Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ソフビ制作裏話 その220

2011年04月02日 | 制作裏話


Part.2 原型の制作

 今日は「ファイナルゴジラ」の原型を制作して感じた事について。


▲写真は原型です。

■今から思えば楽しい作業でした
 粘度原型の制作時は、予想以上に手間はかかりましたが今から思えば楽しい作業でした。
 今までのゴジラ商品の中では一番アレンジが多かった商品と言えます。
 力強さをより出したくて平成シリーズのエッセンスを取り入れたり、たくさんの細部のこだわり、川北監督に教えていただいたゴジラスーツの姿勢のポイント、そして「ファイナルゴジラはこうあってほしかった」という願望をも含ませて、「カッコかわいく」というディフォルメテーマの中でこれらをとのぐらい実現できるかという挑戦の楽しさと言えます。
 詳細は以前書きました「こだわり」(2010年2月25日~3月5日掲載)で紹介していますので割愛しますが、若い世代のファンの方々にはすぐにたくさんのこだわった所は気がついてもらえると思うものの、おじさん世代の方々にどの程度これらのこだわりがわかっていただけるか、納得していただけるかという意味での挑戦もあったと言えます。
 そして、5年程度のキャリアで高々と言うほどの事ではないと笑われてしまうかもしれませんが、ゴジラソフビの原型という点では、これまでの経験の集大成的な部分もあった事は確かです。
 また、全ゴジラの中で「カッコかわいく」に一番遠いと思っていたのが「ファイナルゴジラ」でしたので、完成後は「ファイナルゴジラができたんだから、今後他のゴジラを作ってもこんなに悩んだり手間のかかる事はないだろうなぁ」と感じました。(きっといつか「甘かった…」と反省する事はあるかもしれませんが……笑。)
 なんだかんだ言ってもやっぱりゴジラソフビの原型を作るのは楽しいです。
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