このタイトルの「大」に続く、「紐育」は、読めますか。
紐育は、N.Y.。つまり、ニューヨーク。
古めかしいタイトルであるが、1949年に映画化 されたミュージカル。
英語の「ON THE TOWN」では、伝わらない。
昔の映画は、日本語で、内容が伝わり易いタイトルをつけていた。
学生時代に観た映画であるが、最近DVDで見直した。
今見ると、昔のNYを見学している感じ。
会話されている内容をWebで調べていたら、間違いを発見した。
フランク・シナトラが、お爺ちゃんからもらった1905年発行のNYガイドブックから、見学したい場所を、女性タクシー・ドライバーに語るシーン。
ウールワース・タワー(The Woolworth tower)を、NY(世界)で一番高いビルと言っている。これは、正しい。
Wikipediaで調べてみると、1910年に設計会社に依頼、1913年4月に完成。
しかし、1905年発行のガイドに、このビルが掲載されることは有り得ないとなる。
1913年から1930年までの間、世界で一番高いビルで、1931年以降は、もちろん、エンパイア・ステート・ビル。
このミュージカルの脚本家は、詳細な事実を知らなかったようだ。
このミュージカルが上演されたのが1944年。
映画は、1949年。
間違い探しも面白い。
学生時代に見た時、リッツと発言していたが、なんのことかわからなかっただろう。
リッツ・カールトン・ホテル。
この手の言葉が多くあった。
字幕を見ても分からない言葉も多かった。
・ヒッポドローム(The Hippodrome)、フロロドラ・ガール(The flora-dora girl)のショー、ワナメイカー(Wanamaker's Store:百貨店)、リンディ(Lindy's)の店、Cloisters(美術館)、Gimbels(百貨店)・・・・。
<英語で調べたら、分かった。>
休題:
1931年から世界一に高いビルは、エンパイア・ステートビル(102階、381M)。
映画の題材になる建物。
ケイリー・グラントとデボラカーの「めぐり逢い」(原題AN AFFAIR TO REMEMBER、1957年)
一年後、二人が待ち合わせる場所が、エンパイアステートビルの屋上。
もっと古くは、キングコング(1933年)。
キングコングが。美女アンを片手に持ってエンパイア・ステート・ビルに上り、戦闘機と戦う姿を思い出す。
高いビルで忘れていけないのは、1972年から2001年9月11日までは、ワールド・トレード・センターが一位。
今のNYの高層ビルの順位はここを参照:
なお、日本の一番は、来年4月開業する「あべのハルカス」で、300M。
日本の高層ビルの順位は、ここを参照: