Zen禅

心理学に基づく坐禅の研究-心の風景を眺め、流れていく気持ちの音を静かに聴く(英訳)

ストレスと禅Stress & Meditation

2022-04-01 | 心理学習

 

 

 

 

 

ストレスは悪者か?

Is stress notorious?

無くすべき厄介な不要なものか?

Is it an annoying or unnecessary thing

that we should remove?

 

50の中半になってみると

ストレスのありがたみをつくづく感じる。

I reached half of my age in the ’50s

and relearned intently the value of stress.

思えば、ストレスが無かったら

今や精神疾患を患っているかもしれない。

To think of it, if I were not stressed,

I might have been suffering from a psychiatric disorder.

 

ストレスは外界からの刺激が圧迫して

生じる心的歪みの一種である。

Stress is a type of mental distortion

caused by pressure from the outside.

よく丸いボールに重さが乗っかり

形が潰れてボールが減こむことに例えられる。

It is compared with the shape of a ball

that is dented due to getting some weights on it.

 

だが、もし私がなんのストレスな心的圧迫無く、

あるがままの状態をずっと維持していたら、

鈍感なバカになって考え方も頑固になっているかもしれない。

If I had neither stress nor mental pressures at all

and I stayed as I was,

I might be an insensitive idiot and think stubbornly.

 

私はストレスが自力で扱えないほど

荷重だったから心理学を学び、

心理学理論がストレスを扱え切れなかっから

坐禅を始めた。

I learned psychology because the stress was

overwhelmingly heavy to cope with my own,

and when the psychological theories could not cover stress,

I started to do the meditation of Zazen.

 

坐禅が扱えないストレスがあれば、

また他の方法を探すつもりでいるが、

今のところ、坐禅で足りている。

If there comes stress that

the meditational Zazen cannot work for it,

I will look for another way but for now,

but I am sufficient with it.

 

 

去年バレエのクラスで、

日本から夫の赴任でアメリカ暮らしをしていた

クラスメート友たちになった。

Last year, in a ballet class I made a Japanese friend

who lived in the United States temporarily

due to her husband’s relocation work.

一緒にクラスを受け、ランチをして、

あっちこっち買い物に出かけたりした。

We took classes together, had lunches,

and went shopping here and there.

 

何より、日本語も英語も両方通じたから

会話を倍々楽しめた。

Above all those,

I could make multiple

enjoyment of conversations with her

both in English and Japanese.

だが、先週彼女の夫の会社の人事異動により、

日本に帰国してしまった。

But she had to return to Japan weeks ago

due to her husband's company staff reassignment.

 

彼女から日本に帰る前に、

残っていた食料品や日常品を譲ってもらった。

Before she returned to Japan,

she gave me away the left groceries and some daily utilities.

その中に、彼女がずっと育っていた植物が2つあった。

Among them, there were two plants that

she had been growing all the time.

ジャムの瓶に入っている観葉植物をあげながら、

彼女はそれらをどうしても捨てられなかったと言った。

When she gave me two decorative plants

which were in the jam bottle

said that she could not throw them away.

 

容器を入れ替えるためにそれらを取り出してみたら、

根っ子が弱って衰弱していた。

To replace the containers I took them out of the jars

and saw their roots were weakened and debilitated.

過剰保護されて育てられ、

生きる気力が弱っていたのだ。

They were overprotected

and the energy to live was also weakened.

 

要するに、その植物は

持てるべきストレスが持てなかったのである。

In short, the plants could not have the stress

that they should have.

植物には生きるのにストレスが要る、

例えば水分や栄養分が十分で無いから

それらを探すため根っ子を張る。

Plants need stress to live, for example,

when they don’t have enough water and nutrients,

so they can root out to find water and nutrients.

日の上り沈みがあるから光合成ができる。

They can do photosynthesis because the sun rises and down.

日光を追って葉っぱの位置を変える。

They change the angle of leaves following the sunlight.

 

それらの適応過程全てが

その植物の生きる本能を強くしてくれる。

All the adaptation progress

strengthening surviving instinct of the plants.

だが、植物が必要とするストレス以上の負荷があると

その植物は生きることができない。

But if there are extra stresses than the plant needs,

it cannot survive.

ストレスの加減が生きる、

生きられない堺になる。

The addition and subtraction make it borderline

to live or die.

 

昨日、その植物の表面が乾き始めたから

水を与えるかどうかを確認するため根っ子を見てみた。

Yesterday, to make sure

whether I should give water or not,

I looked at the toots because their surface was dried.

なんと、数週間のうちに

根っ子が増えて生きる体制になっていた。

How surprisingly it was,

the roots are increased,

and the viral system is building up.

 

その植物は、そうだ生きよう!

決めたようであった。

That plant looked like it determined that

“This is it, let us live”.

根っ子から感動されるとは夢にも思わなかった。

I never imagined that

I probably would be impressed by a root.

 

 

最近、取り組んでいるプロジェクトがある。

During these months,

I have been working on my own project.

6月までに完成させる予定であるが、

20%の出来具合で、心的負担が増しつつある。

It is scheduled to be completed by June,

but only 20% went through so far

and it makes a stressful burden on my mind.

 

自ら作ったストレスであるが、

その圧迫感は今のところ、何とか汲めてはいる。

I made the stress by myself,

but I have been managed somehow

on the feeling of oppression.

 

皮肉にも、圧迫が無いと、

ボールが元に戻ろうとする運動性も無くなる。

Ironically, without the oppressive pressure,

there will not be motility of the ball

to back to be the original form.

 

形が歪む、だから元の形に戻ろうとする運動性が生じる。

The form is distorted so it causes motility

to return to the original form.

加わる圧迫に抵抗が生じ、

相合対比の戦いになる。

As the resistance to the added pressure is caused,

the battle of mutual contrast gets to start.

 

圧迫が勝ち、潰れた状態のままになるか、

或いは圧迫に抵抗した反力が強く圧迫に勝つか。

Whether the compression wins and stays denting

or the reaction force that resists the compression

be strong to win over it.

 

いずれにしても、その反力が生きる実感を与える。

In any case, the resistance force

will give us the actual feeling of living.

 

その戦いを静かにさせるのが

坐禅なのではあるが...

Although it is the Zazen meditation

that can make the battle silent...

 

 

 

 

 


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13 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (クリン)
2022-04-01 07:07:41
あたらしいプロジェクト✨たいへんそうですが、がんばってくださいね🍀🍀✨✨・・植物もけなげに生きてますし✨クリンも応えんしておりますので🐻⤴✨
返信する
Unknown (uparin)
2022-04-01 08:42:17
読みながら自分の子育てを反省しました。
衰弱した根っこも、育て方を変えれば活力を取り戻し、また生きようとしてくれるのですね。根が腐ってしまったら取り返しがつかないですね。
生きている限り希望を捨てずにいようと思います。
返信する
Unknown (yozanema-126)
2022-04-01 20:11:20
こんばんは。
今抱えているストレスが
なくなればどんなに良いだろうと常々思っていますが、
そのストレスが私を成長させたのも事実、でも、
ストレスと感じてしまう気持ちをなんとかしたくて
カウンセラーになるための
講座を受けたりしましたが
見当違いでした。
坐禅。
植物のお話。
とても考えさせられました。
ありがとうございます。
返信する
ご無沙汰しました (榮 久)
2022-04-02 06:41:53
昨夜帰宅しました。

お仲間の会社が受けた
某企業のシステム再構築に携わっていました
東京起点に私は地方支店、営業所等の
システム通信の調整などで
各地の桜舞うのを愛でながらの旅でした。

ストレスとは無縁のような生活で
桂蓮さんには申し訳ないような?

でも戦禍の北欧を逃げ惑う人々を思えば
まだ我慢も出来ます、と思うのです。

数千年人類は争いを繰り返し未だに続く殺戮
何故なのでしょうか

今朝は快晴、気温8℃ 昼間は18℃の予報です。

写真に見える
窓越しの景色は春霞のようにも
そちらの春は未だでしょうか?
返信する
Unknown (閑斉)
2022-04-02 15:06:30
証明はできませんが、ストレスがないと生きていけない気がします。
ストレスにも良いのと悪いのがあるのではないでしょうか。
返信する
Unknown (クリンさんへ)
2022-04-03 08:06:20
ブログセレブからコメントもらって嬉しいです。
最近は電子冊子ばかりなので、クリンさんの本の紹介記事参考になっています。
しかも応援、力強くなりますね。
ありがとうございます。
返信する
Unknown (桂蓮(ウパリンさんへ))
2022-04-03 08:15:53
Uparinさんへ
根っ子が腐った、この場合はどうしたらいいか、と
先日コメントを読んで、考えてきましたが、
植物の場合は腐った根っ子は、根も葉もない?ことになりますが、
人間の場合、腐った部分だけ切り取れば
また新しい根が張れますよね。
でも、腐ってしまった本人は腐ったことが分からず、
必ず、根っ子を観察した人でしか見えないですよね。
腐ったことが分かっても
本人はそれでよいのであれば、
腐ったまま生きられるし、
人間、その面植物よりいいのやらわるいのやら。

ウパリンさんのブログ記事、読むとずっと読んじゃいますよね。
コメントありがたく受け取りました。
返信する
Unknown (桂蓮(Yozanemaさんへ))
2022-04-03 08:27:20
無くなってほしいストレスがある時は
願う時は絶対に無くならない、鉄則みたいなことがありますよね。
私はストレス塗れ、ストレスの塊でしたから
ヨザネマさんの経歴?が身に沁みてきます。
カンウンセラー目指してましたしね。
心理学を専攻してその大学院にいくための研究生過程で、
実の姉が強盗から死ぬ寸前まで刺され
心理学なんぞ何もならないと挫折してしまいましたね。
姉にそのことが無かったら
大学院行って
そのまま心理士過程を進んだかもしれません。


ヨザネマさんのブログを読むと
親族の介護大変そうですね。
似たような経験が結構あるから同感しながら
読んでいます。

ヨット、頑張ってください。
ところでハムストリングスの訓練は続けているのかしら。
返信する
Unknown (桂蓮(榮久さんへ))
2022-04-03 08:44:20
久しぶりに榮久さんのコメントもらえてハッピーです。
いつ帰るのかなーと待っていました。

写真はキッチンの窓からで
裏庭ですが、まだまだ冬ぽいです。
今日、バレエや買い物に出かけたら
景色が、もうすぐ春だ、みたいな感じでした。
ここはまだ寒いから
コートとマフラです。
普通は足まで長いコート(ほぼ布団みたいな)着てましたけど、
今日はお尻若干までくるコート着てました。


私も、今やストレスは自分が作らないと
他人からは受けづらい環境ですが、
この前、自分が他人にやったことで
(良かれとおもってやったのが迷惑になったケース)
ものすごく辛い思いをしたので、
新たな気合で書いてみました。
この記事以外に3個ほど書いておいたのでしたが、
どれもアップする気にならず、
でも、記事にも書いたように
根っ子を見た時に、
これにしようと思って
数時間で書き上げ通訳も短時間でできましたね。

それとまあー
バレエの先生がロシア人なので
事情を直接聞いているのもあって
あまり言えなくなりました。
YouTubeでの本当に好きなロシアバレエが消えていっているので、
本当に辛いです。
ロシアバレエの公演もキャンセルされ、
特に、ここアメリカはロシアを敵国にしているので、
もう、私に何もロシアについては何も聞かないで、という感じです。

その殺戮のこと
公には意見言えないので、
いつか、言える時がきたらその時に。
返信する
Unknown (桂蓮(閑斉さまへ))
2022-04-03 08:50:56
良いストレスと悪いストレス、
心理学を学んでいた時、それを研究していた先生がいました。
うちら、その実験対象になって
いつも質問紙に答えなければならなく、
またか?という感じでしたね。
良い悪い、哲学の分野になってしまうので、
まあ、個人差ですよね。
コメント、ありがとうございます。
短いでど、いつも的を得ているので、考え扨せられます。
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