Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

商品ディスプレイ

2007年10月23日 | 代表羽沢のG雑感
 今日はトイイベントや模型イベント等で見られる各メーカーさんやディーラーさんの商品展示で気になる事を書きます。
 弊社がディーラーとして各イベントに参加する前から、個人でイベントにはちょくちょく行ってお気に入りを求めていたのですが、ずっと今も気になる事があります。私の目的は主にゴジラや東宝怪獣なのですが、それらを販売している多くのメーカーさんやディーラーさんの販売スペースはほとんどがテーブルに布を敷いています。その多くが布の色が黒なんです。不思議でした。
 仕事でディスプレイや商品のアピール・プレゼンに関するトータルデザインをした経験もあるので、つい商品展示の仕方が気になる癖がついてしまっているせいなのでしょう。日常でも特に色には敏感な方なので、黒の布ばかりが並んでいるディーラーのテーブルに違和感を感じる事があります。
 黒い布を敷くメリットはもちろんあります。開場は広く、意識や注意が散漫になりがちなので、黒の上に商品を置くと人間の目は他の色よりも商品に集中しやすいのです。じっくりそれらの商品を見る上では(特に怪獣等の地味な色のもの)黒は確かに見せやすい。しかし実寸より小さく見えてしまうのは事実です(黒以外でも強い色もそうです)。賑やかにたくさんの種類の商品が並んでいればそう気にはならないかも知れませんが、展示物の間隔が開いて並んでいるテーブルスペースは暗くてまるでお通夜のように感じてしまいます。怪獣の多くは地味な色が多いので、黒の布は不向きだと思っています。
 たぶん黒の布を敷いてぽつぽつと商品を置いているだけのディーラーさんは、そういう事に気がつかないか気にしないかなのでしょう。でっかいお世話ですが、見ていて寂しく感じてしまうのは私だけでしょうか。
 同じ黒の布を敷いている所でも、立体的に雛壇式にしたり、他の色の布をワンポイントに置いたりしていると逆に見る側の立場を意識しているのだなぁと感じます。さらに商品の後ろに鏡や背景等を置いたりしているのは逆に黒なのにディーラースペースが明るく見えますし、照明を付けていたりすると黒である事がよりカッコよく見えます。
 ですから同じ黒の布もアレンジ次第で、どよーんと暗くなったり、カッコよく商品をよりアピールできたりするわけです。
 やっぱり見る側、買う側としては例えささやかでもかっこいいスペースだと嬉しいと思う訳です。イベントに行かれる方は一度その辺も意識して開場をまわられてはいかがですか?
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