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有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

「ビオゴジ」「ギドゴジ」のこだわり その2

2009年02月19日 | 新作商品情報
「ビオゴジ」「ギドゴジ」の劇中スーツ Part.2

■「ギドゴジ」劇中スーツの使われ方

 続いて「ギドゴジ」スーツについて。
 「ギドゴジ」は「ビオゴジ」の次作『ゴジラVSキングギドラ』に登場したコジラです。劇中で使われたスーツは基本的に2体で、どちらも「ビオゴジ」の流用なのだそうです。
 その使われた2体は「ビオゴジ」で言うところの「海用(後期)」と「陸用」ですが、どちらも顔はもちろん全身にわたって改修されての使用のようです。

 雑誌や書籍等の表現ですが、大まかに「北海道戦スーツ」と「新宿戦スーツ」と呼称されていて、「北海道戦スーツ」は「ビオゴジ・海用」の改修のようです。昨日書いたように「海用」は「陸用」に比べて頭頂部の突起が目立つので、それで違いがわかります。これも昨日書きましたが、このスーツはボディと首から上が別に作られて合体しているものなので、時間が経過しているせいか、場面によっては首のつなぎ目がバレバレになってしまっている時がありました。顔そのものもかなり修復の様子が見られ、微妙に「ビオゴジ」とは違います。皮一枚張り替えたらしいという説もあるようです。細かいところを言えば、耳の位置や角度、わずかに鼻の形状、目の大きさや角度に違いがありますが、遠目に見るとなかなか違いはわかりにくく、写真等で「ビオゴジ」と比較して見ないとどちらのものなのか判別はつきにくい形状と言えるでしょう。
 一方の「新宿戦スーツ」は「ビオゴジ・陸用」の改修のようです。顔の修復でやはり「ビオゴジ」とは若干の違いがありますが、ボディの方に修復の様子が多々見られます。「ビオゴジ」に比べて時間経過や損傷のせいでしょう、くたびれた感じのたるみやしわが多く見られます。当時のゴジラスーツは後々のゴジラに比べれば、まだ重たかったと言えるので、やはりゴジラも部分部分が引力には逆らえなかったと言えるのでしょう。

 しかし、顔だけ見て「ビオゴジ」「ギドゴジ」の違いがはっきりわかるのが目です。「ギドゴジ」はやや「ビオゴジ」に比べて大きい印象です。瞳の色が「ビオゴジ」に比べて明るくなったので、表情が伝わりやすいと言う点もあると思います。
 若干白目部分も「ビオゴジ」よりは見やすいと言えるでしょう。
 カラー写真等で見る時は、目を見て(特に瞳の色)判別するのが一番早い方法かもしれません。

 どの書籍やムック本等でも「ギドゴジ」スーツは「ビオゴジ」の流用と言うのは記載されていますが、厳密にどのシーンでどのスーツが使用されているのかは明確ではなく、筆者・ライターさんによって推測で書かれているものも多いため、はっきりとはわかりません。
 また、後々川北監督が「遠目のシーンは古い方(北海道戦スーツ?)で近い時は新しい方(新宿戦スーツ?)を使っている」とコメントした事もあって、完全に北海道のシーンが「北海道戦スーツ」だけ、新宿でのシーンが「新宿戦スーツ」だけとも限らないようなのです。
 メカが内蔵されたアップ用も新たに改修されて作られているようですので、それも含めてどのシーンも複数のスーツをいろいろ状況に応じて使い分けていたというのが事実ではないでしょうか。

 弊社の「ビオゴジ」と「ギドゴジ」ですが、劇中スーツが実際に流用と言う事でしたので、同じでありたいという事で一部同型パーツを使用しています。ボディ部分、尻尾、背びれ、腕は同じ形状です。
 弊社の「ビオゴジ」は実際の「ビオゴジ・陸用」をモチーフにしていますので、弊社の「ギドゴジ」は結果的に「新宿戦スーツ」がモチーフとなったと言っていいでしょう。

▲「ギドゴジ ブラックバージョン」成型サンプル。未塗装状態です。

(2009.7.27更新)
「ビオゴジ ブラックバージョン」は完売致しました。ありがとうございました。
(2009.9.28更新)
「ギドゴジ ブラックバージョン」は完売致しました。ありがとうございました。
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