Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

そフビ制作裏話 その263

2011年11月24日 | 制作裏話


 今日から今年1月に発売した「新春ゴジラ福袋2011」(完売)の各商品の制作裏話を書きます。こちらのセットの中には「ビオゴジ サイキックバージョン」と「ファイナルゴジラ ブラックバージョン2」、未塗装のソフビゴジラが在中していました。



Part.1 きっかけ

 まずは「ビオゴジ サイキックバージョン」から。テーマとなったシチュエーションや商品の配色やこだわりは、2010年12月7日の記事、12月25~28日の「こだわり」をご覧下さい。

■ゴジラの全身発光シーン
 Gメモリーズセレクションでは、毎回配色のテーマを決めています。その中でも一番多いのが劇中シチュエーションをテーマにした場合です。
 ゴジラの色は、どのシリーズにおいてもほぼ黒に近い色ですので、それを元に作るシチュエーションテーマとなればどうしても暗めの色が多くなってしまいます。
 続けてコレクションして下さっている方々にとっては、もしかしたら並べてご覧いただいていると「たまには明るい色も…」と思われた事はあるのではないでしょうか。
 作っている私共も時には思う事があります。少なからずともいつもそういう意識はあるので、DVD等でゴジラ作品を見ていると一瞬でも明るい色のシーンがあればつい目に留まる事が多々あります。「この色のゴジラも面白いかも…」と。

 そんな中で見つけたのが、この『ゴジラVSビオランテ』の時のゴジラと三枝未希との精神感応のシーンです。
 ゴジラが赤く発光しているシーンですが、もちろん色がいつもと違うというだけで発売を決めた訳ではありません。
 もちろん作品自体のストーリーとしても重要なシーンでありますが、後々の平成VSシリーズの未希の役割を位置づける意味でも大きな意味を持つシーンでもあるのです。
 ゴジラが赤く発光する。後の「デスゴジ」を除けば、全ゴジラシリーズの中でもそういったゴジラの表現というのは珍しいのです。時間にして瞬間的にほんの数秒のシーンではありますが、テーマ的にも色的にも商品化をする事の面白さを強く感じて、この時のゴジラを実現したいと考えました。
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