Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ソフビ制作裏話 その115

2009年05月18日 | 制作裏話
制作裏話「GMKゴジラ 横浜激戦バージョン」編 Part.1

■バージョン名決定の理由

 今日から「GMKゴジラ 横浜激戦バージョン」の制作裏話を書きます。
 この商品は昨年4月から発売を開始したのですが、今回は特筆するような裏話エピソードとい程のものはないんです。
 時期的に「キングギドラ ブルーバージョン」の発売と近かったため、塗装の手間のかかるそちらを外注にお願いし、夏発売予定としていた新規造形ゴジラ(大戦争ゴジラ)の原型制作前であったこともあり、比較的慌てる事もなく(予想外でしたが)制作できた商品でした。あいかわらず忙しいスケジュールではありますが、塗装部分が少なかった事もあったでしょう。
 ですからスケジュール的には大きなトラブルもなく、配色自体も早めに考えていたものでしたので、珍しく(?)落ち着いてできた商品と言えるかもしれません。

 詳しい配色のテーマ、イメージしたシチュエーション等は、2008年4月22~25日に書いた「こだわり」の方をご覧下さい。
 そちらを見ていただければ充分理解していただけると思いますので、今回はそれらの補足と言う形式で書いていきたいと思います。

 前にも書きましたが、GMKゴジラを商品化するにあたって最初の「ブラックバージョン」以外、劇中シチュエーションをテーマにして4つのバリエーションを考えました。
 そのうちの一つ、この「横浜激戦バージョン」は、その名の通り神奈川県横浜市、主にみなとみらい地区を舞台にしてモスラやギドラと戦ったシーンのゴジラをイメージしたものです。
 ネーミングの候補として「みなとみらい戦バージョン」「クリアブラックバージョン」等もありましたが、すでにGMKゴジラの2つ目の商品は「箱根決戦バージョン」でしたから、地名にした方がシリーズらしくていいだろうという事で「横浜激戦」になりました。もし「みなとみらい戦」だったら『ゴジラVSモスラ』の最後の戦いの場になったシーンを思い浮かべる方もいるだろうという事も理由の一つです。

(2009.6.5更新)
「GMKゴジラ 横浜激戦バージョン」は完売致しました。ありがとうございました。