Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ソフビ制作裏話 その113

2009年04月10日 | 制作裏話
制作裏話「キングギドラ ブルーバージョン」編 Part.5

■青のギドラを知っている人と知らない人

 この「キングギドラ ブルーバージョン」を発売してわかった事ですが、キングギドラのブルー成型、しかもこの配色をわかって下さるのはどうやら「おじさん世代」のようです。

 発売開始から最近に至るまで、イベントで展示・販売しているのですが、お客様の反応がはっきりと分かれているのです。
 発売してすぐにお求めいただいた皆様はほとんどが40代以上と思われる方々。それも皆さん「待ってました!」と言わんばかりのニコニコ顔なのです。特にいろいろとギドラソフビをコレクションされている方々は、さすがに詳しいせいか「こういう青いギドラの塗装はなかったからありがたいです」と口々におっしゃっていただきました。
 「あのギドラ」の事を知っていて、細かくいろいろ説明しなくても、カラーリングの意図を理解して下さっているのがわかったのは嬉しい事でした。こちらとしても作り甲斐があったと実感です。
 ですからそういった方々とはこの商品についての話をしやすいのは確かでした。

 逆にあまりキングギドラのルーツに詳しくない方、年齢の若い方にとっては青成型のキングギドラはピンと来ないようです。
 若い方でも詳しい方がいらっしゃいますが、思い入れは少ないようです。
 イベントで展示してある商品を見ながら「キングギドラは青くないよー」とおっしゃる若い方が時々いらっしゃって、なぜ青いキングギドラを作ったのか「説明したいー!!」という衝動に何度もかられました。
 また「あのギドラ」をご存知の若い方でも、ボディのみ金色の方(印刷加工されたもの)しかご存知ないと思われ、「これは色が違うよ」と「知ったか」されている方もいらっしゃいました。もちろんこの時も「説明したいー!!」です。
 こういった方々に詳しく説明したくてもできないのが辛かったのが正直な所。今回ばかりは仕方ありません。

 私だけかもしれませんが、こういった対称的な皆さんの反応を見て感じたのは、意外と「あのギドラ」を知らない方が多いんだな……という事です。ぶっちゃけ知っている人はもっと多いと思っていました。
 東宝怪獣をコレクションしている方でも、平成あたりからファンになった人もいらっしゃるので、そういう意味では仕方がないのかもしれません。
 これから年月を重ねる度にどんどん「あのギドラ」を知らない人達が増えていくんだと思うと、改めて「おじさん世代」を感じる今日この頃です。


 なお、「キングギドラ ブルーバージョン」は完売目前です。お求めはお早めに!
 限定品につき再販はありません。

(2009.4.27更新)
「キングギドラ ブルーバージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

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