すでにある詩文の表現や着想を取り入れながら自分なりの工夫を加えて新しい作品にすることを、漢字4文字で何というでしょう?
・換骨奪胎
・同工異曲
・毀誉褒貶
・鳥兎忽忽
→ 換骨奪胎
「かんこつだったい」と読みます。骨を取り換え子宮を奪い取って自分のものとして使う、という意味です。本来は単なる模倣や二番煎じのものには使われない言葉です。
換骨奪胎(かんこつ‐だったい):
《骨を取り換え、胎(こぶくろ)を取ってわが物として使う意》先人の詩や文章などの着想・形式などを借用し、新味を加えて独自の作品にすること。
同工異曲どうこう-いきょく:
音楽や詩文などで、その技量が同じでも味わいや趣がまちまちであること。転じて、見た目は異なるが、内容は似たり寄ったりであること。▽「工」は巧みさ・技量。「異曲同工いきょくどうこう」ともいう。
毀誉褒貶(きよ-ほうへん):
ほめることと、そしること。人をほめたり悪口を言ったりすること。
鳥兎忽忽(うと-そうそう)」
月日が流れるのは早いということ。「烏兎」は、中国では、太陽には金烏(きんう)という三本足の烏が棲み、月には玉兎(ぎょくと)という兎が棲むと考えたことから、太陽と月の意。転じて、歳月のこと。 「匆匆」は「忽忽」とも書くが、急ぐさま、慌ただしいさまを表す。