Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ゴジラ対メガロ見聞録1

2012年09月20日 | 羽沢組的怪獣見聞録


1 作品とゴジラスーツ

 10月7・8日発売予定の「メガロゴジラ グリーンバージョン」を控えていますので、今日から少し『ゴジラ対メガロ』についての事をいくつか。


▲左「メガロゴジラ グリーンバージョン」(10月発売予定)
右「74ゴジラ ダークブルー」(発売中)

正義の味方のゴジラ
 1973年に公開された『ゴジラ対メガロ』。
 これまで何度か書いてきましたが、ゴジラの造形がリニューアルされたというくくりで言えば、ゴジラ映画昭和シリーズ後期3作品の最初の作品。

 昭和シリーズの後半頃からは、ゴジラシリーズをはじめとする東宝特撮映画が観客動員で苦戦を強いられる時期でした。「チャンピオンまつり」をスタートさせ、ターゲットを本格的に子供向けにした事から、次第にゴジラは正義の味方となり、子供達のヒーローになっていきます。
「正義のゴジラ」の最終章の始まりとも言えるこの『ゴジラ対メガロ』で愛嬌のある親しみの持てるルックス、そしてアクションへと変わっていきました。
 そのためにゴジラ離れをする怪獣ファンが当時いたのは事実。逆にこの頃からゴジラ映画を見始めた子供達にとっては「正義のゴジラ=僕らのゴジラ」。
 そういう点では、いろんな意味でターニングポイントとなる作品と言えるのかもしれません。

 この時のゴジラ「メガロゴジラ」スーツは、後の2作に流用改修されて使用されています。合わせての3作は頭部が全く違うのですが、未だこの「メガロゴジラ」と「74ゴジラ」が全く同じと勘違いされている人も多いようです。ある意味ゴジラファンの7不思議の一つかもしれません(笑)。
 情報がアバウトのまま、後のムック本で間違って掲載されたり、他社さんのレトロタイプソフビの発売の際に「同じ」と謳ってしまったものがあったりしたためと思われます。
 Gメモリーズセレクションでは、ディフォルメテイストの中ではありますがその違いを明確にすべく両方を商品化。これまでもここで何度か「違う」ものであるとお知らせしてきました。すでに弊社商品をお求めいただいた方々にはご理解いただけたと思いますが、ライトなファン、ビギナーのファンの方々はまだご存知ないかもしれません。具体的な違いは、2011年12月10~20日掲載の「見聞録」をご覧いただければ参考になると思いますので、ぜひこの機会にご理解いただければ嬉しく思います。

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