ソフビ制作裏話 その52

ミレゴジ　ファイアーバージョン編　Part.1

●実写ポスターと劇中ラストのイメージ
　今日から「ミレゴジ　ファイアーバージョン」の制作裏話をします。
　この「ミレゴジ　ファイアーバージョン」は、ソフビ・ミレゴジのカラーバリエーション第４弾として昨年7月のスーパーフェスティバルから先行発売した商品です。
　ミレゴジのカラバリの第３弾は『ゴジラVSメガギラス』の時のイラスト版劇場ポスターをイメージして「ブルーバージョン」(完売)として発売しました。次のカラーのイメージアイディアとしては、ミレゴジ本来の『ゴジラ2000ミレニアム』のポスターイメージを考えるのは必然と言えます。
　この『ゴジラ2000ミレニアム』の公開用ポスターは基本的に3種類存在し、そのバリエーションで展開されたようです。1つ目は作品の全容が公開される前のゴジラのシルエットイラストを中心としたポスター、2つ目は新宿を背景として全身炎を浴びて赤く見えている実写ポスター、3つ目は着ぐるみスーツそのままの色のゴジラとオルガを配置したポスターです。商品イメージとしてチョイスしたのは2つ目のポスターでした。
　劇中のイメージとしては、ゴジラはダークグレーかダークグリーンのカラーリングです。にもかかわらず、ポスターでは全身ゴジラが炎の照り返しを浴びたような赤、エンジのようなカラーリングで表現されています。実際作品の中でゴジラはラストシーンでオルガを倒し、新宿の街中に熱線を次々に放射し、炎と変えていきます。画面全体が赤く見えるほど炎が立ちこめ、ゴジラそのものも赤く見えているのです。
　ですからこの「ファイアーバージョン」は、このポスターと劇中ラストシーンをイメージしたカラーで企画したのです。
　続きはまた明日。

(2011.4.30更新)
「ミレゴジ　ファイアーバージョン」は完売致しました。ありがとうございました。