Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ソフビ制作裏話 その109

2009年04月06日 | 制作裏話
制作裏話「キングギドラ ブルーバージョン」編 Part.1

 今日から昨年4月から発売を開始した「キングギドラ ブルーバージョン」の制作裏話を書きます。

■ブルーのキングギドラを作る事

 「キングギドラ ブルーバージョン」の制作裏話……とは言っても、商品発売前の「こだわり」(2008年3月26~29日記載)に書いたように、諸事情で具体的に何をモチーフにしたカラーリングなのかは書く事はできません。

 本物のキングギドラと言えば、劇中で見られる全身ゴールド以外のカラーはありえません。東宝さんの意図としてそういう枠をきちんと定めておられるのは当然です。ですから違う色のものを「あの時のキングギドラ」としては認められないわけです。許諾範囲をある程度明確にされているという事ですから、それは充分納得できる事です。

 数多くの他社さんのレトロソフビ等に見られるように、ディフォルメタイプとしてのオリジナルカラーであれば、全身金色でなくとも許諾いただけるのですが、「あの時のキングギドラ」等をモチーフとして公言するカラーとなると無理なわけです。
 当然、オリジナルディフォルメカラーとしても、明らかに「あの時のキングギドラ」のカラーを思わせてしまうカラーリングも無理なのです。
 これまで発売されてきた他社さんのブルー系のキングギドラをお持ちの方はご存知かと思いますが、いずれも「あの時のキングギドラ」っぽくはしてはいるものの、配色の一部は違っています。成型色を水色系にしたり、翼以外の全てをゴールドにしたり、翼のカラーをメタリック系にしたり………etc。いずれもそうせざるを得なかったという事が推察できます。

 弊社の「ブルーバージョン」も、当然実際にあったキングギドラのカラーをモチーフにしたものとしてではなく、あくまで弊社の考える所のディフォルメカラーとして許可していただいたものです。

 まずは、そういった背景があるという事をご理解いただき、事情を察していただければ幸いです。

(2009.4.27更新)
「キングギドラ ブルーバージョン」は完売致しました。ありがとうございました。
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