よりみち散歩。

日々の暮らしのなかで心に浮かぶよしなしごとを、こじんまりとつぶやいています。お役立ち情報はありません。

2019年を振り返る

2019年12月13日 | コラム


近年稀に見る大変革の年だったと思う。
2018年の晩秋から、母の足がもつれるようになり、記憶力も日に日に衰えていった。
年越しのときは、認知症のような状態に加え、自力で起き上がることさえ、難しい状態になった。
骨にも脳にも転移していて、既に末期だった。

1月に入院し、桜の頃、平成最後の月に旅立った。あっという間だった。
その頃は、確かに悲嘆に暮れていたが、最近ようやくこれが最善だったのだと思えるようになった。

ガンだけならば、死の恐怖と戦わなければいけない。
認知症だけなら、本人も家族も疲弊しきっていたかもしれない。
認知機能低下のためか痛みを訴えることもなく、恨みや苦しみや執着を手放して逝くことができた。

私は看取りに間に合わないのではと思ったが、なぜか私が仕事のない日に容体が急変し、
きちんと見送ることもできた。


こじんまりと働ける職場にも巡り会えた。それまでセクハラ、パワハラ、意味不明の会議や調整といった
環境に身を置いていた私には「こんな穏やかな職場があるのか」と感動をおぼえた。

令和に入ってから、投資を始めた。本当に歴は浅い。今のところ、赤字にはなっていないが
暴落に備えて、心の準備だけは怠らないようにする。

長期投資と人生はよく似ている。
暴落の短期間のみを眺めると悲惨に感じるが、長期視野で見ると、上昇したり下降したりを繰り返し、
プラスに向いていくものだ。すべてはうつろっていく。冬の後には春が到来する。

この一年だけを見るとかなり底打ちな状態に思えるが、多分これから運気は上昇していく、
そんなふうに考えられるようになった。

「モノが頻繁に壊れる」「身近な人との別れ」「ゾロ目をよく見る」などは
人生の転換期のサインだと聞いた。すべて当てはまる。
高く飛ぶために、一度低く腰を折るように、これからは良くなる、そう思って来年に夢を託したい。


来年の抱負を沈思黙考中


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