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隣国、中国

2015-11-12 | 政治

中国の対応には、興味が湧く。

そんな中、「習近平の中国」の講演会があった。

スピーカーは、元駐中国特命全権大使だった、宮本雄二さんです。

講演内容は、省略しますが、Q&Aに答えた回答が印象に残った。

・中国には、将来の戦略がない。

 → 中国をどのような社会にするのかのビジョンがない。

    あるのは、GDPの目標だけである。

・中国の軍事費はGDPの2%であるが、米国の軍事費は、GDPの4%。

 (日本の防衛費は、GDPの5%以内であるが、7-8年前に中国に抜かれている)

 米国のGDPは、中国のGDPの約2倍あるので、米国の軍事費は、中国の軍事費の約7倍の予算である。

 いつまでたっても、追いつかない。

 → 中国は、軍事費を増やしてどうしたいのか?

       その先の国づくりが分からない。

 

私の感想:

中国への対応には、短期的な対応でなく、長期的にどう捉えるかを考える必要があると感じた。

13億人を政治的に治めるのは、並大抵なことではない。

人口減少、老人人口比率増加、自治問題、経済成長率減少、ナショナリズム、民主化等、解決しなくてはならない問題が多い。

新聞等のメディア情報では分からない観点で、気づきが多かった。

久しぶりに、「大変良かった」と評価できる講演でした。