Zen禅

心理学に基づく坐禅の研究-心の風景を眺め、流れていく気持ちの音を静かに聴く(英訳)

3次元立方体の筋肉3D cubical muscle

2021-07-06 | 姿勢

人の放つ気には気体拡散性がある。

The energy that peoples give off has gaseous diffusion.

 

最近、私は自分の体の筋肉が覚醒し始めたような感覚がある。

Recently, I have felt a body sensation that

my muscles began to awaken.

 

ということは、体の内筋を動かせる角度が広がったことで、

筋肉の次元が2次元から3次元に

グレードアップしたような感覚である。

This means the inner muscle mobile range has expanded,

and the angle gets wider,

making it feel like the body sensor grades up from 2D to 3D.

3次元は立方体を指す。

3D refers to a cube.

 

つまり、一本一本の筋肉繊維が

上下・前後・左右に動けて、

内旋と外旋の回旋がスムーズにやることができ、

伸び縮みも柔軟にできることである。

In other words, each muscle fiber can move smoothly,

upward and downward, backward and forward,

inward and outward, elastically stretch and contract.

 

その立体的に動ける筋肉を3次元的な筋肉機能に当てるなら、

普段使い慣れた筋肉の可動域は2次元になる。

The muscle function that can move cubically is three-dimensional

and within the usual range of mobility for daily life

becomes two-dimensional muscle.

 筋肉の可動域次が2次元から3次元に移ると、

ものの見方や考え方、受け方も変わる。

When the range of muscle mobility

shifts from two-dimensional to three-dimensional,

the way of looking, thinking, and reception are change.

 

というのは、人の動きを見て、

その動きの動作が始まった原点を推測できるようになることだ。

To say details, one will be able to guess

where the movement originated

and how it started when looking at the movement people make.

普段の生活範囲や仕事の範囲で使う筋肉は、

特に意識しなくても自動的に行える。

The muscle range we used to use for daily life and work

can be done automatically without any particular concentrating.

 

脳からの特別な司令も受けない。

It does take any specific command from the brain.

2次元筋肉は頭がやろうとしていることを補助する

助け役を果たすだけだ。

Two-dimensional muscles only associate

the head work with what it tries to do.

なので、脳からの司令も決まった神経回路を経由し、

何の特別な刺激も生じない。

Therefore, the command from the brain

automatically goes through to the neural circuit,

and there is no specific stimulus generated.

 

だが、3次元筋肉の立方体の中では、

1次元の線も2次元の面も曲がる。

However, in a cubical three-dimensional

both the line of one-dimensional

and the planes of two-dimensional muscles are bend.

つまり、体の中の空間が曲がる。

To say shortly, the space inside the body bends.

 

体の中の空間が曲がると

瞬発的な機動性が速度を増す。

When the space inside of the body bends,

the instantaneous momentum of mobility speeds up.

瞬時に作り出された機動性は

エネルギーを拡張、拡散させる。

The instantaneously created mobility

expands and diffuses the energy.

 

その増大されたエネルギーの勢いは、

物質が気体になり拡散していく過程に似ている。

The momentum of increased energy is similar to

the process of gas diffusion of a matter.

匂い物質の炭素結合数とイオン結合の違いにより

匂いと香りに変わるように、

人が放つエネルギーにも結合構造、反応速度によって、

放出されたエネルギーの性質が変わる。

As the difference in the number of carbon compounds and their ionic bonds,

it changes to odor or scent,

in the same way, the energy people give off

it is changed by the combined structure and the speed of response.

 

例えば、気の運動エネルギーがその人の内側に向いていると

内向的な性格の持ち主に見えるし、

外側に向くと外交的で社交的な性格を持っているように見える。

For example, when the kinetic energy of the mind is directed inwardly,

it appears to have an introverted personality,

and when it is directed outward,

it seems to have a diplomatic and sociable personality.

 

中に向いたエネルギーが外に放出できず、

何らかの障害で中に閉じ込まれてしまった場合、

その継続的な運動性が自らの体を攻撃してしまうケースがある。

If the energy is inward and unable to release outward,

it will be trapped inside due to having some obstacles,

some cases show that continuous mobility may attack its own body.  

 

また、そのエネルギーが内側で停滞してしまうと

うつ病や自虐傾向として表れるケースもある。

To add, when the energy is congested inside,

it turns to have a depression symptom

or to have the tendency of self-deprecation.

 

身体芸術は体のエネルギーを外へ外へと放出する共通点がある。

In physical art, the realm has in common that

the energy of the body sends outward and to the outside.  

動きが線になるか、

ウェブのようにらせん状か、

電波のように周波数を持つかによって、

その動きを見る人が受ける感じも変わる。

Depending on whether the mobility becomes a line,

a spiral-like wave,

or appears like radio frequency,

the feeling of audiences receiving will change.

 

3次元筋肉は運動性を最大限に高め

『身体の生物学限界の中で自由になる』

ことを証明している。

Three-dimensional muscles maximize mobility

and prove to be

“be free within the biological limits of the body.”

それら動的エネルギーが見る人の感じ方を動かせる。

Those dynamic energies can move the way the audiences feel.

 

動的エネルギーとは相反的に、

動きを最小限に維持する坐禅の坐り方では、

坐る姿勢を維持するために内筋を最大限に動かすことによって

静的なエネルギーを作り出すのだが...

On the contrary of the dynamic energy,

in the case of Zazen-meditation sitting form that

keeps mobility minimum,

maintaining the sitting posture has to use internal muscles

to maximize and create static energy...

 

 

 


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9 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (閑斉)
2021-07-06 17:26:48
気功というのを見たことがありますが、「気」だけで向かい合った人を飛ばしますね。
ドラゴンボールの世界では普通ですが・・。
眼に見えないエネルギーってあると思っていますが、オーラなんかとも関係あるんでしょうか。
返信する
振る舞い (榮 久)
2021-07-07 05:17:49
振舞

文では
Ludwi Wittgenstein を思い起こしました。

論理と日常の間で
命題に意義を与えるのは私たちの思念ではないのか
「考えるな・見よ」と。

でも
weblogで感じたのは
もはや
「先の先、見切る」達人の域に
 恐るるべきかな 桂蓮殿?
返信する
Unknown (閑斉さんへ)
2021-07-07 09:56:22
気だけで向かいの人を飛ばせるのは古武術のこと、ですかね。
物理的な気合い、つまり運動性を重力の任せて最大化する面では、実際観ていましたが、
念力だけでは、相手は動かせないと、科学的に思っています。

一時期、オーラに関して数えられないほどのビデオ観ましたが、なんだか納得いけるものが無かったでしたね。

オーラの効能は個人差によるので、関係があると思えば、それなりに効き目は心理的にあるでしょうね。
返信する
Unknown (榮久さんへ)
2021-07-07 10:17:00
Ludwig Josef Johann Wittgensteinは初耳でしたので、ウィキペディア検索したら
韓国のウィキ百科の方が長々と詳しかったので
読みながら、コメントも平行して書いています。

話がそれますが、
哲学を語るには韓国語がいいかなと思います。
不思議なことですが、
同じ、言語哲学、心理哲学、数学哲学を語るには
日本語だと堅くなりすぎるし、
英語だと軽くなってしまうので、
韓国語のような平ペタな、幼稚な表現が多い言語が哲学を分解するのに、適している、とウィキを読みながら思いましたね。

読んでみて、まあ、彼の言おうとしていたことは
私が言いたいことと同じ森の中にいるのかな、みたいな感じですね。

見切る、ことよりは、見えてしまう、といった変人領域ですかね。



といっても、私は哲学者を真に理解できないレベルなので、ウィキの要約だけで軽薄に感じるだけのことですけど。
返信する
Unknown (朱夏)
2021-07-07 10:17:30
今回も刺激的な文章をありがとうございます。
このブログを読んでから、私はインスピレーションに導かれて、ギエムの「ボレロ」の動画を見ました。
ギエムの古典があまり好みではなかったので、ボレロを真剣に見たのは初めてです。
結果は、圧倒されました。すばらしい。
鍛え上げられた肉体の放つエネルギー、言葉を必要としない魂そのもののパワーを、動画を通してさえ受け取ることができました。
私は「伝えよう」とするあまり、最近は行き詰まっていたのですが、それが必要のない行為であったことが分かりました。
これからレッスンです。肉体を鍛え、自在にコントロールすることを楽しみたいと思います。
意思と肉体が等しくなった時、自由になれると感じます。
今回も貴重な気づきをありがとう。あなたは洞察の達人ですよ!
返信する
Unknown (夏さんへ)
2021-07-07 13:39:32
Sylvie Guillemは知らなかったので
(私はロシアバレエ派なので)検索して観ました。
ボレロは個人的にヌレエフのボレロも
1分で限界だし、彼女のは夏さんに言われたから
頑張って3分観ました。
それから彼女の他のスワンとかジゼルとかを観ましたが、
まあ、私のスーパースタースベトラナーがかすれて
消えて行くのが見えました。
Sylvie Guillemに比べると
スベトラナーはロボットにみえましたね。
夏さんがコメントしなかったら
私はスベトラナーに支配されて、幸せに過ごせたのに、(泣き泣き)
でも、スベトラナーから自由になれた気がします。
ありがとうございます。
上には上がいて、その上にはまた上がいて、はあー
私は地面を這っているのにね。
練習、頑張っているのですね。
ファイトオー
返信する
哲学と言葉 愚痴も少し (榮 久)
2021-07-08 03:29:16
韓国語は哲学を語るに相応しい言語なのですか
残念ながら韓国語を学ぶ機会を逸しましたので
コメントできません悪しからず

私は常々
道元禅師、三浦 梅園、西田幾太郎、大森庄藏、等が
日本語で哲学を語った人だと考えています。

明治期の西周が翻訳した西欧哲学概念に長く影響を受け
哲学は漢字造語で難解に表現するもののようでしたし
また同時代より宗教・哲学は教科には無くて教育勅語が
「富国強兵」を国策として「上意下達」の徹底
先の敗戦までの77年間を顧みず現在に至っているようです。

また巷の噂では
とても民意とは思えない愚行「五輪」を
お上の御意向として開催しようと・・・しているとか。

Zoonosisは経済効率を求め土地の乱開発が源
未だにエボラウイルス、サーズ、マーズ等の治療薬は無く
更に動物由来の感染症は増えてゆくのでしょう。

なんだか愚痴っぽくなって
ごめんなさい

今回のコロナ感染症で
私たちが動物の一員であることを再確認し
生きてゆくのが億劫な昨今です。
返信する
Unknown (榮久さんへ)
2021-07-09 02:21:03
三浦 梅園、西田幾太郎、大森庄藏
上記の3人も分からなかったので(分からない人や思想が多すぎるので反省中)
これからひとつづつ確認していきます。
分からないままにしておくのは
それも辛いので、
知らなくて恥ずかしいよりはマシかなと。
>>>教育勅語が
「富国強兵」を国策として「上意下達」の徹底<<<
不思議かな、榮久さんのその文句
大学時代の時、先生が黒板で書いてたのとそっくり!
あの時の植民地支配下の歴史背景がある私に
響いてた言葉にできない不条理は今でも覚えています。
そうだったのか、それじゃ戦争も仕方なかったのか、と思えていた時に不甲斐なさ、虚しさなどが
一気によせてきましたね。

まあ、男女共学の大学だったら、男子の意見も聞けたはずでしたが、
あいにく、私は女子大ばかりでしたので
(女子短大、女子大)
植民地とかの話題や戦争関係の話は
まったく!で終わってしまいましたね。

ちなみにここはワクチンがほぼ9割以上済んでいるので、マスク無しのところが増えました。
昨日は定期検診の日でして
新しく変わった担当医と初対面でした。
前の医者はドイツ系の(名前から推測)若く元気な人でしたが、
今回の医者は黒人系の不健康そうに見える高年齢に見える人でした。
(担当医が変わる時に、人種を決めるアンケートがある)
人種によって、やり方とかタッチとか変わりますね。
コロナはぽっくり死ぬ人もいれば
回復できる人もいますね。
ですが、感染したことのある人は
少し怖いかな、
(夫の法律学校での友たちはコロナで結構死んでしまいました)
返信する
おじゃる丸 (閑斉)
2021-07-11 05:32:07
ひとつ掲載しました。
お時間あれば見てやってください。

https://blog.goo.ne.jp/m097531k
返信する

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