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著作権侵害を恐れた経営学の本は、恐るべき

2013-11-15 | 勉強

10月から半年間、経営について学んでいる。

ある学校の大学生が使っているテキストを使っている。

このテキストから、学んだことは、次の2点。

1.いくつかの大学の教授が各章を書いている。

→ この本を購入するのは、その先生がいる大学生が主体。

一つの大学だけだと、学生数が限られ、売り上げも限られるが、いろいろな大学生に売れれば、発行部数としては伸びる。印税は、教授の数が増えれば、一人当たりの受け取りは一人で書いた場合の印税と同じか、または少なくなるが、この教授たちは、実入りより、発行部数の名誉を取ったと考える。この手法は、著者にとっては、大変名誉なことで、良い取り組み方法と思った。

2.書かれている内容が、酷い。

この教授たちには、著作権侵害を恐れているあまり、訳の分からない本になっている。恐るべきこと。

つまり、当初発表したxx教授のxx理論と言えば済むものを、日本語で長々と記載しているので、何を言いたいのかが、分からない。

マーケティングの理論は、その殆どが、アメリカの教授の理論。

著作権の期限の50年は来ていないが、誰もが知っている理論。

引用を明記すれば、良いのを、著作権侵害を恐れ、表になっているものを、表にしないで、日本語で書いており、何をを言いたいのかが分からない。

この本には、パクリを恐れて日本語でごまかしている部分は、本当はxx教授のXX理論ですよと解説するアンチョコが必要だ。

このテキストを無理やり買わされ、授業を受けている学生は、かわいそう。

もっと、まともな本が多くある。

これ程、酷い本もない。恐るべき。

まあ、こんな本を選択した学校に行っているのだから、授業の程度も知れている。

 

このテキストと関係ないが、一般の言葉を言い換えて、自分の理論のように話をする講師がいる。

具体的には、差別化を差異化と読み替えている。

差異化とは、名詞「差異」に、接尾辞「化」がついたもの。

さい【差異】[名]

ちがい。へだたり。
「予算と実績との―」「両者の意見には大きな―は認められない」

さべつか【差別化】
[名](スル)
一方を高く、一方を低く取り扱うこと。「貧富による―が目立つ」
同類の他のものと違いを際立たせること。「他社とは提供するサービスで―をはかる」
 
 
つまり、差別化には、違いを際立たせるとあり、差異化とは意味が異なる。
 
この講師は、他の人との差別化をしたくて、「差異化」を使っているが、日本語としても、マーケティング理論からしても、可笑しい。
 
言葉を少し変えたら、世間一般では通用しないし、それ自体は理論でもない。
 
英語の訳を変えた程度の話。
 
差別化は、ビジネスの世界では、一般常識になっている。
 
差異化とするならば、差異化は差別化とどう違うかの説明が必要である。
 
それについては、説明がない。こちらも、突っ込みはしない。
 
言葉を作りたければ、自分の理論を作るべきあるが、そこまでの能力はない。

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