去年の年頭のご挨拶は、次のようでした・・・・
「地域の時代の幕開けです。2年続けて社会的挫折を味わった年末でした。」行政が「国家あっての国民」「大企業の経済グローバル化あっての国民生活」が推し進められ、かたや国が公助から共助・自助の号令は日増しに高まり、ついに地方創世とか言いつつ、「頑張る自治体に地方交付税」を増やすという競争を押し付け始めました。
三年続けての挫折はさすがに味わいませんでした。社会に対する危機感性が鈍化したというよりは、嘆いてばかりでは社会は変わらないとの思いが切実にあります。
北海道NPOバンクの資金は市民事業、いわゆる社会起業・企業化に用いられています。決して大きな仕組みではありませんが、地域社会が活力するような使われ方を目指しています。私達NPOは「新しい共助型社会を創る」市民社会企業セクターだと胸を張って事業展開を目指してゆきたいと思います。そのためには企業や行政セクターに新規事業や協働を求めるプロジェクトを数多く提案するチカラをつけてゆく必要があるでしょう。
そのためには、「このままではだめだ」となんとなく不安を持っている多くの人びとにもっとアプローチする工夫が必要です。社会科学者や心理学者、マーケティングの専門家も参画してもらえるような事業を起こしてゆきたいものです。社会が混沌(カオス)状態になればなるほど、私達NPOセクターの出番もある意味わかりやすく表出されます。
それをチャンスとしてバネにすべく2015年を過ごしてゆきたいと思います。会員、理事の皆さま、関係諸氏の今後とものご指導ご鞭撻、そして、ご協力をお願い申し上げます。
北海道NPOバンク事業組合 理事長 高木晴光
「地域の時代の幕開けです。2年続けて社会的挫折を味わった年末でした。」行政が「国家あっての国民」「大企業の経済グローバル化あっての国民生活」が推し進められ、かたや国が公助から共助・自助の号令は日増しに高まり、ついに地方創世とか言いつつ、「頑張る自治体に地方交付税」を増やすという競争を押し付け始めました。
三年続けての挫折はさすがに味わいませんでした。社会に対する危機感性が鈍化したというよりは、嘆いてばかりでは社会は変わらないとの思いが切実にあります。
北海道NPOバンクの資金は市民事業、いわゆる社会起業・企業化に用いられています。決して大きな仕組みではありませんが、地域社会が活力するような使われ方を目指しています。私達NPOは「新しい共助型社会を創る」市民社会企業セクターだと胸を張って事業展開を目指してゆきたいと思います。そのためには企業や行政セクターに新規事業や協働を求めるプロジェクトを数多く提案するチカラをつけてゆく必要があるでしょう。
そのためには、「このままではだめだ」となんとなく不安を持っている多くの人びとにもっとアプローチする工夫が必要です。社会科学者や心理学者、マーケティングの専門家も参画してもらえるような事業を起こしてゆきたいものです。社会が混沌(カオス)状態になればなるほど、私達NPOセクターの出番もある意味わかりやすく表出されます。
それをチャンスとしてバネにすべく2015年を過ごしてゆきたいと思います。会員、理事の皆さま、関係諸氏の今後とものご指導ご鞭撻、そして、ご協力をお願い申し上げます。
北海道NPOバンク事業組合 理事長 高木晴光