■配色のテーマは「炎」「金色」「発光」「爆発」「変化」
キングギドラの出現シーンは、爆発の炎が形となって表面化していくものでした。それをソフビ化するにあたり、色で現すにはどうするか……チョイスはいろいろと考えられますが、まず意味合いのポイントとなるのは「炎」「金色」「発光」「爆発」「変化」です。
これらを弊社のディフォルメギドラの造型でカッコかわいく「キングギドラ 出現バージョン」として現すために、成型色は蛍光オレンジをチョイスしました。
キングギドラの出現シーンをソフビで考える時、多くの人が全体のイメージを赤系かクリア系で思い浮かべると思いますし、実際そういった色のリクエストもいくつかいただいていました。どうしても「炎」や「変化」の印象が強いからです。私もそう考えるのが自然だと思います。しかし、炎＝赤、変化＝クリアというのはあまりにも言葉の先入観にとらわれ過ぎと考え、先ほど上げた5つのポイントを成型色と塗装色でできるいくつかの組み合わせを検討し、まず成型色を蛍光オレンジにしたのです。(もちろんいただいたリクエストを参考に今後も赤系、クリア系カラバリも検討してみます。)
これまで蛍光ではありませんが、オレンジ成型のキングギドラは他社さんのレトロタイプソフビでは実に多くあります。出現シーンをイメージしているのでなく、昔のマルブルタイプのカラーリングを取り入れていると思われるものがほとんどです。
弊社としてはあくまでも、出現シーンのシチュエーションにこだわった配色でのオレンジカラーとしてのカラーリングです。実物を比較していただければわかりますが、同じオレンジ系でもイメージは全く違うものと思っていただければ幸いです。
しかし画像では一見すると普通のオレンジにも見え、なかなか正確にこの蛍光オレンジが写らないのが残念です。実際はこれよりも明るいものと思って下さい。弊社出店のイベントに行かれる方は、ぜひ展示してある実物を直接ご覧いただきたいと思います。
