Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

そフビ制作裏話 その271

2012年03月06日 | 制作裏話


 今日から昨年2月に発売した「5周年メモリアルセット」(完売)在中の商品の製作裏話を書きます。こちらのセットには「ビオゴジ サイキックバージョン2」と「モスラ幼虫 メタリックブラウン」、「モスゴジ ゴールド」か「ファイナルゴジラ シルバー」のどちらかが在中しておりました。



Part.1 企画意図

 まず最初に「ビオゴジ サイキックバージョン2」から。こちらの商品の詳細やこだわった所につきましては、2011年1月14日の記事、2011年1月28~30日の「こだわり」をご覧下さい。

■ゴジラそのものを赤く表現
 この「サイキックバージョン2」はその名の通り「ビオゴジ サイキックバージョン(1)」のマイナーチェンジ版です。(「サイキックバージョン(1)」の裏話は昨年の11月24~26日の記事をご覧下さい。)
 劇中イメージや色にできるだけ近づけるようにして企画したのが「バージョン(1)」で、この「バージョン2」はある意味、私の個人的主観がかなり入った商品と言えるかもしれません。
 テーマとなった『ゴジラVSビオランテ』のゴジラが赤く発光するシーンをよく覚えていらっしゃる方はご存知かもしれませんが、光学合成の処理により、実写映像に赤く重ねた処理を施して点灯させているように表現されています。そのため、赤くなった時のゴジラは、ゴジラそのものが赤いというよりは精神感応の表現の一つとしての印象が強いのです。
 映像での「赤」に近づけるために「バージョン(1)」では、ボディには色を塗らずにクリア成型の赤を生かせるように配色しました。
 ならば、逆にゴジラそのものを赤く表現した場合はどうなるのかという疑問(欲?)も生まれ、しっかりとビオゴジらしさを失わないように立体を強調した「赤いビオゴジ」を作ってみようということで企画したものです。