Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ソフビ制作裏話 その12

2007年06月09日 | 制作裏話
デスゴジ編 Part.5
「デスゴジカラバリ計画」について



?左・デスゴジスタンダードカラー(完売しました)、
 右・デスゴジ レッドバーニング(こちらもすでに完売しております。ご了承下さい)


 今日はデスゴジの配色・カラーリングの話をします。
 Gメモリーズセレクションでデスゴジを作る事に決めてすぐ、カラーバリエーションを考えました。どんどんアイディアは出てきます。すぐに思い付いただけで30ぐらいはあったでしょう。
 元々レトロタイプやディフォルメタイプのソフビの成型色や彩色は、何も劇中のスーツに近くしなくてもかまわないと私は思っています。他のメーカーさんもいろいろなカラバリで商品を発売していますものね。全然実物の怪獣と違う色で作られていても違和感がない場合は「さすが!」と感心してしまいます。
 実物に近いもの、劇中シーンのイメージを思わせるもの、実物にこだわらず造型に合ったもの…。いろいろ考えられます。
 私自身デスゴジの色のポイントはやはり体表のファイアーパターンだと思うのです。「熱」「炎」「発光」、これらを表現しようと第一に考えました。ウチのソフビはディフォルメですので、「カッコかわいく」のテーマからはずれないようにリアルすぎず、かと言って安っぽくならないようにと。
 そしてたくさんある色のアイディアを全部やっても売り上げや採算を考えると無理が出るので、枠を設ける事にしたんです。これが「カラバリ計画」です。
 羽沢組が考える所の劇中のデスゴジのカラーイメージでやっていこう、という事にしたんです。
 もちろん絶対的なこだわりではありません。多くの方がご承知の通り、バンダイさんからはこれまで多くのカラバリでのソフビデスゴジが発売されました。いずれも人気商品でしたから、ウチのゴジラをお求めの方でも「バンダイ風のカラーで」と望まれる方が複数いらっしゃるのもわかります。全く同じカラーリングはできませんが、イメージだけを参考にさせていただいて、ウチの「デスゴジカラバリ計画」に合うような色にして制作も視野に入れる事にしました。
 現在、この「デスゴジカラバリ計画」で8種類のデスゴジを発売しました。あと少しだけ続けるつもりです。中には「作り過ぎだよ」と言う方もいらっしゃるかもしれません。日頃コンプして下さっている方にはメチャメチャ感謝しているんで、そう思われると本当に申し訳ないんですが、コンプできない方でも自分の好きな色をチョイスして買える楽しさを感じてくれれば幸いです(いつかコンプして下さっている方には何らかのお礼企画を考えなくちゃなりませんね)。
 と言う事で(どういう事だ?)今後ともウチのデスゴジたちを可愛がって下さいませ。