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Smoke

店の表を通る人を毎日写真で撮るたばこ屋の映画をご存知だろうか?

映画 『アウトブレイク』

2008-01-30 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『アウトブレイク』

製作国 : アメリカ 1995年
配給 : ワーナー・ブラザース映画
キャスト:ダスティン・ホフマン、レネ・ルッソ、モーガン・フリーマン、
     キューバ・グッディング・ジュニア、パトリック・デンプシー

すさまじい伝染力と死亡率を持つ未知の病原体の脅威と、
それに立ち向かう人々の姿を描いたパニック・サスペンス。

皆さんは今年インフルエンザに掛かりましたか?
私は予防接種をしてない割には掛かりませんね。
一番の予防は外から帰ってから、
また、飲食前の手洗い・うがいに限るのかもね。

さて今回は、細菌ってヤツは小さいくせに脅威なのね、って作品です。
アフリカの村を崩壊に追い込む勢いがある病原菌が発見された。
その直後、同じ様な特徴のある病原菌がアメリカでも発見され、
人々が次々倒れていく。
そこへ軍の研究チームが解明していく。
さてペストよりも確実に死をもたらす、
この細菌にチームは勝つ事が出来るのでしょうか!!

この作品が世に出た時は今から15年近く前。
その頃エボラ菌の話題が多く取り上げられて、
この作品内で出てくる菌の写真が使われてましたよね。
当時は病原菌でこんなに現実味あふれる作品はなかったので、
報道でもよく取り上げられてるのが印象的でした。
現在ではこういった内容を扱う作品も増えてきましたが、
15年も前だとエボラの発祥とダブっていただけに脅威でした。

印象的といえば小さい女の子が手を伸ばして猿を見つけるシーン。
「あぶないーー!!」と何故かいつも言ってしまうのは私だけ?(笑)

出演者の顔ぶれもダスティン・ホフマン、レネ・ルッソ、モーガン・フリーマン、
それにドナルド・サザーランドと豪華ですね。
この作品に『グレイスアナトミー』のパトリック・デンプシー が出演しているとは!
知らなかったな~。
やっぱり15年くらい経つと違うね。

年月を経ても古くない作品だと思います。
インフルエンザの意識も含めてご覧になって下さい。



映画 『カポーティ』

2008-01-28 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『カポーティ』。

製作国 : アメリカ 2006年
配給 : ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
キャスト:フィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー、
クリス・クーパー 、クリフトン・コリンズJr、ブルース・グリーンウッド

文学界に名を残す作家トルーマン・カポーティが、
ノンフィクション小説の名作「冷血」を書き上げた6年間に及ぶ伝記映画。

皆さんは有名な小説を読みますか?
私は読書の趣味は無いので小学校&高校の時以外
からきし読んでないですね~。

さて今回は、物書きは本を書く為なら何でもするのね、って作品です。
実際に起こった一家惨殺事件を元に小説を書こうとする”カポーティ”。
拘留された若い容疑者に話を聞くべく、色々手を尽くす。
そして最後の結末を書くまでに6年間の歳月を費やすことになる。
犯人とのやり取りでカポーティの精神状態も危うくなってくる。
小説「冷血」を執筆している彼の状況を描写した一作。

予告の段階で見る気が折れてましたね~。
実話は好きですが堅そうでねぇ~。しかも「冷血」読んでないし。
ただアカデミー主演男優賞を取ったフィリップ・シーモア・ホフマンの演技は
見とかないとかなぁと思ってただけで、
実際見るまで時間が掛かってしまいましたね(笑)

思っていたよりはスラっと見れましたね。
続きが知りたくなる展開ですね。
小説を読んでいたらもっと先が気になるんでしょうかね?
この作品を見るまでは”カポーティ”が
「ティファニーで朝食を」の著者とは知りませんでした。
そういう方、多いんじゃないかな?全然雰囲気違いますモンね。

意外と社交的で甲高い声で皆を笑わす。
ホモという事にも驚き。
女性の親友ネルに意見を求める。その関係が好感が持てた。
基本的に社交的な人なんだろう。

世の中には似たような事件はあるのに、
どうしてこの事件を取り上げたのだろう?
「CSI」をこよなく愛している私にとって、
この題材はインパクトが小さい。
まあ、現在の方が圧倒的に情報量が違うから、
当時では田舎で一家惨殺とはかなりの衝撃だったのだろう。

それにしてもフィリップ・シーモア・ホフマンの演技には脱帽。
個性的な役が多い中、今回は本当にハマリ役だったと思う。
「Ray」のジェイミー・フォックス、
「マン・オン・ザ・ムーン」のジム・キャリーもかなり似ていたが、
顔立ちはメイクで何とかなるでしょうが、
雰囲気や話し方など真似て台詞を言うのはそう簡単にはムリでしょう。
努力ですなぁ。

そろそろアカデミー賞の話が噂される時期。
予習のつもりで気楽に見てはいかがでしょうか?



映画 『デート・ウィズ・ドリュー』

2008-01-25 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『デート・ウィズ・ドリュー』

製作国 : アメリカ 2004年
配給 : エレファント・ピクチャー
キャスト:ブライアン・ハーズリンガー、ドリュー・バリモア、エリック・ロバーツ
     コリー・フェルドマン

ハリウッドスターとデートすること。そんな壮大な夢に挑んだ“一般人”がいた!
しかも元手1100ドルだけを使い、わずか30日で!!
さてコネも何も無い彼の願いは叶うのか?

皆さんは夢に向かってひたすら突き進んだ事がありますか?
私は遠い昔にありましたね~。
本気で突っ走ってると何故か道が開けていく、
あれはやってみないと体験出来ない不思議な状況ですよね。

さて今回は、アメリカの人ってホントに夢を追うのが好きなのね、って作品です。
無職で収入の無いブライアンはクイズに出場し優勝。
優勝に導く最後の回答が6歳の頃から憧れてるハリウッドスター、
”ドリュー・バリモア”だった事に運命を感じて、
その賞金1100ドルだけを使いデートをしたいと夢見る。
そしてそれをドキュメンタリー映画にしてみたいという思いだけで突き進んでいく。

彼は勿論、一般人(笑)

確実なコネも無く、これといった計画も無く、無謀と思われる彼の夢は、
色々な人のコネや援助を受けて憧れの彼女に近づいていく。

本人も言ってるが、ちょっと間違ったらストーカー。
でも彼は本気。
彼女とデートする為に毎日何時間も電話をし、
蜘蛛の糸ほどの細いコネを何とかモノにしていく。
それでも周りの人の温かい応援で、
彼女の気を引くための予告編を作ったり(これがまた良く出来てる!)、
筋トレしてみたり、
デートが出来るかもしれない時の為にソックリさんを呼んで練習までする。
毛深い自分を心配し一度は脱毛を考えるが、挫折する。
そこがまたフツーっぽくていい(笑)
意見を求める為に元彼女や占い師にまで聞く(この占い師の言葉は要チェック!)。

驚きは友達の輪が意外とセレブに行き当たる。
以前「いいとも」で一般人に電話がいってしまったハプニングがあったが、
今でも芸能人で放送されているのは不思議な事でもないのかもしれない。

30日間という時間もどんどん過ぎていき焦るブライアン。
彼はWeb上で予告編などを流す。
直向さが功を奏したのか、ネット上では大反響。
この行動が後の彼をある事に導いていく!

面白ろドキュメンタリーは色々あるが、
この作品は出来はともかく好感が持てる。
人物も動機も考え方も普通っぽいからかも。
じゃあ、何で日本にまでこの作品が公開されたのかと言えば、
思った事を行動に移した、というだけなんじゃないかな?
しかし殆どの人は思っても行動に出来ない。
彼はそれを成し遂げた。
そういう人物だけが夢を実現する事が出来るのだろう。
改めて感じた。

もう一つ好感が持てたのはドリュー・バリモア。
彼女はホントにいい人なんだろう。
過去に何があったか、現在何て言われてるかはどーでもいい。
この作品を見て彼女の事が私も好きになった。

“If you don't take risks, you'll have a wasted soul”
(リスクを冒さないのは人生の浪費だ)

この作品はラストが特にいい。
夢に向かっているが挫折しそうになってる人、
何もない毎日を過ごし張り合いの無い人、
この映画を見るべし!






映画 『マリー・アントワネット』

2008-01-24 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『マリー・アントワネット』

製作国 : アメリカ 2006年
配給 : 東宝東和、東北新社
キャスト:キルスティン・ダンスト、ジェイソン・シュワルツ、ジュディ・デイヴィス

浪費家で傲慢な女王というイメージが強い王妃マリー・アントワネットを、
監督のソフィア・コッポラが今までに無い視点で製作した作品。

皆さんは周りからのイメージのギャップに戸惑う時がありますか?
そんな時のストレス発散方法は何ですか?
もっぱら私は”喰う”。
しかし、最近の私は大人になり、
洋菓子から和菓子に変わってきました。う~ん大人。

さて今回は、皆が言ってることが全てじゃないのよンって作品。
悪名高き”マリー・アントワネット”。色んな媒体で知られてるよね。
私も「ベルバラ」で学びました(笑)
そん時のイメージってやっぱり自由奔放、パーティー好きの浪費家。
そりゃ~農民だって悪口も言えば、スト起こしますヨ。
ってのが感想でした。

この作品を見ようと思ったのは宣伝していた曲が良かったのと、とにかく衣装。
ドレスはカラフル、靴はマノロ。
第79回アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞しただけの事はある。
本来のマリー・アントワネットはピンクが好きでそれをよく着ていたそうだが、
この作品のドレスの色はマカロンをイメージしたというだけあり、
フリル一つまでキュートでスウィートだった。
ドレスに負けないマノロの靴は、
当時本当にこんな靴を発注してたかも、と思わせる。

また堪らなく頬張りたくなるお菓子のオンパレード!
綺麗にデコレーションされたケーキの山を、私も指ですくってみたい!!
マカロンでオセロをしたい!!
女性なら”衣装・お菓子”この2点のポイントはかなりなモンでしょ!
とにかく画像はパステル調で素敵だ。

期待してたのはその2点だけ。
中身はきっと悪口のオンパレードでギロチンのフィナーレかと思ってた。
だからストーリーは全く期待していなかった。
ところが一般的に世の中に出回っている話とは違い、
意外な視点からストーリーを作り上げていた。
「マリー・アントワネットもいっぱしの少女&女なんだなぁ。」
というのが素直な感想。
彼女の内面を箇条書きに映像にしたみたいだった。
確かに起承転結がハッキリしてはいない。
そういった物を期待している人は物足りかも。
でも彼女に関してそんな筋書きは沢山あるじゃないか。
いいアイデアだった、と私は思う。
かなり冷静に彼女を一人の女として見れた気がする。

また役者も良かった。
ソフィア・コッポラが
「キルスティン・ダンスト以外考えられなかった」と言うだけあり、
彼女の小悪魔的な表情の演技がイケてた。
そして屈託の無い演技が魅力を増してた。ハマリ役だろう。
少女期から大人の女、そして妻を滞りなく、
また、違和感も無く演じてた。
いい役者になったもんだ。
でも他の役者が色褪せてたなぁ。

女には色々な魅力がある。
一方向だけで決め付けないで見て欲しい。






映画 『もしも昨日が選べたら 』

2008-01-23 | Weblog
映画は人に奥行きを持たせるアイテム。
今回は『もしも昨日が選べたら 』。


製作国 : アメリカ 2006年
配給 : ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
キャスト:アダム・サンドラー、ケイト・ベッキンセール、クリストファー・ウォーケン

人や時間までも操れる、夢のリモコンを手に入れた男の話。

いや~皆さん、お久しぶりッス!お元気でしたか?
私は相変わらず飲んだくれの毎日デッス。
最近のおつまみランキング1位は「ふじっこ」の煮豆です。

さて今回、楽あれば苦もあるから人生なのね、って作品です。
働きすぎの男マイケルは家庭を顧みないのに楽して昇進を狙ってます。
そんな時、家のリモコンも良くわからないマイケルは、
全ての家電製品に応用の利くリモコンを購入しようと考えた。
その時怪しげな定員にすすめられたリモコンは、
何と!人生までも操れる優れものだった!

確かに嫌な事は早送り、
確かめたい記憶は巻戻しが出来たら欲しい!
でも飛ばした部分は戻れないし、
何故か飛ばした部分が自動で記憶されていて、
早送りをした事柄にブチ当たると勝手に早送り。
だから何で早送り後の世界に飛んだのか?が判らない。
知らない間に自分が違う人間になった感じだ。

それに嫌な事を早送りしている割には、
結果、自分の望んでいるような素敵な未来には実在していない。
寂しい老後が待っていた。
そうなってから人生には何が必要かマイケルは気がつく。

働きマンのマイケルにアダム・サンドラー。
彼の奥さん役に『アンダーワールド』でクールな役もこなせるのよンの
ケイト・ベッキンセール。
怪しげな定員に『 トゥルー・ロマンス』や『アンツ』の声優もやった、
クリストファー・ウォーケン。けっこうアクが強い役が多いですよね。
『パルプ・フィクション』 も印象が強い。

軽いタッチだけかと思って見ましたが、
何故か心に残ってしまう作品でした。
働き過ぎの日本のリーマンに是非見てもいたい一品です。

遅ればせながら今年もヨロシクです。