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Smoke

店の表を通る人を毎日写真で撮るたばこ屋の映画をご存知だろうか?

映画 『恋する遺伝子』

2008-06-20 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『恋する遺伝子』。

製作国 : アメリカ 2001年
配給 : 20世紀フォックス
キャスト:アシュレー・ジャド 、グレッグ・キニア 、ヒュー・ジャックマン、
     マリサ・トメイ 、 エレン・バーキン

皆さんは恋愛を植物とか、動物とか、
何か例えて自己消化したことがありますか?
私は昔成功した恋愛を紐解く方ですかね~。


さて今回は、あれあれ?どーしたの?、って作品です。
人気トーク番組で働く主人公は新任のプロデューサーと恋におちる。
しかし同棲を始めようとした頃、急に別れ話が。
彼へのあてつけに、プレイボーイで有名な同僚の家に転がり込む。
ある日主人公は、「雄牛は二度と同じ雌牛と交尾しようとせず、
常に新しい雌牛を求める」という新聞記事に衝撃を受け、
動物の研究に打ち込み、親友が注目。コラムを連載することになり、大反響。
そこへ自分の職場であるトーク番組に出演させる話が持ち上がる。
さて彼女のその後は・・・!

らしく、ないですな。
何、ってアシュレー・ジャドが、ですよ。
彼女の良さがまるっきし出てません。余りにも有触れた役でした。
結婚してから気合入れてないのかな?
『サイモン・バーチ 』や『コレクター』の時の様な輝きがありませんでしたな。

同じ事はヒュー・ジャックマンにも言えますよ。
彼は主役級の俳優だし、そこそこの人気もあると思うのに、
なんかパッしない役が多いよね?
私の中では『ソードフィッシュ 』は地味めながらも良かったと思うけど、
人間じゃなかったり(『X-マン』)、
貴族なのに馬に乗ってて気がついたら未来に来ちゃった、
(『ニューヨークの恋人』)みたいな?
ちょっと変わったモノばかりで、今回はやはり凡人だったな。

また今度も恋愛の負け組み女役でマリサ・トメイが。
アカデミー助演女優をゲットする女優なのに何でいつもこう?

先日私の勤務先で、
「夕べはビール飲んで酔っ払って寝ちゃったよ。」って言った人に向かって、
「おい、間違った情報を皆に言ってるぞ。ビールじゃなく、発泡酒だろ?」って、
延々話していたのを聞いてた私は、
「どーでもいーよっ! 静かにしてくれっ!」ってアメリカ人よろしく、
オーバーアクションで心の中で叫びました(ちっさっ!笑)
ストーリーも正直言ってこれと同じ位、牛の事なんかどーでもいー。(笑)
とりあえず最期まで見た感じでした。

タイトルと役者だけで映画は選んじゃいけない時もあるって、
感じてしまった作品でした。


映画 『サンキュー・スモーキング』

2008-06-19 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『サンキュー・スモーキング』。

製作国 : アメリカ 2006年
配給 : 20世紀フォックス映画
キャスト:アーロン・エッカート、マリア・ベロ、キャメロン・ブライト

、 アダム・ブロディ、サム・エリオット、ケイティ・ホームズ

皆さんはタバコを吸いますか?私は全く吸いませんし、嫌いです。
愛煙家の皆さんにとってはストレス発散のアイテムでも、
嫌いな人にとってはストレス要因。出来る事ならマスクをしてたい。
私は家に帰って真っ先にシャワーで髪を洗います。
お互いどちらの気持ちも分かりませんよね~。

さて今回は、意外なはまり役でしたよね~、って作品です。
タバコ研究アカデミー、PRマンの主人公は「情報操作の王」と異名をとる程
巧みな話術で論理をすり替え、タバコ業界のバッシングをかわす。
尊敬しているのは一人息子だけ。
訴訟を未然に防ぎ、反タバコ法案を掲げる上院議員をやり込め、
ハリウッドをも巻き込むあの手この手の戦略を展開するが、
そんな彼の前に思わぬ自体が・・・!

もともと興味はありましたが、いやはや傑作映画でしたね~。
主人公はかなり口が達者。
「タバコは悪くはありません!!」と力をこめて反論するのでは無く、
「勿論、身体に悪いですよ。それが何か?」みたいに軽くかわしていく。
相手がつわもの揃いの専門家達でも、ドクロマークを付けたい政治家でも、
息子の学校でも、賠償問題の相手でも、TVの生番組でも、
上手く相手を交わす。
ある意味芸術。余りも痛快で聞いていて楽しい。
この映画の魅力の一つになっている。

魅力と言えば主人公を演じたのは、
『X-Files』モルダー捜査官を演じたデイヴィッド・ドゥカブニー似で、
マイケル・ダグラスの様な割れた顎を持つ、アーロン・エッカート。
はまってましたね~。
『エリン・ブロコビッチ』や『幸せのレシピ』など最近出演作が多い彼ですが、
どれも借りてきた服を着てます~、みたいに、
イマイチ役をこなせてない感じでしたが、
今回は水を得た魚の様に活き活きしてました。
機関銃の様に喋り、相手をやり込める役なんて、
彼からは想像出来なかったのに。
監督も絶賛していたそうです。

監督は『ゴーストバスターズ』や『ツインズ』の監督・プロデューサーの、
アイヴァン・ライトマンの息子、ジェイソン・ライトマン。
巷で話題の10代妊娠映画、『JUNO/ジュノ』の監督。
2作目でアカデミー賞監督賞にノミネートされるなんて凄腕!
『JUNO/ジュノ』と言えば、今回息子役のキャメロン・ブライトって
『JUNO/ジュノ』の主役のエレン・ペイジに似てない??
『ウルトラヴァイオレット』の時も、
男の子ってよりは中性的な雰囲気だったけど、
今回の登場時も女の子かと思ったよ。
ちなみにエレン・ペイジって『リ・ジェネシス バイオ犯罪捜査班』の
第1シーズンでも主人公の娘役で好演してたよね~。また出ないかな~。

何とかスクープを取りたい女性記者に『ドーソンズクリーク』で流行り、
トム・クルーズ夫人のケイティ・ホームズが。
彼女の濡れ場なんてそうそう無いからどんな展開かと思いきや、
中途半端なベットシーン。
何でもトム・クルーズから物言いが入ったようだ。
束縛男、私はダメ~。(笑)

ガイ・リッチー監督の『スナッチ』や、
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』に似た、
オシャレな構成。アメリカ映画では珍しい。
キレ物の主人公もドジを踏みその後のストーリーが変わって来るなんて、
捻りがあって計算されている。

吸う吸わない、害がある、なし、に関わらず楽しめる作品。
見るか、見ないかは監督が唱えたかった、
”選択の自由”。

映画 『ヘンダーソン夫人の贈り物』

2008-06-18 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『ヘンダーソン夫人の贈り物』。

製作国 : イギリス 2005年
配給 : (株)ディーエイチシー
キャスト:ジュディ・デンチ、ボブ・ホスキンス、ウィル・ヤング、ケリー・ライリー 、
     セルマ・バーロウ、クリストファー・ゲスト

英国で初めて“ヌード・レビュー”を売りにした劇場。
そこで繰り広げられる人間模様をつづった、大人のヒューマン・コメディ。

皆さんは自分が始めてやったんじゃない?って事、ありますか?
私は会社のコピー機を2台続けて壊した事が会社初かもしれませんね~。
ちなみにノート型PCとプリンタも壊しました・・・。

さて今回は、変わってるくらいが個性的、って作品です。
第二次世界大戦前夜、未亡人となった主人公は、
ロンドンのソーホーにある劇場を買い取る。
支配人として雇われたのはやり手のユダヤ人。
彼の提案するノン・ストップ公演が当たり、劇場は連日の盛況に。
しかし周囲の劇場がマネをし出すと客足は減り劇場は危機。
そこで主人公は、”女性のヌード”を見せる案を考え出す。
さて周囲はこの案を受け入れ、劇場は成功するのか・・・!

正直、昔のメロドラマみたいく、親子では見れません、って作品かと思いました。(笑)
確かに要所、要所にボカシが入っていますが、大丈夫。
それに内容も思ったほど過激ではありません。
しかし実話なので、当時の保守的な英国の空気と、
ヌード・レビューの組み合わせを考えると、
やってのけた主人公は周りからのバッシングも大きかったはず。
俗に言う、”じゃじゃ馬”っぽい性格が私の気を惹きつけました。
ましてや演じたのがジュディ・デンチ。
主人公の性格や魅力を演じきり、
この作品で第78回アカデミー賞にノミネートされました。
今回は女性が初の試みをする作品だったので、
全裸姿の体当たり演技で脇役も頑張りました。

また『ダニー・ザ・ドック』で悪徳ボス役をしたボブ・ホスキンスは、
時代を読む切れ者支配人役として好演。
他の俳優人は主役の邪魔にならず、しかも、華があり、
レビューシーンはお見事でした。

さすが舞台物。音楽も衣装もすばらしい。
夫人の贈り物が何か分かると更に共感できるこの作品。
まさに大人の為の娯楽作品。

映画 『世界で一番パパが好き!』

2008-06-17 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『世界で一番パパが好き!』。

製作国 : アメリカ 2004年
配給 : 東芝エンタテインメント
キャスト:ベン・アフレック、ラクエル・カストロ 、リヴ・タイラー 、ジ

ェニファー・ロペス 、
     マット・デイモン 、 ジェイソン・ビッグス

シングルファザーの精神的進歩を描いたアットホームムービー。

皆さんは父の日、何かしましたか?
私は普段気を遣わない父親の為に食事に出掛けたのに、
当の本人はゴルフ中継が気になって時計ばかり見てました。(泣)

さて今回は、およっ?って初めに思っちゃう、って作品です。
マンハッタンで音楽業界のやり手パブリシストとして働く主人公。
最愛の恋人とも結婚し、幸福に満ちあふれていたが、
妻は出産と同時にこの世を去ってしまう。
悲しみに押しつぶされ、仕事で大失態を演じた主人公は故郷へ戻る。
7年後、娘は成長し、仕事復帰を望んでいる主人公にチャンスがやってくるが・・・!

当時噂が耐えなかったベン・アフレックとジェニファー・ロペスが夫婦役に。
そしてちょい役だけどマット・デイモンも参加しているこの作品は、
何でも監督が愛する奥様へのバレンタインのプレゼントに書いた作品らしい。
それだけに安心して家族総出で見れる作品。
勿論、最期はちょっとウルウルになれる。

主人公がドジった事で職場を追われるが、どうしてもその仕事を諦めきれない。
その為か、現状に満足出来ず娘や父親を傷つけてしまう。
みんなの反対を押し切ってチャンスに飛びつくが、
そこである人物に出会い、現実と自分の本心に気付く。
『エリン・ブロコビッチ』などシングルマザー的な話は、
職業に恵まれなくて苦労する、って展開が多く、見慣れたものだけど、
仕事と子育てに悩むシンフルファザーの心理ってのは余りなかったなぁ。
”昔の仕事”もしくは”夢の仕事”が諦められないって気持ち、分かるなぁ。

出演者は名の売れた若手が多い中、ひと際目立っていたが、
娘役のラクエル・カストロ。
この子の演技を見ていると『ローズ・イン・タイドランド』の
ジョデル・フェルランドを思い出すなぁ。上手だった。
リヴ・タイラーは『ジュエルに気をつけろ! 』以降から、
ちょっと色気ムンムン役が多くない?

見終わった後にあったかぁい気持ちになれる作品。
これで奥様のハートをグッと鷲掴みでっせ!

映画 『風の谷のナウシカ』

2008-06-12 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『風の谷のナウシカ』。

製作国 : 日本 1984年
配給 : 東映洋画
声の出演:島本須美 、辻村真人、京田尚子、納谷悟朗 、永井一郎

自然を愛し、虫と語る風の谷の少女が、
たったひとりで未来の地球を酷い争いから救う姿を描く。

皆さんは何かエコな事をしてますか?
エコバックとか、最近流行ですが、
私はよくラップを使うので、もっといいグッズが無いかな~と探してます。

さて今回は、日本のアニメはグレイド高いよね~、って作品です。
言わずと知れたこの作品。先日、日テレで再放送をしてましたね。
子供の頃からホントに好きな作品で、何回も見ているのに飽きない私。
”ナウシカごっこ”をやった方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
「オウム、森へお帰り。」とか、「大丈夫、こわくない。」とか言っちゃってね(笑)
私の好きな台詞は、
「ユパさま~、これ、持っていってくださるぅ~?気流が乱れて上手く飛べないの。」ってトコ。
勇ましさが先行していた前半で、昔からの知り合いの名剣士ユパに会い、
ちょっと甘えてるとこね(笑)変?
それとやっぱババ様の
「その者青き衣をまといて金色の野に降り立つべし。」かな。
そして、虫笛を使う動作もよく皆でマネました。

ブログを書いてるから、って理由もあるかもしれないけど、
今回は音楽に意識が働いた。(ストーリーは何回も見てるし。)
宮崎アニメはやはり音楽でもシーンを盛り立てている無声映画の感覚に似ている気がする。
壮大さや軽快さがシンプルで分かり易い。
作品のオープニング出だしのホルンは勇ましく、始まりを告げるし、
超特急でメーベ移動している時のフルート、ピッコロ、ファゴット、
クラも入ってるのかな?木管楽器とティンパニの掛け合いは、
焦りの中にも何かが起こりそうな予感をさせる。
終盤の「姫姉さま、死んじゃったの?」ってシーンでは、
ストリングス主体で悲壮感を出し、涙を誘う。(曲名がレクイエムだけに。)
このサントラは『天空の城ラピュタ』と同じくらい好きです。

ナウシカの声の島本須美は『ルパン三世 カリオストロの城』でクラリス役もやったよね。
同じ頃なのかなぁ世界名作劇場『小公子セーラ』でセーラの声もやってたよね。
あの番組好きだったなぁ。いいシリーズだったよね?
あの当時は出ずっぱりだった気が。
中盤で出てくる捕虜になっちゃう爺サマの中に今話題の『ヤッターマン』でおなじみの
ボヤッキーの声をやった人も出てくるよね。
昔の声優さん達(いや、今も活躍されてるが、)って特徴があって、
いつもでも印象に残ってる。
今はそこらにいる子らと声が変わらなくってキャラクター的にも声優的にも魅力が無い。

宮崎監督はこの作品を発表した後ジブリスタジオを設立。
世の中的にも監督的も変化のあった作品だ。

テーマソングはイメージキャラクターで選ばれた安田成美。
色々思い出しながら見てください!!!


映画 『ニュースの天才』

2008-06-10 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『ニュースの天才』。

製作国 : アメリカ 2003年
配給 : ギャガ=ヒューマックス
キャスト:ヘイデン・クリステンセン、ピーター・サースガード、クロエ・セヴィニー 、
 スティーブ・ザーン

アメリカでもっとも権威あると評される政治雑誌に、
数々のスクープ記事を発表した実在のジャーナリストによる、
記事捏造事件を描いた社会派ドラマ。

皆さんはウソをつきますか?どんな時つきますか?
私の友人は高校の部活をよく休んでいたのですが、
”父親の看病”と称し、クラブ三昧だったそうです。
最近聞かされ驚きました!!(かなり厳しかったので。)

さて今回は、想像力が豊かだったんですね、って作品です。
大統領専用機内に唯一設置され最も権威のあるニュース雑誌に勤務する主人公。
同僚たちの関心が政治問題に向く中、彼は身近な問題に着目。
政財界のゴシップなど数々のスクープをものにし、スター記者として成長。
謙虚で控えめ、他人に配慮を忘れない人柄で信頼も厚い彼。
しかし、突然他誌から捏造疑惑説が浮上。さて実際は・・・?

98年に実際に起こった雑誌記事捏造事件を映画化した作品。
ある批評曰く、”面白みを削ってまでも忠実に表現”しているらしい。
中盤に出てくる記事のチェック方法は、
確かにトーシロの私には1度聞いただけでは難しい。
後半になるにつれ事実が浮き彫りにされていくが、
何故か見ていて恐怖感が募っていった。怖かった。
色恋沙汰があるわけでも無く、
仕事だけをフューチャーした(マイケル・キートン主演の『ザ・ペーパー 』みたく)
作品の様なドタバタがあるわけでも無い。
”事実”と思ってみているからかもしれないが、
よく練られた構成になっている。
また脚本が気に入ったらしく、トム・クルーズが制作総指揮として参加しているらしい。

主役を演じたヘイデン・クリステンセンの演技が良かった。
知的で嫌味が無く、同僚にも愛され、しかし何処と無く未熟な感じ。
他の作品ではパッとしてない気がしたが、この作品は彼の演技が抜群だった。
クロエ・セヴィニーは相変わらずけだるそうな演技だった。

音楽は特に印象には残らないが、トーンダウンした画質が緊張感を出していた。

ジャーナリストの方やそれっぽい事している方にオススメ。
エンドロール前に近況が流れてた
彼が書いた本を読んでみたい。

映画 『敬愛なるベートーヴェン』

2008-06-09 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『敬愛なるベートーヴェン』。

製作国 : イギリス=ハンガリー 2006年
配給 : 東北新社
キャスト:エド・ハリス、ダイアン・クルーガー 、 マシュー・グード 、
     ラルフ・ライアック 、 ジョー・アンダーソン 、 ビル・スチュワート

天才音楽家ベートーヴェンの旺盛な創作力の陰に、
1人の知られざる女性写譜師の存在があったと架空の設定のもと、
彼の晩年にスポットを当てた感動の音楽ドラマ。

皆さんは”年末”を思い出すものって何ですか?(ってまだ早いなぁ。)
私は断然、”忘年会承ります”の表示ですね~(笑)

さて今回は、エドさんって芸術好きなんですね、って作品です。
第九”の初演を4日後に控えたているが楽譜が完成しないベートーヴェン。
彼のもとに写譜師として一人の女性がやってくる。
始めは女性に冷たいベートーヴェン。しかし彼女の才能を知り、仕事を任せることに。
さて楽譜を完成し、見事上演出来るのか?そしてその後は・・・!

これが架空の設定だと見ている時は知りませんでした。
音楽室で見ていたベートーベンの肖像画はかなり難しい人っぽそうだったし、
作品中の彼も信頼出来ない相手には心開かず噛み付き、
平気で裸になったり、おしっこしたり。
耳が聞こえない事で周りの迷惑も顧みず、朝昼、作曲。
あの肖像画のイメージ通りの設定でした。

では何が架空の設定だったというと、写譜師の女性。
この作品、実は彼女目線なんですよね。
そして確かにベートーベンには写譜師が何人もいたけれど女性ではなかったようです。
しかし役名は晩年の男性写譜師に似ているらしいです。

今回ベートーベンを演じたのは『ポロック 2人だけのアトリエ』でも、
情熱的に芸術家を演じたエド・ハリス。
長髪の彼は珍しいので、それだけも意外性がありました。
気難しい役を見事に熱演。
この作品の真の主人公、女性写譜師役を演じたダイアン・クルーガーは、
15歳でエリートのコンペテションに入賞してモデルとして活躍し、
『ナショナル・トレジャー 』や『トロイ』で活躍。
ドイツ人のデルモー(モデル)って綺麗だよね~。

中盤前に12分間の第九初演があるが、
それは結構見ものだとの情報につらえて見たのですが、
確かにラストシーンでも無いのに良かったです。
まだ半分以上もあるのにこんなに盛り上がっちゃって、
この後どうなる事かと思いましたが、
脚本がいいのか、それはそれなりに見せてくれました。

クラシックが分からない方もそれなりに見れますし、
やはり音楽はいいもので癒されます。
オススメですよ。


映画 『バラ色の選択』

2008-06-04 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『バラ色の選択』。

製作国 : アメリカ 1993年
配給 : ユニヴァーサル映画=UIP配給
キャスト:マイケル・J・フォックス、ガブリエル・アンウォー、アンソニー・ヒギンズ 、
     マイケル・タッカー 、ボブ・バラバン

自分の夢の実現を前に、愛か金かの選択を迫られるホテルマンの悲喜劇。

皆さんは先を見越す眼力がありますか?
それが当面の私の課題です。

さて今回は、いい俳優さんよね、って作品です。
マンハッタンの一流ホテルに勤めるやり手のコンシェルジュの主人公。
自分のホテルを持つという夢の為仕事一筋の彼。
すでに物件を見つけ、あとは出資者を見つけるだけ。
そこへ大富豪が現れ、愛人との浮気用の部屋を提供すれば、
企画書に目を通してやるという。その愛人は憧れの女性だった。
さて彼の夢は実現するのか!

私ね~マイケル・J・フォックスって好きなんですわ。
あの目つきがいいんですよ。
以前にもご紹介した 『摩天楼はバラ色に』でイチコロになり、
『バック・トゥ・ザ・フューチャー 』で胸を躍らせ、
『再会の街/ブライトライツ・ビッグシティ 』で、
やるせない思いをたきつけられました(笑)

そんな彼の出演したこの作品は、
何だか『摩天楼はバラ色に』の二番煎じみたいな感じで正直いま一つ。
ただ、こういった結末になるのが共通して言えるって事は、
彼が脚本を選ぶ基準ってのが”いい人目線”のような感じがします。
人柄ですね~。
また今回のヒロイン役のガブリエル・アンウォーはかなり幼く見えますね。
『セント・オブ・ウーマン 夢の香り』でも大人っぽく見えましたが、
どちらも年代的には一緒だったんですね。
『ハムナプトラ』のレイチェル・ワイズとダブって見えるのは私だけ?

お馴染みのドタバタ恋愛サクセスストーリーですが、
色褪せて見えた作品になってしまいました。
年を取ったという事でしょうか?(笑)