Part.3 彩色のこだわり(1)
■ちょっとだけゴジラとしても深みをプラス
昨日書いたように「熱線ダメージバージョン」は、成型色をできるだけそのままに生かしたままで、シチュエーションテーマを表現しようと企画したものです。ですからボディ部分にはほとんど塗装していません。細かな微妙のラメと内蔵モールによる反射具合で変化する色を楽しんでいただきたいと思っております。
が、ほんのちょっとだけ実は塗装しております。このまま全く成型に何も塗装しないままでもいいのですが、仕上がり全体がどうしてもライトな感じの印象になりがちです(モールが内蔵されているためという理由もあります)。
その対処として、少しだけゴジラとしての重み、深みを加えるために、成型色に近い色のメタリックパープルを頭部の眉にあたる部分、鼻、傷ついていない方の右肩、両膝だけに少しばかりスプレーしています。
近い色ですし、塗装箇所も少しなので、言われてみなければ気がつかない方もいらっしゃるかもしれませんし、必要ないんじゃないかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。が、これがあるとないとでは実は大きく印象や存在感が変わるのです。ある意味今回の商品で一番配色にこだわった所でもあります。
ぜひ実物で確かめていただきたいと思います。
目、キバ、爪は統一してシルバーで塗装しています。テーマ的に熱線放射時の雰囲気にするためと、成型色をできる限り見ていただきたくそれを殺さない色としてのチョイスです。
