Zen禅

心理学に基づく坐禅の研究-心の風景を眺め、流れていく気持ちの音を静かに聴く(英訳)

人を読むReading people

2021-04-10 | 心理学習

褒め上手な人がいる。

Some people are good at complimenting.

なのに、褒め方が分からない人が割と多い。

Despite that, quite a lot of people do not yet know how to praise.

 

また、上辺だけ褒める人の褒め殺しは宛にならない。

Also, it would not be counted as a compliment

if someone just self-serving praised.

 

褒めることは『人のありのままを認めることだ』

亡き恩師が教えてくれた。

My late mentor taught me that

“Compliment is accepting as the way of the person is.”

 

人のありのままを認識することは

そう簡単におこなえるものでない。

Acknowledging with the way of how the person exactly is,

it is harder than citing easily.

なぜなら、そのありのままの状態が

どうであるかを知ることが簡単でないからだ。

Because it is not easy for people to know

what exact catastasis the person has.

 

私は人を読むことが好きだ。

I prefer reading people.

人の言っている話と体が発信する言語を照らし合わせ、

私流で解釈していく過程が、本より面白い。

The process of interpreting in my way

about what people spoke

while their body language is told,

is more interesting than reading a book.

 

多くの人は、自分が話す内容と体で言うことが一致しない。

What people are saying with their mouths and

while what the body language is telling,

they are not matched in many cases.

 

相手の中にいる自分自身と話ししているような

感じを受ける場合が多い。

It is like a monologue that

the person talks to others' reflected self

even though they talk with others.

相手の中に自分がどう映っているかを伺う人は

人を真っ直ぐに見ない。

The people who care more about how they would be looked to others,

they do not look straight at people.

 

だからか、相手が自分の期待した反応をしなくても

決まりきった態度を見せる。

Perhaps that is why they show patterned attitudes

even though others reacted in unexpected ways.

 

人を正しく褒めることは難しい。

Praising someone accurately is difficult.

人の正誤を裁かず、良し悪しを判定せず、

その人のありのままを認めるには、

その人を正しく読まなければならない。

Accepting the person as he or she is

should read the one correctly

and not be judged by wrong or right,

not be verdict as good or bad.

 

では、どうすれば人を正しく読めるだろうか。

Then, how can we read people correctly?

 

心理学の専門家の学術的な読み方は私には個人的に関心が無い。

Personally, I am not interested in

the academic analytic reading of psychologists.

自分がどの部類に入るかを確認できたからといって、

自分が変わるわけがないからだ。

Because acknowledge which category I belong to in personality

does not change me at all.

 

以下は我流の人の読み方である。

The following are my own ways of how to read people.

 

①自分が実際やったことをいっているのか、

 やりたいことを言っているのか。

  Whether they are saying what they actually did

  or things that they want to do?

 

②自分が体験で体得したことを言っているのか、

 他人が良いと思われることを言っているのか。

  Whether they are saying about the learning through their experiences

  or saying that to get good points from others.

 

③隠したいことがあるのか、

 隠しながら言っているのか。

   Whether they seem to have something want to hide,

  or they are saying with hiding something.

 

④人に良いと思われたい想定があるのか、無いのか。

   Whether they would have an assumption that

  wanted to be seen as a good person or not?

 

⑤事実に基づき話しているのか、

 無意識的に願望を話すのか。

   Whether they are talking based on facts

  or speak out their desires unconsciously.

 

⑥状況や場合に応じて話している内容が、

 体が発するサインと一致するのか。

  How the contents they are talking is matching with their body signal

 on the matter of situations and excuses?

 

⑦話す時に、相手に何の反応を期待しているのか。

   What kind of reactions they are expecting

  from others when they are talking?

 

⑧話したことで得られる結果を計算、

 または勘定をした上での話なのか。

   Whether they would have calculated already

  about the result of talking

  or accounted the benefits forehands?

 

⑨言っていることが本当にあったのか、

 あるはずのことなのか。

  Are they saying it really happened or it supposed to be?

 

⑩言ったことで得られることが誰に得になるのか、

 話す本人か相手か?

   Who can get the befit from the talking,

  the speaker, or the listener?

 

上記に挙げた⑩項目は私勝手な見方なので、

他の正当な理論とは違うかもしれない。

The above ten lists are just personal viewpoints,

so they might have differences from other legitimate theories.

だが、それらに着目して人の話を聴くと

相手の意図に巻かれることは減るかもしれない。

However, if you pay attention to those lists and listen to people’s stories,

it may make lesser involvement with people’s intentions.

 

人が見せていない陰の部分を読めるようになって、

やっとその人のありのままが見え始める。

As you become to read the shadows that people do not show,

you finally will be able to see how they really are.

 

人を読むには、人が見せたいままを見ることでない。

Reading people is not the lookout for what people want to show to you.

 

見せたくない部分も読み、

その人自身が見ることのできない死角になっている背後の部分まで

読み取ることである。

It is the reading of the part which people do not want to show,

it is the coping to read even the blind spot

which the own person cannot see behind.

 

その人が隠したい部分も読み、

隠したい気持ちを尊重してあげることが

『その人のありのままを認める』ことである。

Reading the part the person wants to hide

and respect the exact feelings that they want to hide,

that is “accept the person as it is”.

 

その人が見せたいことが何なのかを読み、

見せたいことを認める、

それが『ありのまま』を認識することである。

Reading what the person wants to show

and admit what they want to show to you

is exactly recognizing “as is”.

 

それらは理解力でない、

その人の本質が何なのかを知ろうとする心の動き、

つまり積極的な関与なのである。

It is not comprehension,

it is mental kinetic energy to know what the true nature is,

that is the constructive involvement with others.

 

 

 


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70 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ピエリナ)
2021-04-10 09:52:50
おはようございます🤗

英語と日本語の両方で書かれていますので、その面でもとてもお勉強になり、更新を楽しみにしています❣️
返信する
Unknown (risukurumi48)
2021-04-10 10:43:47
リコです‼️
ピエリナさんもこのブログのファンですね
リコも今、病院の点滴待ち合いで見ています
返信する
Unknown (桂蓮)
2021-04-10 13:04:52
ピエリナさん、激励のコメントありがとうございます。

英文と和文を同時に載せるのは、
英語の勉強をする時、対訳のほうが無意識的に学習しやすいからです。



リコさん、ピエリナさんとお知り合いですね。

無事に検査が終わることを祈っています。
うちの夫も難聴です。
だから電話では音量を最大限にするので、
私が耳が痛くなって、ヘッドホンをつけないと
鼓膜が破れそうなほど大きいです。
とにかく回復を祈るばかりです。
返信する
Unknown (ピエリナ)
2021-04-10 15:18:41
こんにちは〜🤗

まあ、リコさん❤️

もう4時間前ですから、点滴、終わられていますね❓

禅と英文に惹かれて読ませて頂いているんですよ。
リコさんもだったのですね〜💕
返信する
褒める or 誉める (榮久)
2021-04-11 08:11:30
日本語のホメコトバ使い方は複雑

ご承知のように
仏語では
『très bien』が
食べ物、物にも、人の行為にも・・・と。
年代性別関係なく使え便利な言葉ですよね

考えると
猫が居たときは ほめて言葉も
使っていましたが
周りに幼子はいなく
褒め言葉とは日常無縁のようにも

P.S
毎回表題と
添えられるイラスト、写真は良く選別工夫されて
素敵な編集力をお持ちだと感心しています
très bien, merci 榮
返信する
ジョーティカ著「自由への道、144/273」 (Unknown)
2021-04-11 12:11:40
常に間違ったことを探したりはしないでください。
これはとても大切なこと。それを見ることができた時、あなたはわかる。
どんなことであれ、腹を立てる価値のあるものなど全くない。
たぶん誰かは本当に間違っていて、本当に悪いのでしょう。
しかし、そのことで自分を不幸にする意味はあるでしょうか。
返信する
Unknown (Unknown)
2021-04-11 12:26:14
訂正『自由への旅』
http://myanmarbuddhism.info/wp-content/uploads/sites/2/2013/09/amapofthejourney.pdf
返信する
Unknown (ZIP)
2021-04-11 13:42:09
わざわざ読むに値するほど他人の心理というものにそれほど一貫性があるわけではないでしょう。
オペラント次第だと言ってしまえば確かにそれまでなんですが、大抵の事はそれで片がつくように思えます。
返信する
栄久さんへ (très bien)
2021-04-11 18:13:42
分かる人は分かるのですね。
編集のために費やす時間!

昔、塾をやってた時
塾新聞を発刊してました。
その時の編集のキャリアですかね。

そおですね。
栄久さんのように世間と隔離(?)された環境だと
褒めることとか褒められることとかも
縁が無い、でしょうね。

今回の記事内容は全く想定していなかった題でして、
なぜ書いたかもはっきりわけがわからないです。
本当は他の題名で書いていたら
内容がこうなったので、
題名を内容に合わせて変えました。

書くのって、想定外のほうが多いですね。
想定して書くと
大概、書き放しになって
投稿せずにポイされる場合が多いです。

英文は夫が、4行目が意味不明とか文句をつけてきたので、
投稿してから訂正しました。
今回の英文は難易度高かったでしたね。
でも、確実に訳すスピードが早くなりました。
今回のは1時間くらいで訳したので、
あと、もう少しで
翻訳の仕事を始めようかと兆しが見えました。

自分が想定した能力の7割に近づいた感じです。
9割になったら
本格的に、自分が宣言した仕事に専念する予定でいます。

その時は栄久さんにお世話に(本格的に)なりますよ!
返信する
ZIPさんへ (オペランドで片付く)
2021-04-11 18:22:27
人の心理は、一貫性は無いようでありますよーね。
ZIPさんの一貫性
①短縮化
②省略
③主語述語の四捨五入か切り捨て
④必ずその他を用いる
⑤ZIPさん自身の感情は省く

まあ、その他もろもろありますが、
簡単に簡略して5項目だけ挙げてみましたん。
返信する

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