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Smoke

店の表を通る人を毎日写真で撮るたばこ屋の映画をご存知だろうか?

映画 『ファクトリー・ガール』

2009-06-12 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『ファクトリー・ガール』。

製作国 : アメリカ 2006年
配給 : ファントム・フィルム
キャスト:シエナ・ミラー、ガイ・ピアース、ヘイデン・クリステンセン、
     ジミー・ファロン 、 ショーン・ハトシー

アンディ・ウォーホルのミューズとして知られ、今もファッションやカルチャーに影響を与える
イーディ・セジウィックの波乱の人生を描く伝記映画。

最近の草食系男子って何モノ?
カッコいい男子ならそう言い張るものいいですよ?
オタクは違うんだから勘違いして欲しくないなぁ。
・・・スンマセン、久しぶりなのに否定から入って・・。

さて今回は、”スタジオ54”時代っていいね、って作品です。
1965年、名門令嬢のイーディ・セジウィックは、
ポップ・アートの旗手アンディ・ウォーホルと出会う。
瞬く間にウォーホルを魅了した彼女は、彼の“ファクトリー”でも中心的存在になってゆく。
その美ぼうと圧倒的存在感でメディアの注目を浴びるようになったイーディは、
時代のミューズとなるのだが・・・。

アンディ・ウォーホル作品、あの無機質な感じが好きですね。
とにかく刷って刷って刷りまくれ!的だし。
昔MoMAに見に行って30分くらいキャンベルスープ缶の前に居ました。
自宅には彼のマリリン・モンローがいます。

”ファクトリー”は彼のアトリエとして有名な場所ですが、
誰でも入る事が出来、何でもありの空間で、
おネエさんは空気の入れ替えとか心配です(笑)
彼はシルクスクリーンだけでなく、映画とかも撮っていたんだよね~。

・・って、今回は彼についての話しではなくて、
そこで一時期アイドル的存在だった女性の話。
お嬢なのにぶっ飛んじゃって、アンディに出会って堕落してしまった天使。
家でまともに取り合ってもらえない娘が、
アンディの世界でチヤホヤされ、
アーティストにありがちな麻薬で身を滅ぼしてしまった人。

美人薄命というが、その文句がピッタリな風貌。
持ち前のファッションセンス。
エンドロールで映し出される本人の写真は、
確かにミューズとして崇められただけの事はある。

自伝的ですからストーリー性には欠けるけれど、
女性なら彼女が落ちていく気持ちが分かるかもしれない。
でもこの作品は半分彼女で、半分アンディの話に思える。
アンディが絡む作品って結構多いですよね。

また、アンディ役を演じたガイ・ピアースのなりきり様ったら(笑)
ある意味、必見です。

当時の音楽・シーン、共に懐かしさを感じる、
ナイスミドル世代にオススメです。