メタルタトゥーの除去

　月曜日に歯医者に行って、メタルタトゥーを除去してもらった。メタルタトゥーというのは銀歯が溶け出して歯肉が変色する現象のことで、刺青してできるタトゥーとは現象としては似ているが自らが意図しない原因で発生する。治療が終わってから何をしていたか聞かされたのだが、やる前に聞かれたら即答で除去しないように頼んだと思われる。なぜなら、誰も自分の歯肉のタトゥーが入っていようが見物しないし、影響がないのならば歯肉を大きく除去するよりもほっておくのが痛くもなくて一番のように思われるからだ。
　メタルタトゥーを除去する理由は医者からみてタトゥーという響きが良くないからではないかと思ってしまうのだが、本当はどうなのかはわからない。除去は本人の希望による場合もあるかもしれないが、最初からその意味がわかっている人はほとんどいないように思われる。詳しく説明したらそうなることを知っていてやってしまったのかもしれない。
　前は知っていなかったが医者が病気の定義が広くて曖昧であることを利用して病気を作ることは過去の経験や文献からもないことではないようなので、なるべく医者の前に行かないよう歯磨きをしたり、よく寝たり、栄養のバランスに気をつけたりをしようと今は思っている。