは「何、あの映画！１回見ただけじゃ分からん！」と、
話題騒然でした。

初めはただの泥棒映画かと思いましたが、
留置所で一緒になった“常連容疑者（ユージュアル・サスペクツ）"達が、
大きい仕事、謎の男の出現、綿密な計画、逃げられない状況下で、
泥棒達が深みにはまっていきます・・・・・。

色々な要素が絡み合って終盤に縺れ込むストーリー展開。
謎の男が話しに疑問という膨らみをつけていく。
そしてバックでうごめく存在の意味は！！
最後の最後で意図が分かります。目が離せません！！

私はこの作品で初めてケビン・スペイシーの存在を知りました。
今回の作品では障害者の役をしているのですが、
『真実の行方』のエドワード・ノートンばりの役をします。
当時、凄い俳優だと思いましたよ。
確かにこの年のアカデミー助演男優賞に輝いただけある。
そして今見ると何ともお若いのが、ベニチオ・デル・トロ！
まぁ～、やんちゃそうですよ～。
『ニキータ』のハリウッドリメイク版『アサシン』に出演していたガブリエル・バーン、
他の出演者に食われてる感じでしたね～。最近はトンと見ませんね。
そして謎の男役に英国俳優で『ブラス！』で指揮者をしたピート・ポスルスウェイト。
存在が謎の役でしたが、役名も”コバヤシ”と、
私はそっちの方が謎でした（笑）

終盤のカラクリが分かった時、
スッキリしますよ～！！！
今のジメジメ季節にピッタリですゾ！