人は社会を作って身を守る

　どこの世界でも必ず人間は何かから身を守っている。病気かもしれないし、餓えかもしれないし、敵対する組織かもしれないがそれらから共同で身を守る集団が社会の一番ベースになるものである。確かに身を守るためにそいう事をやっているわけだが、その行為はどちらかと言えば、不利で不便で不都合な状態にならない事に神経を使う行為なのであって、実際にその状態に陥った人間を助ける事にはあまり向いていないどころか、積極的に排除する傾向が存在する。実際にその方がエネルギーがリスクやエネルギーが少ないのは確かなので昔は頻繁に人間が不利益を及ぼす状況にある人間を排除する行為をしていて、いまだに少なからず行っている。そこからいじめについて考えてみるといじめにおいて悪いのは、社会的にはいじめられている側であるのが分かってくる。
　いじめというのは、集団で少数側を攻撃する行為であって、社会の集団生活が出来る側に立ってみると間違いなくいじめられている側に社会性や能力の劣勢が見られるように実際には感じられる場合が多いようである。これは統計データはない自分の目分量である。しかし、正当な考慮をしている場合はほとんどなく、自分がそこに居ると解決できる見込みなどないのが多数になっていて、最弱の弱者は自分の子供を含む乳幼児が大多数を占めている状況でその集団を社会とみなしたとするとその社会で最もやってはいけない事というのは正しい思考法と他者の境遇を考える事である可能性があるのだが、一番社会性が無くなってしまっている状況と言えなくもない。
　この悪要因が循環する状態を生まないのは悪くない行為である可能性があるが、この状態さえできないより悪い状況に持って行くのが人間の思わずやってしまう事の様に私は感じる。