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Smoke

店の表を通る人を毎日写真で撮るたばこ屋の映画をご存知だろうか?

映画 『エマニュエルの贈り物』

2008-12-20 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『エマニュエルの贈り物』。

製作:デジタルサイト 2005年
キャスト:エマニュエル・オフォス・エボワ、ジム・マクラーレン、ルディ・ガルシア・トルソン
      ロビン・ウィリアムズ


西アフリカのガーナ。そこで障害をもって生まれた主人公の
揺るぎない信念、前向きな姿勢、弛まない努力の数々。

こんにちはぁ~、皆さん。
街がクリスマス一色になってきましたね。
そした新しい年へのカウントダウンが始まりました!
っつー事はまた一つ、年を取るって事ですがね・・・・。

さて今回は、冷蔵庫にあったコーラをグッと飲んだらめんつゆだった、
母さん入れ物考えて、って作品です。(久々なのにこのイントロ長い?)

右足に障害をもって生まれたエマニュエルには、
この地で生きる多くの身体障害者と同じ運命、のけ者や見捨てられるという事。
ガーナでは、障害を持って生まれた子供は呪われた者とみなされ、
物乞いの道しか残されていない。
しかし母親のしっかりした考えの下、自らの人生をそして国全体の意識を変えるべく、
不屈の精神で努力を重ねる。
その信念はやがて海を越え、遥かアメリカへと伝わった・・・!

まずね、冒頭でも言った様に、ちょっとHなお話かと思ったんですよ(笑)
数秒で勘違いと分かりましたがね。
しかし、恥ずかしさがすぐ感動に変わりました。
アフリカの状況は日本で恵まれて生活している私達が想像するより遥かに厳しいのです。
ちょうど現在派遣切りの話題が連日報道されていますが、
そんなもんじゃない。
ガーナでは身体障害者で産れた時点で全てを失ってしまうのです。
せっかくこの世に生を授かり光を見出したのに。
彼らに待っているのは”捨て子”に”物乞い”
そして、”呪われた子”と言われる悲しい運命のレール。

しかしエマニュエルの母親は諦めず、彼に教育をうけさせ、
プライドを持て、と育てる。
子育ては親の考えがモロ反映されるプロジェクト。
エマニュエルの奇跡は彼の努力の向上心の賜物と分かってはいるが、
人格者の母親の偉大さの反映でもあると思う。
周りからは「変なヤツ」と思われるだろう。信念って大事だ。

エマニュエルも自身に多大なプレッシャーを強いる。
そしてアピールする、権力者や小さくなっている身体障害者に。
彼は同じ仲間の為に応援歌よろしく、自分を鍛え上げ、
援助してくれる人を探す。
それは”物乞い”だけの選択の無い人生を失くす為。
彼は仲間に贈り物までする。

この作品を見て自分はなんて弱くて、
妥協ばかりの中途半端な人間なのかと思い知らされた。
彼の頑張りにはとうてい叶わないけど、
純粋で、周りに感謝し、自分の待遇を卑屈に思わず、
前向きに生きていきたいと思えた。

そしてガーナの身体障害者の人、もちろん日本の沢山の不幸な身の上の人に
少しでも援助出来る人でありたい。

温暖化、派遣切り、金利下げ、内閣支持率低下(笑)
日本にも沢山の問題がある。
この作品を見て他国の問題だけと思わず、
また、
他国でも力になれるはず、
そして、
運命を切り開くには努力あるのみ、と、
これからの子供に是非知って欲しい。
オススメの作品だ。


映画 『パルプ・フィクション』

2008-12-04 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は 『パルプ・フィクション』。

製作国 : アメリカ  1994年
配給 : 松竹富士
キャスト:ジョン・トラヴォルタ 、サミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン、
      ハーヴェイ・カイテル 、ティム・ロス

アメリカの低級犯罪小説であるパルプマガジン的なストーリーをコンセプトに、
殺し屋たちの話を3つの物語が交錯するように語られるコメディあり、
ヴァイオレンスありのドラマ。

♪ジングルベ~ル、ジングルベ~ル・・・・
ィヤッホ~イ!!! 皆さん、お元気でしたかぁ???
空元気でも出してないと申し訳無いワタクシで~す!!!

さて今回は、何年たってもわっかんねーモノはわっかんねー!って作品です。
概略載せようとしましたが、面倒で止めましたわ(笑)
この作品を初めて見てから早1●年。
大人になったし、最近ではヨーロッパ物が身に染みる様になったので、
この作品も分かるようになったと思いましたが、
分かった事は「昔はみんな痩せてましたね」って事だけ。
時間が経っても大人になりきれて無い(?)かしら?
あとブルース・ウィリスの髪がまだありましたね~。
今から思えは大御所ばかり。
ジョン・トラヴォルタ 、サミュエル・L・ジャクソン、
ユマ・サーマンなんかこの後に純愛作品『好きと言えなくて』を演じるなんて嘘みたい。
とにかく今ではギャラがどれ位?って出演ばかりですよね~。

この作品でとにかく印象に残っているのは、
ジョン・トラヴォルタ とユマ・サーマンのツイストコンサート場面でも無く、衝撃的な前置きでも無く、
中盤の機械的な穴掘り(おネエさんはこの言い方しか言えないわ!!)でも無く、
私の大好きだったテレ東の『シネマ通信』の初回ゲストがタランティーノだったって事。

「この日本人かぶれのアメリカ人は(オタクを通り越してた)何ヤツ??」

って当時の彼氏とラブホに行った事を思い出すわ♪

そしてこの作品はとにかく日本における前評判がかなり高く、
それもそのはず、この年のカンヌやアカデミーで話題騒然でしたもん。
話題だけで知人に勧め、初デートで利用した人から今でもイヤミのネタ。
そしての台詞の言い回しの悪さは一際だった。

印象的な場面以外では未だに覚えてない事だらけ(笑)
それでもサントラを購入し、音楽使用場面まで間違っている始末。

その後の『キル・ビル』での交通手段の飛行機は糸を垂らした模型と、
タランティーノには裏切られるばかりの私。

それでも憎めない、
オレンジ色の憎いヤツ(古い?分かる?)
若者には分かるまい・・・・。