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Smoke

店の表を通る人を毎日写真で撮るたばこ屋の映画をご存知だろうか?

映画『メメント』

2006-05-31 | Weblog
映画は人生に奥行きを持たせるアイテム。

今回は『メメント』。

製作年 : 2000年 製作国 : アメリカ 配給 : アミューズピクチャーズ
監督 : クリストファー・ノーラン
製作 : ジェニファー・トッド 「オースティン・パワー」/ スザンヌ・トッド
キャスト:ガイ・ピアース、キャリー・アン・モス、ジョー・パントリアーノ
     マーク・ブーン・Jr、スティーブン・トボロウスキー、ジョージャ・フォックス

発症以前の記憶はあるものの、それ以降は数分前の出来事さえ記憶できない症状
(前向性健忘症)という記憶障害に見舞われた男が、
最愛の妻を殺した犯人を追う異色サスペンス。


この映画を見て、自分のバカさ加減を思い知らされた。
記憶が曖昧になるのは、主人公だけじゃない。
自分もなのだ。
この映画はが日本でもロングヒットになった。
その理由は多分、皆も「私、バカ?」って思ったのだろう。

主人公は気が付いた時から10分しか覚えてられない。
勿論、以前の記憶は無い。
皆さんならこんな時どうしますか?
主人公は重要事項は刺青で、人はポラロイドで撮影しておく。
頭、いいよね。本当は覚えてるんじゃない的発想だ。

そしてこの映画を益々分からなくするのは
逆回転映画、ということ。
終わりから10分づつ戻っていくのだ。
だから覚えてられないし、自分の頭の中で話を組み立てずらくする。

これは挑戦なのかもしれない!
映画界から殴り込みだ!

キャストは『L・Aコンフィデンシャル』のガイ・ピアース。かっこいい。
それに『マトリックス』のキャリー・アン・モス。
彼女はこの映画でも案内人なんだろか?
そして殺された奥さん役は
私の大好きな海外ドラマ『CSI』のジョージャ・フォックス。

この映画は頭の体操だと思って見るのもいいかも。
逆回転といえば、『アレックス』もある。
その発送が素晴らしい。

夏は体だけでなく、脳にも汗をかこう!










映画『マルホランド・ドライブ』

2006-05-30 | Weblog
映画は人生に奥行きを持たせるアイテム。

今回は『マルホランド・ドライブ』。

製作年 : 2001年 製作国 : アメリカ=フランス
配給 : コムストック
監督 :デイヴィッド・リンチ
キャスト:ナオミ・ワッツ、アン・ミラー、ジャンヌ・ベイツ、
     ダン・バーンバウム、アンジェロ・バダラメンティ 

魔都ハリウッドを舞台に、記憶喪失の女と女優志願の女が繰り広げる
悪夢のようなビザール・サスペンス。

思い出した、この感覚。
皆さんはあるだろうか?

「何だよーーーー!それで終わりかよ!」

昨夜の日テレ『月曜映画』
(このオープニング、昔は派手だったんだよね。月曜で、だ)で、
久しぶりに思い出した。
デイヴィッド・リンチ って人は生殺しにしてくれる。
彼の代表作『ツイン・ピークス』もそうだった。
(米ドラマ『SATC』では主人公のカイル・マクラクランが
 かなりカッコ悪い役で出演しててガッカリしたけど・・・・)

ローラはぁ????

何時間も見てこれだ。うっかりしてた。
今回もこれと似てる。結末が分かりずらい。
監督がデイヴィッド・リンチ だけに諦めが付く。

驚いたのがナオミ・ワッツ。
出てたんだね~、こんな前から、しかも体当たりだよ。
彼女は”脱ぐ”事には抵抗はないんだね。
そりゃ~あのスタイルなら。
確か『21グラム』でもベニチオ・デル・トロと絡みのシーンがあった。
『キング・コング』でも、どちらかと言うとセクシー。

もっと驚いたのは彼女の演技力。才能ある。引き込まれる。
なるほど、映画界で引っ張りだこな訳だ。
この映画はナオミ・ワッツの成長を見るにはいいかもしれない。

この映画の見方の一番のオススメは
『ツイン・ピークス』を全部見てからだ!
同じ思いを共有しないか?





映画『ロング・キス・グッドナイト 』

2006-05-28 | Weblog
映画は人生に奥行きを持たせるアイテム。
今回は映画『ロング・キス・グッドナイト 』。

作年 : 1996年 製作国 : アメリカ
配給 : ギャガ・コミュニケーションズ=ヒューマックス・ピクチャーズ配給
監督 :レニー・ハーリン
キャスト:ジーナ・デイヴィス、サミュエル・エル・ジャクソン、パトリック・マラハイド・
    クレイグ・ビアーゴ、ブライアン・コックス

過去の記憶をなくした主婦。
実は凄腕の特殊工作員と彼女によって事件に巻き込まれた私立探偵の冒険の旅を、
ド派手なアクションの連続で描くアクション大作。

私は映画をそんなに見ている訳では無いが、
映画の中で引用を探すのも好きだ。

監督のレニー・ハーリンは遊び心のある人ではないだろうか。
もしくは、タランティーノ監督と同じくらい映画が好きなんだろう。
この映画は出来云々より、”ウォーリーを探せ!”的な所が好きだ。

イマイチと思った方も多くいるだろう。
それは分かる。

何故なら監督からのちょっとしたクイズが分からないからだ。
”ウォーリーを探せ!”的なクイズをね。

この監督は以前何を監督したか?
そう『ダイ・ハード2』だ。やはり人気が無い。
しかし、『ダイ・ハード』1作目の始まりと終わりの曲を知っているだろうか?
"Let it snow! let it snow! let it snow!"だ。
『ダイ・ハード』は3作とも監督が違う。『M:i』の様に。
しかし2作目も前回同様クリスマス時期。
それを強調させるかの様に始まりも終わりも曲は
"Let it snow! let it snow! let it snow!"。粋だ。

監督の中のクリスマスソングは
"Let it snow! let it snow! let it snow!"になっただろう。
今回のクリスマスパレード風景で使用曲は同じ。粋だ。

主人公の主婦役の記憶が戻り、凄腕の特殊工作員に返り、
私立探偵と車で移動中、沢山の要望ばかりつきつけられ、発した返事が、

「OK,Miss ディージィー!(デイジー)」

素敵だ!この切り替えし。
ご存知、『ドライビング・ミス・デイジー』のお決まり文句だ。
あの映画は余りに有名だから、色んな映画でこのフレーズは引用される。
たしか『張り込み』でも使われたと思う。
(ちなみに『グッドモーニング・ベトナム』の
「グーーーーーモーニン!!!ベットナム!!」も多いよね。)

彼の作る作品はこんな感じで、人目ではパッと分からない良さがある。
きっと粋なところで、江戸っ子と話が合うだろう。

それにしても資料として拝見したgooの解説をみてビックリした。
キャストのみならず、スタッフも豪華だ!(以下goo解説引用)

脚本が「リーサル・ウェポン」「ラスト・ボーイスカウト」のシェーン・ブラック
製作はハーリン、ブラック、「トゥルーライズ」のステファニー・オースティンの共同。
製作総指揮は「フォレスト・ガンプ 一期一会」のスティーヴ・ティッシュ、
       リチャード・サパースタイン、マイケル・デ・ルカ。
撮影のギレルモ・ナヴァロとスタント・コーディネーターのスティーヴ・M・デイヴィソンは、
   「デスペラード」「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のコンビ
音楽は「フォレスト・ガンプ」「ボティーガード」のアラン・シルヴェストリ
美術は「ユージュアル・サスペクツ」のハワード・カミングス、
衣裳は「セブン」のマイケル・カプラン


凄すぎる。なのに・・・・?
まるで巨人軍のようだ。

そんな事も踏まえて見てみるのもいい。
映画は出来栄えでもない。違った楽しさもまた”粋”だ。


映画『処刑人』

2006-05-23 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。

今回は『処刑人』。

監督:トロイ・ダフィー
製作年 : 1999年 アメリカ=カナダ
配給 : JET
キャスト:ショーン・パトリック・フラナリー、ノーマン・リーダス、
     ウィレム・デフォー 他


カッコエエ!!
とにかくカッコエエ!!
こんなにスタイリッシュな映画は『ドーベルマン』以来だ!

神の啓示を受けて悪人を処刑する兄弟を描いたバイオレンス・ムーヴィー。
ちょっとカット割なんかが、
イギリス?フランス?ドイツ?って感じなんですよ。
アメリカの様に「ドーン!」と出さない。
ちょっと凝ってる。

ストーリー展開のテンポもいい。
だた、好き勝手に暴れてるだけの内容じゃない。
悪を倒し、弱気を助ける。まるでねずみ小僧じゃね~か!
若者、見とけ!
暴れてばかりじゃなくて見極めろ!

主役2人がイイ男。ヨダレもんだ。
『ノッキング・オン・ヘブンズ・ドア』のティル・シュワイガーといい勝負。
(でもこの人、『ドリブン』ではイマイチだったなぁ・・・)

そしてインパクト脇役もちゃんといる。
『スパイダーマン』で”ゴブリン”役をやったウィレム・デフォーだ。
彼はある意味、役を選んでるね。
かなりパンチが効いてる。

この映画は先にも述べた映画が好きな人にはたまらないでしょうな。
オススメ映画です。

カッコいい男は、カッコいい事しとけ!

映画『彼女を見ればわかること』

2006-05-22 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。

今回は 『彼女を見ればわかること』

監督・脚本 ロドリゴ・ガルシア 1999年・アメリカ製作
出演 グレン・クローズ、ホリー・ハンター、キャシー・ベイカー、
   キャリスタ・フロックハート、キャメロン・ディアス ほか
カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリ 

5話オムニバス構成の女性の日常を綴った映画。
女性の少し落ち込んだ時期を描写した様に感じる。

仕事に、私生活に少し疲れたり、
未来に不安を感じていたり、
手の中にあった安心感が離れてしまった寂しさや、
直視したくなかった自分を目の当たりにした瞬間や、
何かに縋り付きたい自分を感じてしまった時。

別々の作品が徐々に絡み合い、一つになって進んでいく。
静かに頷きたくなる。


何年か前にこの作品を見ようとした時は、
ただキャスティングが凄いから、という理由だったが、
改めて見てみると
今だから分かる大人の作品だ。

監督はこの作品で脚本・映画でデビュー。
それまでは撮影監督として活躍。
タランティーノ・プロデュースの『フォー・ルームス』を撮った。
それゆえか?
状況ごとの女性の気持ちや表情がよく描写されている。

監督はこの映画はサンダンス映画祭で取り上げられ、
世界的に有名になった。

女性の憂いを感じて欲しい。