Zen禅

心理学に基づく坐禅の研究-心の風景を眺め、流れていく気持ちの音を静かに聴く(英訳)

時間に体を運ぶ

2023-11-28 | 生き方

365日で制限された2023年も

間もなく終わろうとしている。

新たな365日の2024年もすぐくる。

 

年を取ってみると一年の感じが

少しずつ短くなってくることに毎年驚く。

人は11月になると

今年やったことを振り向いて

焦ってくるように見える。

12月になると

今年やれなかったことを来年に託したりする。

 

私はやっと、今年やれなかったことは

来年もやれないと分かってきた。

いくら現実的な目標を設定しても、

目的地周辺でクルクル回ってしまいがちである。

 

毎年、年末的な反省、振り返ることを延々と反復しているが、

実際その反省が効いた試しが無い。

ここまで目的を全うしなくなると、

そもそも目的をどう設定したかが間違っていたかもと思えてくる。

 

人のこころはどこかに向いて動くように設計されている。

過去に囚われている人は

現在に生きていながら、過去を見て過去を感じる。

未来に逃げている人は

現在に生きていながら、未来を視て未来への期待を感じる。

過去に生きている人は

その過去から自由になることを期待するかもしれない。

未来に期待する人は、

自分が希求することが未来にあると思っているかもしれない。

 

体が現在にいるのに、こころが過去か未来に向いていると

自分がどこにいるか分からなくなる。

正しく目標を設定できることは、

未来のある時点に身体とこころの状態が

同時にいられるようにさせることである。

ある時刻に、望む体の状態が

望んだ現実に中にいると目標は達成されたと言える。

 

私が去年の11月末に思っていた

来年への11月末までの期待は、合っていない。

容易く設定したことは容易く失敗する。

容易く期待したことは容易く失望される。

 

来年の11月末に期待した状態に

自分の体の状態を一緒に運ぶこと、

それが来年への期待ではあるのだが。

 

 

補足など:

『ブログ友さん達へ』

去年掲げた目標を今月末まで達成させるために

結構忙しくいていましたが、

もう間に合わなくなって

反省兼ねて記事でアップしました。

私は自分がやったことしか書かないモットに軸しています。

よって、やれていないと書くことも無くなります。

記事アップできないことは、

やっていることが遅延しているか、

思う方向にいけていないことと同じ脈略です。

皆さんの今年の11月末は去年の11月末とどう違うのですか?

 

因みに、今回の記事の英語訳は

後でゆっくりつけていきますね。

記事アップを大部やっていなかったので

今回は和文だけ先に

(とりあえず)投稿しておきますね。

 

 

補足の追加

添付した写真は今年の春頃、

近所の公園にピニックに行った時

韓国風の海苔巻き(ギムバップ)を作って

食べる前に撮っておいたものです。

 

 

 

 

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自信感の背景Settings of confidence

2023-11-01 | 生き方

 

 

 

魅力的な人になる条件の一つに

自信感を持つことがある。

One of the conditions for being attractive

is to have confidence.

言い換えれば、自信感がある人は

魅力的に見えるということである。

In other words,

people who have confidence look attractive.

 

だが、私は自信感に溢れている人が

どうも好きになれない。

However, I don’t like fully confident people at any cost.

何故なら、その人が持つ自信感に根拠があるのか

どうかを見てしまうからである。

Because I tend to look at the confidence that

they have shown would have the basis to prove.

 

自信感に溢れている人を見ることは煩わしい。

It is annoying for me to see overly confident people.

その人がどんなに良くできるにせよ、

私とはなんの関係が無い。

No matter how those people are good at something,

it has nothing to do with me.

 

国を代表するオリンピック選手なら、

自信感そのものに見えることは当たり前だが、

日常の人間関係の中では

自信感はその人だけが持つ個人事にすぎない。

An Olympic player who represents one’s country

must show what confidence should be,

but in normal human relationships,

a confident feeling merely belongs in the individual.

 

自信感は極めて個人的な感情である。

Confidence is an extreme personal emotion.

自分があることを間違いなく遂行できる能力でもある。

It also indicates an ability to achieve without fail.

自分ができると信じる感じにすぎず、

バックアップが無くても誰でも持つことは可能である。

It is merely a feeling of believing

that would be able to do it,

and anyone can have the feeling even without backup.

 

そう信じることに根拠が無くても誰も判定しない。

Even though there is no basis

for such a belief, no one will judge.

だが、その自信の度合が行動に表れて、

人の期待にそぐわなかった場合は

自他共にがっかりすることになる。

However, when those confidences appear as an action,

and if it fails to meet expectations,

the person and others who witnessed will be disappointed.

 

自信感に溢れている人は人の感じ方も

操作しようとする傾向があるように見える。

The confident people looked like

they tried to manipulate how others should feel.

人の良し悪しの判断基準を

自分流に変えたがる心構えが

根底にあるからかもしれない。

Perhaps, in their underlying minds

would want to change people’s good or bad judgment favorably.

 

人の判断まで自分が握っていると

錯覚しているようにも見えたりする。

They seem to have illusional perceptions

that they can control people’s way of feeling.

要するに、何が自分の感じであって、

何が人の感じであるか区別できていない。

In short, they can’t classify what is their own feeling

or what feeling is to be other’s.

 

それらのズレをコントロールしないと、

根拠の無い自信感は

煩わしい態度として行動に表れる。

If the disparity is out of control,

the confidence loses basis,

and it appears a lousy attitude.

では、人を裏切らない自信感とは

どのような状態を指すのか。

Then, what components indicate

confidence that will not let others down?

 

絶対失敗しない確実性

The certainty that never fails.

絶対成功させる確信性

The conviction that absolute success.

条件に頼らない能力

The ability that never relies on conditions.

 

それら3つの基本が根底に

土台としてあると自信感は結果としてついてくる。

If someone has the 3-basis as the foundation,

confidence will come as a result.

自信感は探して持つことでなく、

ついてくる結果である。

Confidence is not something one looks to have;

it is a result that comes along.

 

自信感を持つために努力しても

自信感はついてきてくれない。

The confident mind will not come for you

even though you make efforts to have it.

何かができるようになるまで、

項目の能力が必要なら、

10項目をクリアして

次の段階に移行できる準備ができた時に

自信感は自然にきてくれる。

If we define there are 10 kinds of abilities

needed to accomplish something,

when all the optional 10s are cleared

and get ready to step up to the level,

the confidence will come naturally.

 

結果を急ぐ人に自信感は遅くくる。

Confidence comes late to those rushing for it.

過程を長く持つ人に自信感は早くくる。

Confidence comes quickly to those processing longer.

 

信じる、信じないことの裏の背景には、

その感じを裏つける事実の質と量があるのだろう。

Behind believing or unbelievable,

there will be quality and quantities of facts that

can back them up.

 

 

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